ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

ナイト・オブ・ザ・スカイ

2006年07月31日 | 映画(な行)
(原題:LES CHEVALIERS DU CIEL)
【2005年・フランス】DVDで鑑賞(★★★★☆)


30年ほど前にフランスで絶大な人気を誇っていたコミック「Tanguy La Verdure」。
東西の冷戦が続き、緊張状態にあったヨーロッパの空の平和を護る一翼を担っていたフランス空軍の活躍と、スケールの大きな国際謀略を描いた作品。
物語の背景を現代に移して、映像化されたスカイ・アクション映画。

イギリスで行なわれた航空ショーに参加したフランス空軍の戦闘機ミラージュ2000が、何者かに強奪されてしまう。スクランブル対応に出たアントワーヌ・マルシェリ大尉(ブノワ・マジメル)とセバスチャン・ヴァロワ大尉(クロヴィス・コルニアック)の2機が間もなく問題のミラージュを発見。世界有数のジェット戦闘機の強奪を未然に防ぐため、戦闘体勢に入るマルシェリとヴェロワ。壮絶なドッグ・ファイトの末、マルシェリはやむを得ず敵機を撃墜する。2人は国際的な謀略を防いだヒーローとなるはずだった。しかし、彼らを待っていたのは、パリの空軍最高司令部からの叱責だった。先日の事件は、防空体制の抜き打ちチェックのために特殊任務部隊(SMS)が計画したものだった。マルシェリとヴェロワは通常任務から外され、新兵の訓練という閑職に追いやられてしまう。そんな最中、交換プログラムでやってきた女性パイロットの中に、かつての恋人だったエステル・キャス(アリス・タグリオーニ)がいた。キャスは、模擬戦闘でヴェロワのバックをこともなげに取ってしまうほど、優秀なパイロットに成長していた。知らず知らずのうちに、巨大な陰謀に巻き込まれていくマルシェリとヴェロワ。やがてSMSから2人にある提案が持ち込まれる。中東の某国から、アメリカのF16とミラージュ2000のいずれかを購入するというオファーがあり、その決定を司る非公認の競争に参加するというモノだった…。



新谷かおるの「エリア88」や「ファントム無頼」を読んで育ったともやは、戦闘機が大好き。
フランス空軍全面協力の下、同軍主力戦闘機ミラージュ2000に最大4台のカメラを持ち込み実写撮影を敢行し、デジタル処理を極力排した飛行シーンは圧巻の一言。









本物のミラージュ2000を使ったドッグファイトは、「エネミー・ライン」や「ステルス」を上回る臨場感。
ダッソー社のミラージュ2000という機体は、あまり馴染みのない戦闘機でしたが、1984年から20年以上に渡ってフランス空軍の主力戦闘機の座を守り続けている名機なんですね。







とにかく飛行機が好きなジェラール・ピレス監督のこだわりが随所に見られる作品。
パイロットの格好良さとかも心得てます。



彼らを巻き込んだ謀略は、やがてサミットを狙ったテロ行為へと発展していくのだが、その辺の下りが意外とアッサリと流されてしまい、ちょっと中途半端な感じ。
ラストに向けての緊迫感がもっとしっかりしていれば、もの凄い名作になっていたかも?

ミラージュ2000の飛行シーンが見られるなら、何回でも鑑賞したい作品です。



ヒロインではないけれど、エステル・キャス役のアリス・タグリオーニが意外と気に入りました。

監督はジェラール・ピレス。


ナイト・オブ・ザ・スカイ

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは! (猫姫少佐現品限り)
2006-08-01 19:38:52
これはあたしも、しびれました、、、
本物 (ともや)
2006-08-02 02:41:52
こんばんは、猫姫少佐現品限りさま♪

>これはあたしも、しびれました、、、

本物の迫力に敵うモノはありません。

これ何回観ても飽きないよ!

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