明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(304)除染するほど、「住めない」と思う・・・放射能除染・回復プロジェクトに参加して(3)

2011年10月27日 17時30分00秒 | 明日に向けて(301)~(400)

守田です。(20111027 17:30)

今回の除染プロジェクトへの参加では、福島の方々に大変、お世話になりましたが、その一人に、プロジェクトメンバーとして初めから除染活動に参加してきた荒木田岳(あらきだたける)さんという方がおられます。福島大学行政政策学類准教授です。その荒木田さんが、現在発売中の『週刊朝日』(11月4日号)に表題の投稿をされました。

僕は現地で発売前のゲラをいただいて読んだのですが、とても胸を打たれたので、「明日に向けて」の転載をお願いしました。『週刊朝日』にはごめんなさいかもしれませんが、ともあれまずは荒木田さんの文章をご紹介します。From Fという、福島大学の研究者に「いま福島で起きていること」を語ってもらう連載の4回目です。

*****************

除染するほど、「住めない」と思う
荒木田岳(あらきだたける)

5月から福島大の同僚や京都精華大などの先生たち、市民の方々と一緒に福島県内の除染に取り組んでいます。最初は、通学路や子どものいる家から作業を始めました。

政府は「除染をすれば住めるようになる」と宣伝していますが、それは実際に除染活動をしたことのない人の、机上の空論です。現場で作業している実感からすれば、除染にかかわるたびに、「こんなところに人が住んでいていいのか」と思います。

原発から約60キロ離れた福島市内ですら、毎時150マイクロシーベルトなんて数字が出るところがあります。信じられますか?今日もその道を子どもたちが通学しているんです。

30マイクロくらいの場所はすぐ見つかります。先日除染した市内の民家では、毎時2マイクロシーベルトを超えていました。つまり、家の中にいるだけで年20ミリシーベルト近くを外部被曝する。これに内部被曝も加味したらどうなるのか。しかもそんな家でも、政府は特定避難推奨地点に指定していません。

そしてどんなに頑張って除染しても、放射線量はなかなか下がりません。下がっても雨が降ったら元の木阿弥(もくあみ)です。一回除染して「はい、きれいになりました」という話じゃないんです。

今、私の妻子は県外に避難していますが、電話するたび子どもたちが「いつ福島に帰れるの」と聞きます。故郷ですからね。でも私には、今の福島市での子育てはとても考えられません。

そんな私が除染にかかわっているのは、「今しかできない作業」があり、それによって50年後、100年後に違いが出てくると思うからです。多くの人が去った後の福島や、原発なき後の地域政策を想像しつつ、淡々と作業をしています。歴史家としての自分がそうさせるのでしょう。

結局、福島の実情は、突き詰めると、元気の出ない、先の見えない話になってしまいます。でもそれが現実です。人々は絶望の中で、今この瞬間も被曝し続けながら暮らしています。こうして見殺しにされ、忘れられようとしているわが町・福島の姿を伝えたいのです。そうすれば、まだこの歴史を変えられるかもしれない。今ならまだ・・・・・。

*****************

みなさま。どのように思われたでしょうか。ちなみに荒木田さんは、『週刊朝日』の誌面にご自分の写真も載せています。勇気を持って、はっきりと自分の素性を表にだして発言されています。しかし僕が「とても胸を打たれました」とお伝えすると、「福島市内では「風評被害を作っているのはあんただ」というような話にされてしまいます」との答えが返ってきました・・・。

僕は荒木田さんの文章は事実を正確に伝え、その中で「今しかできない作業」に取り組んでいる、人間としての、そして歴史学者としての、誠意がこもった素晴らしいものだと思います。それを短い中にきちんと納めていることも素晴らしい。表題は、編集者の方がつけられたのだそうですが、文意と荒木田さんの思いを見事にくみとったものだと思います。


その荒木田さんが、福島の今後のこととして、「あずまおろし」が吹き始めることを憂いをもった顔で僕に教えてくれました。これは福島市西部から山形県米沢市南部にかけて連なる吾妻連峰から吹き下ろしてくる風のことで、毎年、雪が降る季節になると猛烈に吹く風です。それも正面から受けると自転車が進めないほど強いと解説されるほどです。

しかも、雨の多い10月までの気候と違い、福島はこれから乾燥していくのだそうです。乾燥した状態で、非常に強い風が吹く。「そのことで放射能が舞い上げられてより拡散するのではないか。それが心配です」と荒木田さん。気象庁より今年は冬の到来が遅いことが発表されていますが、しかし僕が訪れた10月20日、吾妻山は初冠雪を迎えています。

荒木田さんは誰よりも、福島の今を憂いている。そして「見殺しにされ、忘れられようとしているわが町・福島の姿を伝えたい」とこうした文章を書いている。しかしそれが「風評被害を作っているのはあんだた」と言われてしまう現実があります。僕はその中で発言している荒木田さんを応援していきたい。荒木田さんと共に、「するほど「住めない」と思う」除染に、今後も携っていこうと思います。ただし次回は、作業被曝に対する防御の工夫をもっと凝らして。


荒木田さんの文章に共感された方は、どうか私までメッセージをお送りください。荒木田さんにお届けしたいです。今、私たち福島の外にいるものができるのは、福島の苦しみをシェアし、そこでの「もがき」に寄り添っていくことだと思うのです。「元気のでない、先の見えない話になってしまう」この時期を共にすることが大切だと思います。

同時に僕は思うのです。この中からきっと何か大事な知恵と経験が生まれてくるのではないかと。その意味で福島はけして同情の対象なのではなく、新たな知恵が生まれる場、世界が学ぶべき対象にもなりうるのではないかとも。これまで幾度も人類が大きな苦しみの中からこそ、新たな知恵を紡ぎだしてきたように。僕はできればその誕生に立ち会いたい、そのための何かのお手伝いをしたいと思うのです。

続く

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30 コメント

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今、だからできること (たかしま)
2011-10-27 18:04:10
荒木田さんの行動、お考えにとても賛同いたします。私たちはチェルノブイリから何も学ばずに来てしまった。しかし、これから第2の福島を世界に創り出さないために、私たちは行動することができます。荒木田さんの行っていることはまさにそれなのです。結果が分かるのは20年30年先かもしれませんが。だからこそ今できることを、と思います。
同苦 (松田正 dadajiji39)
2011-10-27 18:12:08
ツイッターからたどり着きました。南相馬へ3・19よりボラに行っていました。私も除染は厳しいだろうなあと思っていました。周りは山や自然がいっぱいのところ除染するところは1~2%の所でしかない。それにどこへでも入りこむ小さな物体。屋根であれば瓦屋根は隙間だらけ。やねの下地ごとすべて変えなければならない。私は早く除染をあきらめ移住をしてほしいと思います。美しい山河ではありますが、人が住むところではありません。人は、もともと放射線を避けて生きてきたのだと思います。早い決断が必要です。
共感します。 (K)
2011-10-27 20:30:47
関東から避難していますが、郡山出身です。親戚、友人、たくさん福島に住んでいます。誰1人避難していません。みんな放射能のことを気にしていないわけではないだろうけど、「前向きに生きて行くために」なるべく「考えないように」しているんだと思います。ただでさえ人生は難しいのに、東電の原発事故のせいで、福島の人は、今まで考えたこともないような深刻な問題を抱えざるを得なくなりました。あまりにも荷が重すぎるのです。福島以外でも、多くの人は、原発のことも放射能のことも考え続けることができない。僕たち家族が次に郡山に墓参りに行けるのはいつになるか分かりませんが、子供を連れて戻ることはないと思っています。お墓のある寺は田んぼの中の高台にあって、とても好きな場所だった。そこが放射能汚染されたと考えると、とても悲しいです。でも、郡山に住んでいる知り合いのことを考えると、まずます絶望的な気持ちになります。全部原発のせいです。しかし、それでも諦めたくない。荒木田さんのように、絶望を見据えながらも前向きに行動したいと思います。僕も、もがいています。
応援します (Y)
2011-10-27 21:06:06
福島県いわき市在住です。
荒木田さんのように現状を伝えようとすると、それをいけない事のように態度や発言をされる方が多いのは、私も実感しております。
それでもなお、行動し、表に立ち、発言をしてくださった荒木田さんを応援しております。
同感です (A.H)
2011-10-27 22:21:27
8月まで郡山に住んでいました。今は山形に母子避難しています。
自分で自宅周辺の除染をしてみて、やはりその困難さは身に染みて分かります。家の外を水で洗っても、ほとんど線量は落ちません。
まして、福島県は原発事故だけでなく全壊・半壊の住宅も多く、瓦を直すのに3年待ちとまで言われています。そのためブルーシートがかかった家が数多くあります。
今福島では「国が安全というから避難する必要がない」「避難して新しい場所で生活することの方が負担になる」という意見と、「避難したいが、仕事を辞められない」「周りが避難しないのに除染もしないで避難したら、戻った時に周りに何を言われるか分からない」といった意見とで大変混乱しています。
荒木田さんの言葉は県外に避難している福島県民の思いそのものです。まだとどまっている県民は国・県から見捨てられたと思いあきらめているのです。県外に出てしまった避難者は、地元の友人や家族を想って、でも沈黙するしかなありません。いちばん辛いのは、まだ福島に留まっている人だと分かっているから。
地元にいるこうした知識人にもっともっと情報発信をして欲しいと思い、コメントしました。
現状・・・ (たぬきち)
2011-10-27 22:46:56
これが現状なのですね・・・。
言葉もありません・・・。
今、私たちは人類が経験したことのない危険な状態に置かれてしまったのだと実感しています・・・。
あまりに辛いので何もなかったように過ごしたい気持ちは理解できますが、
そのままでは私たちは茹でガエルになってしまいます・・・。
政府にも専門家と呼ばれる人にも、もはやお任せで生きていくことはできない。
国民一人一人が覚悟を決めて立ち向かっていくしかないのです・・・。
あの日以来、毎日が辛いです・・・。
それでも・・・
私を含め国民がそのことを自覚して考え、行動し
日本の未来を切り開いていかなければならないのだと荒木田さんの文章を拝読して再確認いたしました・・・。
ありがとうございます (そら)
2011-10-27 22:53:03
荒木田さんの文章を読み、福島の現実を肌で感じることができました。
こちら仙台では表面上は、全く放射能などないような日々です。安全キャンペーンに取り込まれそうになりながら、何とか踏ん張る毎日です。
「チェルノブイリハート」を多くの人に見てほしい。今ならまだ間に合うかもしれない。気づいた人、決心がついた人から、一人でも多く避難してほしい。何かできることはありますか?自分は子どもがいないけれど、子どもが大好きです。子どもこそが未来の希望です!将来、子ども達が苦しむ姿を見たくない!
今度、時間を見つけてモリタさんへ支援金を送りたいと思っています。自分に何かできることがあれば、何でもしたい。
この事故を境に、今まで知らなかったこの国のカタチが見えてきました。大きな張りぼてだったんですね。新しい人のつながりができてほしい。自分も周りの人も大事にできて、一部の人だけがいい思いをするのではない、本当に開かれた国になってほしい。
国やマスコミの安全キャンペーンによって、市民同士が無駄な敵対関係になることが悲しいです。周囲からの言葉で揺らぐこと、辛い思いをなさることが多々あることと思います。それでも、ぜひ福島からの発信をお願いします。無関心こそが一番怖いです。
子供達を避難させたい (武藤修一)
2011-10-28 00:29:01
郡山在住のものです。

今 郡山の小学生が集団疎開を求めて 郡山市に対して集団訴訟をしています。

子供達は未来そのものです。
親達の事情で疎開出来ないでいる子供達。
はっきりした事情も分からず 真夏に長袖・マスクを強要されていた子供達。
そして 今 現在 高い放射線の中で暮らしている子供達。

郡山市は集団疎開を行う心算は無い! と はっきり拒否して来ました。
市民を護る筈の行政の仕打ちが これです。

一人でも この行動に賛同する市民を増やす事が 私達 大人のするべき事だと思っています。
そして 一日でもはやく 子供達を避難させたい・・・・・。
共感します (順子)
2011-10-28 08:36:53
こんにちは。私は静岡県に住んでいます。


福島第一原発のような事故が浜岡で起きたらと思うと、現在福島県に住んでいる皆さんの事は他人事ではありません。


子供達が線量計を首から下げて学校生活を送る様子を見て、非常に悲しくまた辛くなりました。


除線だなんだという前にまずは避難だと思います。


遠くからでも何か出来る事はないか日々考えています。

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メッセージの途中でうっかり投稿ボタンを押してしまいました。
中途半端なコメントが投稿されてしまったらごめんなさい。
読んでいて、苦しいですね (くさ太郎)
2011-10-28 09:07:09
たんたんと作業をする・・・

たんたんとした状態に持っていかなければならない
心の痛みが、伝わってきます
毎日、どれほど、重い心と体を動かしているのだろうか

どうすれば、そこに住む子供やわかい世代を助けることが出来るのだろうか

体に気をつけてお過ごし下さい、としか言えません
ありがとうございます。 (山田)
2011-10-28 15:34:12
まずはじめに、この記事を書いてくださってありがとうございます。
この記事を通して荒木田さんの考えを少しでも知れて、本当に良かったと思います。

 私は神奈川在住です。
神奈川ですら、日常を営んでいくことにストレスを感じています。
福島の方たちの苦しみや、苦悩を思うと、本当に胸が痛みます。

せめて子供たちだけでも、親から無理やり引き離してでも、避難させたいと思うほどです。

荒木田さんの言葉を読んで、「風評被害」という思考停止につかまらないように、もがき続けようと強く思いました。
荒木田さんのように、私も、自分の足で立ち、自分心で感じ続けたいと思います。

荒木田さん、どうかお体を大切に。
ご自愛ください。
共感!Danke! (ヘルブラウ)
2011-10-29 06:35:39
ドイツのハンブルクよりブログ発信しているものです。

荒木田さんの記事、多くの人に読んで欲しいので転載させていただきましたので不悪ご了承ください。

これからも未来に少しでも悔いが少なくなるように努められている方々の応援をしていきたいと心新たにおもっています。

同感です。 (サトウアユミ)
2011-10-30 00:08:52
福島県の隣県、宮城県に住んでいます。被災地でもあり、放射能という言葉を口にした者への批判の現状よく解ります。なぜなのでしょう。なぜ子供達が犠牲にならなければならないのでしょう。この汚染の現実を受け止め、なぜ国民は国へ、東電へ批判の矛先を向けないのでしょう。荒木田さんのような方々の行動が世界を変える一歩になると信じています。
実感です! (セキノ ヨシヒサ)
2011-10-30 20:07:43
この中で福島が、ということなのですが私の住んでいる栃木県北部も非常に高い放射能値です。また茨城など周辺近県でも同じくでしょう。我が家も除染を何度か試みるもたちまち元の木阿弥。家の中で毎時0.6μS/Hの世界に暮らしていると、気が変になりそうです。でも、食べていかなきゃならないのです、避難したらどうやって食べていくのか、いけるのか?毎日地獄のようです。
怒り (風来坊)
2011-10-31 04:06:42
荒木田さんは本当に聖人のような方です。危険な除染作業に自ら従事するという勇気が私にはありません。荒木田さんに心無い暴言を吐いてくる連中の顔面を、本当に思いっきり殴りつけてやりたい。放射能の危険について話すことをあたかも悪いことのような「空気」を醸成して、知識のある人々を黙らせようとする者たちも、地獄の底へ蹴り落としてやりたい。本当に死んでしまえばいいとさえ思います。どうして多くの日本人は、非常事態時に意志と論理と知性を総動員することができないのか?私も北関東の高濃度汚染地域に住んでいますが、海外移住を考えています。放射能の危険もその理由ですが、それよりも「日本人的なるもの」から解放されたいという欲求が強いのです。
共感します (マミティ)
2011-11-01 09:23:06
荒木田先生のブログは以前より読んでいますが、とても共感を覚えていました。まるで、私の気持ちを代弁しているかのように。ネットをしている子育て若い世代は、皆、共感していると思います。
Unknown (郡山出身)
2011-11-04 09:50:03
郡山出身の者です。地元には両親や友人が普通に生活をしているので、その点は全く心配していないのですが、不安に苛まれている方にとっては非常に辛い状況だろう、と心を痛めております。
自分の意思やリスク判断を他人に押し付けることなく、残るか離れるか、個々人が自由に選べるような仕組みが整えられるといいですね。
ありがとうございます (かのん)
2011-11-04 14:52:14
原発最多県に住んでいます。
当地では、脱原発・反原発のために福島の現状を訴えると「県民を不安へ陥れるのか」と恫喝されます。
なので、荒木田様のお気持ちは想像できます。
しかも、実名でこの記事を公表された勇気、研究者として、カントの言葉を今一度、思い起こさせて下さいました。
ご家族と離れてのお暮らし、お辛いことも多いかと思います。
何も出来ませんが、感謝と応援の気持ちを込めて
はじめまして。 (ともとも)
2011-11-06 00:50:39
何と書いて良いか、うまく表現出来る言葉が見つかりません…。

同じ日本に住む国民として、とても胸が痛みます。
『こども福島』さんのサイト等を通じ、福島の方々が非常に苦しんでいる現状に政府、自治体、東電、メディア等に激しい憤りを感じています。

多くの方々が政府の安全神話、隠蔽工作に騙されてしまい、必要な避難が出来なかったり、家庭崩壊…等と苦しい立場に置かれているようです。

他県から避難の呼びかけ等をさせて頂いているのですが、
とても困難を感じています。

福島の子供達を始め、高線量地域からはすべての方々が一刻も早く避難すべきであり、避難して頂きたいと思います。

大変残念で現実を受け入れるには難しい事だと思いますが3.11後、これまでとは同様に生きられないように感じます。
今後も高線量地域に留まる事は、更なる被爆、又避難をさせたくない政府、自治体の犠牲…と何の解決にもならず、事態の悪化を招くように思います。

それぞれのお立場で、様々な思惑、責任感等が有るかとは思いますが、現状の福島では無理な除染で被爆を重ねてしまうのでは無く『大事な命』を守る為に動いて頂きたいと願っています。

又、非常にご苦労なご活動に心より感謝を申し上げます。

Unknown (しおや)
2011-11-08 17:25:50
私は福島市在住です。除染については、ほとんど効果はありません。・・残念ですが。私の家も屋外で0.8~2.0(一部測定不能部分あり)屋内0.5~0.7μsv/hです。福島市の除染計画では高線量地域から優先的に実施するとあります。それ以外の地域は各自で除染する事。汚泥は自宅内敷地に穴を掘り埋める事、となっています。しかし具体的な指示は何もありません。ですから福島市内の除染状況は数%にも満たないと思います。
心に留まります。 (一塚保)
2011-11-08 23:34:22
ツイッターから流れてきて、ふと拝見しました。
神奈川に住み、馴染みの知り合いに福島や群馬などの在住&出身者がいて、ずっと心を痛めていました。
現状をどのように判断するか。それはもう人々の立場と、精神的な判断でしかないことは確かです。
より人類に確かだと思うのは、数字として、過去として、心に留め考えること。それが各個人に浸透した際、どれだけ正しい精神的判断ができるか、考えさせられるようです。
私はこうして当記事を拝見することができて、確実に不安を誘う数字、危ないグレーからブラックに近い数字であることを知り、精神的な良い・悪いの判断の段階ではないことを悟ったように思います。
それでも尚、今できることを一所懸命なされている荒木さんには最大の敬意を表します。そして、私も私なりにできる一所懸命なことをなしていこうと心に芽生えさせることができました。
リンクさせていただきました (ogawa)
2011-11-09 20:52:00
汚染に疑問を持って毎日気持ちが晴れることがありません。まわりの様子は何でもなかったかのようにしておりますが、これでいいのかと気が焦るばかりです。我が家でも30マイクロ切れるところがたくさんありどこにこの不安をぶっけたらいいのか悩んでおります。荒木先生のこれからのご意見もどんどん取り上げてください。

ーこの中からきっと何か大事な知恵と経験が生まれ
てくるのではないかと。その意味で福島はけして同情の対象なのではなく、新たな知恵が生まれる場、世界が学ぶべき対象にもなりうるのではないかと
も。これまで幾度も人類が大きな苦しみの中からこそ、新たな知恵を紡ぎだしてきたように。僕はできればその誕生に立ち会いたい、そのための何かの
お手伝いをしたいと思うのです。・・・の言葉に勇気つけられました。ありがとうございました。
リンクさせていただきました。

長期戦には長期戦のやり方が必要 (Red_Hudou)
2011-11-26 22:45:36
いわき出身です。子供を県外に避難させるのに、家族大反対、子供断固拒否で、一ヶ月ノイローゼぎみでした。 土下座しても避難に同意してもらえなかったのですが、ねばってねばってなんとかおれてくれて県外で半年経過しました。 其の間、放射能を頭の中から消したくて、テレビもネットもほとんど見なかったです。 申し訳ないと思う気持ちと、それしかないと思う気持ちが交錯します。 先日ベラルーシの医師が福島会議で来日し、被曝を不安に思うことで精神的ストレスが大きく、子供も親も一ヶ月ぐらいの被曝していない地域へのバカンスが必要というコメントがあって、教えをこえる人々がいるではないかと思いました。 チェルノブイリ事故の汚染は北欧、ドイツなどヨーロッパ全土にホットスポットがあって、26年経過し、何が役に立って、何が無駄だったか経験があるはずです。 海外との連携が必要と思いました。何十年かかることです。自分が 死ぬ時には元に戻ったと言えるようにしたいと思います。
除染 (カナリア)
2011-12-03 19:22:05
福島県郡山市では、町会50万円が支給され”除染”が住民の手により、現在進められています。
地域によっては、班長が一軒々まわり、参加できないとなると「なぜ?どうして?」の追求の嵐!異常事態。赤紙!!!戦時下のマインドコントロール。集団心理。
7~10μSv/hの土嚢袋を集積場所に一般市民である私達が運ぶのです。
また、全国から除染活動に参加してくださっている方々に対して、「ここの住民が恐がるから、マスクをなるべくしないように!」等と指導する人間。
日本の大人は狂っている!!!もう、誰も止めることができない!
にくい (伊藤奈緒子)
2011-12-31 20:04:21
私は、福島県の人が憎い。何故こんなに多くの原発を建たせたのですか。建つ前にいえ建った後も何故反原発運動をやらなかったのですか。私も沖縄に逃げ今大好きな家を離れ沖縄へ、移住を考えているのです。私に謝ってください。あなたたちが、原発を建たせなければ放射能はばらまかれなかったのです。わたしは、知っていましたよ。原発は、時間をかけた死であることを。事故がなくたって毎日ほうしゃのうのごみがでることを。福島県民が憎い。謝って下さい。私に。神奈川県 68歳
お気持ちは分かりますが・・・ (守田敏也)
2012-01-05 20:45:22
伊藤様

コメントありがとうございます。神奈川から沖縄へ避難されているとのこと。胸が痛みます。どうか沖縄で素敵な場所が見つかることをお祈りしています。

憎い!という気持ちも分かります。でも福島県民全部を憎いというと、それは少し違うのではという思いがあります。一つに、原発が建つ前も建ったあとも、反原発運動はありました。今も継続されています。長く苦しいたたかいの歴史があります。

二つに福島原発で作られた電気を消費しているのは、主に首都圏であり、東京・神奈川は最大の消費地です。福島原発自身は東北電力の電気で動いています。つまり福島には福島原発の電気はいってないのです。ここに原子力行政の矛盾の根幹があります。端的に言えば、危険だから首都圏には作らなかったのです。

その意味で、福島原発への反対運動を一番しなければならないのは、首都圏の人々だもいえます。もちろん、そう考えて、建つ前も、建った今も行動してきた人もいます。

それらを考えると、「県民」という単位で、もっとも責任のある人々をくくることはできないと思うのです。もっとも責任がある人々は、東電の幹部とその関係者や、原子力産業と原子力村、またそれらを利権としてのしあがってきた政治家たちです。

多くの福島県民は、最も高濃度の放射能を浴びせられ、なおかつ今も汚染地帯に釘付けにされています。大多数の人々は利権とも無関係で、福島原発の恩恵など何も受けていないのです。

どうかその点をご理解いただき、怒りを東電や、政府の側に向け、きちんと責任をとらせるための努力をご一緒できればと思います。
原発事故後の子育て (やさき)
2012-01-12 12:12:30
荒木田さんの言葉が多くの人に届きますように。
福島近県の汚染状況重点調査地域に住んでおります。
原発事故から今までを振り返る度に、様々な後悔が頭をよぎります。
私には子供が三人いて、小学校と保育園に通っています。震災後、福島原発事故の報道があった時、荷物をまとめていました。しかし、政府のテレビ発表により、即時避難はしなくていいと夫婦で判断しました。そして、空間放射線量の非常に高かった日や雨の日も、子供を送り出しました。地域の水道水の放射性物質が基準を超えた日があったこともだいぶ後になってネットで知り、自治体の事後説明で確認しました。地元産の野菜やしいたけ等も当時は流通品は大丈夫と判断して子供に食べさせました。散歩や外遊び、特にザリガニ取りや昆虫採集は気にしつつしつつもどの程度 気をつければよいのか判断が付かず、子供達にストップをかけ続けませんでした。
夏、子供の通う学校や保育園の除染活動の参加要請があり、参加しました。その時の服は捨てずに洗濯してしまいました。
今となっては自分がいかに無知だったか、なぜどの機関も危ない日に「危ない」と警告してくれないのか、その思いで辛いです。
あの福島原発事故の第一報の時点に戻れたら、と本気で思います。政府や自治体の対応は、国民の健康や生活を左右します。
原発事故後、テレビでは欲しい情報を入手できないことに苛立ちを感じました。NHKが毎朝放送している放射線情報も、汚染状況重点調査地域で測定することはなく、線量の低い場所から一向に変える様子がありません。自治体は各学校の校庭の真ん中で1箇所測定し公表し続けています。校内のホットスポットを探すのではなく、同じ地点を測り続けています。セシウムの半減期は30年だと知っているのに、何の意味があるのでしょう。
給食食材は地産地消とのことで地元産が中心です。セシウムが蓄積されやすいシイタケ、魚、牛乳も毎日のように出されています。(近隣の生シイタケや原乳は一時出荷停止になりました)学校行事は事故前とほぼ変わらずに行なわれます。地面に顔をつける組体操は、保護者が学校に要望して運動会の種目から抜いてもらいました。マラソン大会やビオトープでの活動は例年通りです。環境活動家はビオトープや自然界の生態は詳しくても放射能にはあまり熱心ではないようです。
自治体は電話やメールで保護者達が改善を訴えても、たらいまわしにされたりあまり真剣に親身に対応してくれるとは言えない状況です。子供の内部被曝は置き去りになっています。
除染したら改善できる・・・というは今のところ「精神論」に近いと思います。
放射線の除染について (n.fanette)
2013-01-07 12:41:18
荒木田様の文章を拝読し、除染活動に努力されておられる姿を知り頭が下がります。また、投稿されておられる方々の放射能に対する感情、行動を知り、これだけの多くの方々が苦しんでおられる状況を新聞、テレビ等のマスコミで報道されていない。私は何を信じたら真実が知れるのか解らなくなりました。私が投稿したのは、除染につてですが、除染された物がブルーシートに詰められ積まれている姿です。セシュウムの放射線の半減期は30年と言われております。
30年たったら安全ということではなく、半減した線量が半減するのにまた3年要する事になります。
では、30年に半減する要素は何かと考えると、化学の力、人間の力ではないのです。それは、自然界が自然の状態に戻すエネルギーが作用しているのです。そこで自然界のエネルギーをより効果的にしたいと考えております。まだ、試験段階ですが、もし、関心のある方は連絡下さい。
木による汚染の持続 (三原 翠)
2014-05-12 23:40:45
除染の一番の問題は、木なのだろうと思います。都内の土壌測定をしていますが、木が多い高級マンションが800ベクレル近くありました。皮肉なものです。それからちょっと離れただけで、100ベクレル/kgやそれ以下なのです。
守田様へ (佐遠)
2014-05-14 07:24:09
もっとも責任がある人々は、東電の幹部とその関係者や、原子力産業と原子力村、またそれらを利権としてのしあがってきた政治家たちです、って、どうしてこうなるのでしょう。作っていいといったのは福島県でしょう。県というのが何を意味するか、分りませんが、兎に角地元が徹底反対なら、建つ筈がない。福島は未だに自民支持です。私にはその意味がさっぱり分らない。勿論原爆行政を推し進めようとする政府の責任はありましょう。だけど、金が入るからいいんだという、長も現実にいるのです。もし欲望がない長ばかりだったら、原発なんか建たなかった筈だ。現実に危険だから東京に建たないのでしょう。分っているなら福島だって反対すべきだったでしょう。人間は食っていければいいんだ。欲望が地獄への道に導いていくんだ。エネルギーの莫大な消費で地球はドンドン汚染されていく。100年前の江戸時代には電気などなかったのに。それで生活できなかったでしょうか。電気も車も要らない。皆がそう思えば、又清らかな空が還ってくるでしょう。

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