Tomotubby’s Travel Blog

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「風の絨毯」 イスファハンは意外に寒い

2006-11-19 | 映画・ロケ地訪問
昨日の深夜3時にテレビを点けたら「風の絨毯」というイランと日本の共同制作の映画を放映していました。イラン映画というと、キアロスタミ監督の子供が主役の映画、例えば「友だちのうちはどこ?」なんかをイメージします。あの映画もテレビで見まし。少年が友達のノートを間違って持って帰ってしまい、返しに行くけどその子の家の場所がわからない。探している間に日が暮れてくる。という至ってありふれた内容なんですが、子役の演技はフィクションの筈がまるでドキュメンタリーに見えるほどの自然で、心を打たれるのには正直驚きました。カマル・タブリーズィー監督の「風の絨毯」もドキュメンタリー調で、やはり子供が主役。看板俳優は榎木孝明やレザ・キアニアンなのかもしれませんが、イランの少年を演じたファルボー・アフマジュー君の演技、特にウルウルした瞳の演技がピカイチでした。


ルーズベ役のファルボー・アフマジュー君。イスファハンは意外に寒いのであった

あらすじはこんな感じ。

飛騨高山の祭の山車に飾る幕としてペルシャ絨毯をデザインした妻が交通事故で亡くなり、古美術商の夫は、ショックで心を閉ざした娘、さくらを連れて、イランの古都、イスファハンに発注した絨毯を受け取りに行きます。イランの絨毯の輸出商アクバルとその妻は彼らを暖かく迎えます。また、病床の父に代わり観光用の馬車の馭者を務める少年、ルーズベはアクバルの甥ですが、さくらと始めて会った日から彼女に惹かれ仲良くなります。


さくら役の柳生美結ちゃん

ところが発注した絨毯が手違いでまったくできていないことが発覚、完成するまで2ヶ月かかるため祭に間に合わないことを知り、腹を立てた父は日本へ帰ろうとします。織子が三交代で絨毯を編めば間に合うとルーズベはアクバルを説得し、ついには彼の情熱が絨毯工房の人たちを動かします。
人々の協力もあり、いくつもの困難を跳ね返して絨毯は仕上がっていくのですが、完成してしまうとさくらと別れなければならないことをルーズベは悲しみます。二人は完成間近の絨毯の端にこっそり青とピンクの糸で結び目を残すのでした。

最後のシーンは再び飛騨高山、桜満開の中の祭で、縦に長い絨毯を飾った山車の巡行するのが映り、ルーズベとさくらの残した青とピンクの小さな結び目がクローズアップされます。気がついたら5時になっていました。

つづく
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