新宿西口から甲州街道に沿って延びる地下道に新しいタイプの「純粋階段」を見つけた。「純粋階段」とは「トマソン」の一種で、通例は「上がってから下りる」のが一般的なのであるが、ここのは「下りてから上がる」といういわば「逆・純粋階段」とでもいうような代物である。(ここまで私が言っていることがよく理解できないという方は、先にこちらを読んでいただきたい)
どうやら地下道の頭上に配管か配線かがあって、それらを逃れるために「下りてから上がる」階段を作ったのだろうが、これでは、都庁に訪れるためにわざわざ来てもらったお年寄りや車椅子の方々に配慮が足りない。申し訳ない。(これでは大手町のようになってしまうではないか。)ということになり、後日、階段脇に平坦な専用道を作ったのだろう。まさか税金をつぎこんで都庁の近くに純粋芸術トマソンを作ることになるとは露知らず。
前にブログに載せた「ミロード・モザイク通り」の純粋階段も健在ですぐ近くにあるので、お盆休みに上京される、物好きな方は「平成トマソン詣で」をされるといいだろう。
同じ形状のものが、京プラ付近の地下にもあったと思います
日比谷駅にも、日比谷線(かな?)の線路のしたを通るアンダーパスがありますよね