外国暮らしで、不便だなあ、と感じるものに、自分に合った美容室がなかなか探せないというのが、あるかと思います. 特に私のような中西部の田舎に住んでいる者にとっては、これが悩みの種.
サングさんに教えてもらった韓国人の美容師さんは、手際よくカットしてくれたのですが、ずっとカミソリを使うのが気になったし、仕上がりも好きじゃなかったので、あれから行ってません.
娘が家から2時間ぐらいのコロンビアという所に住んでいた頃は、その町で美容室を開いている、この方も韓国人でしたが、時々カットしてもらいに行ってました. 彼女のカットは気に入ってましたが、なんせ往復4時間ですから、そう頻繁にはいけません. 最後に行ったのは今年の5月ですので、私の頭は今かなりぼさぼさです. 今はしょうがなく輪ゴムで後ろに束ねておりますが、本当は束ねるのは好きじゃないのです. 都会に行けばカットの上手い人は沢山いるかと思いますが、ここは田舎の町、あまりチョイスはありません.
今日は特に、自分のただ後ろで無造作に束ねている髪に我慢できなくなって
(人生もうどうでも良い、という感じの髪型)よく行くスーパーマーケットの一角にある美容室に、ヤケッパチで飛び込んでみました. 予約もしてなったけど、今
(買い物ついでに)バサッと切ってもらえるなら、もうどこでも良いと思ったのです. 受付で聞いてみたら即オーケーと言われたので、買い物の途中でしたが、ショッピングカートを店の近く、人の邪魔にならないように横付けしました.
切ってくれたのはこの人
ガラ~ンとした店内に、お客は私一人、と彼女. そう言えば、この美容室にお客が入っているのは、あまり見たことがないような気がする..... 椅子に座って、彼女が私に聞いたのはどのくらいの長さにするか、という事だけでした. それ以外は何も聞かれず、ただ黙々と作業をする彼女、手先はあまり器用ではなさそう...
座らされた位置から、鏡が見えない方角だったんで、自分の髪が今どうなっているのか、全く見えないのはやや不安でした. でも今更心配しても、しょうがないでしょう...というあきらめの心境でした.
彼女の動きはゆっくりで頼りないのですが、カットの基本ぐらいは学校で習ったハズ、無闇にズタズタにはしないでしょう.... 彼女に何の期待もしていませんが、とにかく明日外に出られるぐらいの髪形にはして欲しい....と祈りながらジッとしてました. たとえ結果がどうでも、自分を受け入れる(笑)心の準備はしておこうと、最後に鏡に映る瞬間をイメージトレーニング中.....
彼女が
「ヒアーユーゴー」 と私の椅子をクルッと鏡の前にむけました. じゃ~ン! な、なんと、悪くな~い!
(期待が0だったのが良かった) もうちょっと短くしても良かったかなと思ったが、へんにアレコレ手を加えられなくて良かった. わたしが
「グットジョブ」と言ったら、初めて彼女がニコッ~としましたね.
ありがとう何もしなくて(笑)
とにかく初の駆け込みヘアーサロンは小成功でした.
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