ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

2009年02月26日 | 映画(な行)
(原題:KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR)
【1997年・ドイツ】TVで鑑賞(★★★★★)


ボブ・ディランが1973年に発表した『KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR』にインスパイアされて作られたアクション・ロード・ムービー。

落ちこぼれのギャングであるヘンク(ティエリー・ファン・ヴェルフェーケ)とアブドゥル(モーリッツ・ブライブトロイ)は、ボスのフランキー(ヒューブ・スタペル)からベンツ230SLを運搬する仕事を言い渡される。途中スケボー少年を弾いてしまい、仕方なく病院へ向かうことになってしまう。一方、余命わずかと宣告され、たまたま末期病棟の同室に入院させられた脳腫瘍のマーチン・プレスト(ティル・シュヴァイガー)と骨肉腫のルディ・ウルリツァー(ヤン・ヨーゼフ・リーファース)。『海を見たことが無い』というルディの言葉に、マーチンは病院からの脱走を企てる。2人は駐車場に停められていたベンツ230SLを盗み出すが、その車にはギャングの大金が詰め込まれていた。車のトランクに大金があるとは知らない2人は、銀行強盗で資金調達をする。2人は警察やギャングに負われながらも、海を目指して逃走を始める…。



ドイツ映画とはいえ、今までこの作品を知らなかったなんて…。
不覚以外の何ものでもありません!



死を間近にした2人の男が主人公なんだけど、まったく重くない♪
コミカルでありながら格好良い!
テイスト的にガイ・リッチー監督の「ロック、ストック&スモーキング・バレルズ」シリーズが好きな人にはたまらんのではないでしょうか。

天国では誰でも海の話題に夢中。
海を知らなければ話題に加われない。
だから海を見に行こう。
こういう思考回路って大好き♪

そして静かに終わりを告げるエンディング。
もう号泣ですわん。

この曲『KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR』は、ボブ・ディランが映画『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯』(1973年)の挿入歌として発表。
エリック・クラプトンやガンズ・アンド・ローゼスなどいろんなアーティストにカバーされているし、「僕の彼女を紹介します」や「リーサル・ウェポン2」などの映画にも効果的に使われてますよね。

監督・脚本はトーマス・ヤーン。


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これ (miyu)
2009-02-26 06:48:32
あたしも好きです!
リメイクは観てないけど、リメイクのおかげで
この映画を知らなかった人も知ってくれて良かったよね。
そして、なんて言ってもこの曲いいですよね~!
返信する
私も (latifa)
2009-02-26 08:24:58
ともやさん、こんにちは!
この映画、私も大好きです。TVの放映で見たというのに、最近見た色々な映画の中で、ダントツコレが一番でした☆
シナリオも、登場人物のキャラ演技、風景、音楽、みんな良いんですよね~♪
リメイクしたくなる気持ちもわかります。

ところで!ともやさん、早っ!
もう花の生涯~梅蘭芳~までもごらんになっているんですね。チェンカイコーの「覇王別妃」(漢字違うかも・・)が好きだったのと、チャン・ツィイーが好きなので、とても楽しみなんです~
返信する
 (ともや)
2009-02-26 11:44:11
こんにちは、miyuさん♪
これは何年かに1回観直してもいいくらいの作品ですね♪

リメイク版どうなのかな?
周りでホント誰も観てない。
どんな出来なのかしらん?

>なんて言ってもこの曲
他のアーティストのカバー曲も好きだったりするんだけど、何でだろう…アンジェラ・アキのカバーがあまり好きじゃないんですよね…。
アンジェラ・アキ自身は好きなんだけどなぁ…。
返信する
たまらん♪ (ともや)
2009-02-26 11:48:14
こんにちは、latifaさん♪
古い作品だけど、ともやの2009年度鑑賞ベスト5は確実な作品になりました♪
この雰囲気はたまらんです。
やられた~♪

>「花の生涯~梅蘭芳~」
これもかな~り面白かったです。
今年は面白い映画にいっぱい出会えそうな感じですわん。
返信する
どうせいつかは死ぬんですけど (よろづ屋TOM)
2009-02-26 15:00:57
こうして『死』を考えることは大切ですよね。
私は当時大好きだった女の子とガランガランの劇場で観たんですが、いろいろデカルチャーな作品でもありましたよ。
たとえばドイツには海がないという厳然とした事実。
海を観たかったらまずパスポートが必要なんて島国の人間には考えられない!(このへん、リメイク版はどう置き換えてるんでしょうか)

しかもやっとたどり着いた海はお世辞にも美しくない荒れ狂う冬の日本海ふう…。
ヽ(`Д´#)ノ なんで昇る朝日とちゃうねん!と彼らが気の毒になったですよ。
そしてさりげに外国人に対する態度。やっぱりたまにはアメリカ以外の映画を観て文化の違いを把握吸収しないとイカンなと実感した作品でもあります。

てなわけでトラバさせていただきましたッス。
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格好いい (にゃむばなな)
2009-02-26 17:04:42
主役の2人が決して男前という俳優さんではないんですけど、ポスターにもなっている葉巻をくわえるところとか、結構渋くて格好よく見えるのがいいですよね。

やっぱり突っ走る男はかっちょええ~!
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 (ともや)
2009-02-27 08:52:26
こんにちは、よろづ屋TOMさま♪
いろいろと"死"という現象を考えるお年頃になってきましたよ。
独身の独り身ではあるけれど、猫を残して逝けないな…とか、軽く考えちゃいますよね。

日本は島国で、海は馴染みのある風景なんだけど、海を見るには国外に行かなければならない…そんな場所はいっぱいあるんでしょうね。
リメイク版は主人公が埼玉県民だと予想してるんですが、どうなんでしょ?W
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最期 (ともや)
2009-02-27 09:02:30
こんにちは、にゃむばななさん♪
最期は華々しく、後悔をしない終わり方。
理想ですよね。
こういう生き方ってなかなかできないんでしょうね。
あれをしておけばよかった。
まだやりたいことがある。
そんな思いを抱きながら、最期を迎える人がほとんどなんでしょうね。

ある意味ファンタジーなんでしょうね、この映画。
いや~、良かったです。
ホント良かったです♪
こういう映画を観られて、幸せ~♪
返信する
こんにちは~♪ (由香)
2010-04-07 15:20:41
お邪魔します♪

いい映画だと噂は聞いていましたが、今頃やっと観ました~

雰囲気がいいですよね~センスがいいのよ、物凄く。
切ないんだけど、可笑しくて、、、すごく気に入りました!
返信する
いい映画 (ともや)
2010-04-07 15:58:24
こんにちは、由香さん♪
いい映画は何年経とうとも、いいものですよね~。
テーマはすごく重いんだけど、それを感じさせない軽妙なテンポ。
すべてのバランスが絶妙にいいです♪
たぶん何十年後に観ても、すごく面白いんだろうなぁ、これ。
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