ヴェネチアの2日目は、朝早くから電車とバスを乗り継いでアクイレイアという町とウーディネに行ってきました。
アクイレイアには世界遺産に登録された大聖堂があります。6世紀半ばに総大司教座が置かれた大聖堂は、
18世紀半ばまで総大司教の聖堂として絶大な勢力を誇ったのでそうです。
内部の床は一面モザイクで埋め尽くされています。緻密なモザイクを保護するためにガラス張りの通路が設けられています。
クリプタも2つ残されています。祭壇右手から入るクリプタには12世紀のフレスコ画がびっしりと書き込まれています。
一方入口左手のクリプタは、古代ローマ時代の遺跡の一部に素朴なモザイク画が見られました。
アクイレイアからバスで最寄りのイタリア国鉄駅まで戻って、ウーディネへと移動します。
一番の見どころはリベルタ広場に面して建つサン・ジョヴァンニの柱廊です。この柱廊の左手には門があり、
そこから美しい柱廊がカステッロのある丘の上へと続いています。
カステッロは現在では5つの博物館、美術館となっていますが残念ながら写真撮影禁止でした。こっそり監視カメラの死角から撮ったカラヴァッジョです。
ウーディネのドゥオーモは14世紀にゴシック様式で建てられ、15世紀になって八角形の鐘楼が追加されたのでそうです。
内部は3廊式、その両側面には礼拝堂が並んでいます。ティエポロの作品が数多く残ることでも有名です。