Tomotubby’s Travel Blog

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東京で味わうトルコ その2 (渋谷区)

2006-04-25 | 「東京で味わう」シリーズ
東京ジャーミィ(ジャーミィとは一日5回の礼拝が行われる規模の大きな礼拝場のことです)の前身である東京回教寺院は、ロシア革命を逃れて日本にやってきたトルコ人たちが結成したマハッレ・イ・イスラミッイェ協会によって、日本政府の援助の下で1938年に建設されました。その後、長年祈りの場としての役割を果たしましたが、老朽化のために1984年に閉鎖され、1986年には取り壊されます。跡地は、協会に代わり東京トルコ人会によって、ジャーミィ再建を条件にトルコ国家に寄付され、1997年には東京ジャーミィ建設基金が設立されます。トルコ国内から寄付金が集められ、ムハッレム・ヒリミ・シェルナルブ氏の設計に基づいて、建築資材と職人が日本に送られて、1998年に完成、東京回教寺院が閉鎖されてから16年の月日を経て2000年に開館の運びとなりました。


二階にある礼拝所の入口。ここで靴を脱ぎます。
ムスリムは礼拝に際して一階で手足、顔などを清めた後、やってきます。


壁の窪みを「ミヒラーブ」(壁龕)と呼び、ムスリムがお祈りをするメッカの方向「キプラ」を示すものです。ミフラーブの右側にある階段状のものは、礼拝を進める導師が上る説教壇で「ミンバル」と呼ばれます。




東京ジャーミィの大ドーム。周囲に六つの半ドームが配せられています。
中央には大きなシャンデリアがあり、これ自体がカリグラフィになっています。
「何かを望まれると、彼が「有れ」とお命じになれば、即ち有る」

つづく


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