智の庭

東京近郊の町で、庭の草木に季節の移ろいを感じる、
なにげない日常を描きたい。

庭の取り持つご縁

2017年06月22日 | 日記
ご近所に、私が大好きな「シジミ花」を垣根に咲かせているお宅があって、
70代後半とおぼしきご主人が、庭仕事をされていたので、「きれいなお花ですね」と声を掛けました。
話が弾んで、ご主人の「越後水仙」と私の「河津水仙」を、葉が枯れたら掘り上げて交換しましょう、と相成ってお別れしました。

そして、先日の日曜日の朝7時、「ピンポ~ン」
拙宅主人が寝ぼけ眼で、あわててズボンを履き、応対に出ると、
かのご主人が袋に立派な球根を沢山携えて「奥さんに」と渡されました。

翌朝、私は夫にお願いして、一緒に河津水仙を掘り上げ、大中小を選別し、大中を袋に詰め、越後水仙のお宅に伺いました。
道路からは、お宅のお庭に野菜が植わっている様にしか見えませんでしたが、背丈の高い野菜の向こうは、
お花畑。 様々な百合、ルピナス、あじさい・・・
奥様からお茶菓子を頂いて、ご主人とお話しました。
なんでも、奥様は私の夫の母と懇意にしていたそうです。
帰りに、松葉牡丹を頂き、私はお礼に松葉菊を差し上げる約束をしました。

雨上がりの今朝、庭に出て松葉菊を掘り取り、越後水仙のお宅に訪問しました。
奥様が応対し、病気で思うようにならないこと、若かりしころの苦労話をされました。

そして、「主人が作った きゅうり だけど 」。
ありがたく頂戴しました。
日曜日のお昼10時ごろにでも、拙宅の庭に、お運びください、とご招待いたしました。

自宅に戻り、草むしりがてら松葉菊の挿し木をして、ふと、お向かいのHさんに、この挿し木を持っていこうと思いつきました。
Hさんは、私の母に似て、優しくて働き者で、庭がいつもきれいに掃除が行き届いて、お花を育てていらっしゃいます。
Hさん、「以前、智子さんからいただいた、百合と(矮性)アガパンサスが、綺麗に咲いています」と喜んでくださるので、

松葉菊を挿し木して差し上げ、「原種のアガパンサスもいかがですか?」
そして、拙宅庭に一緒に戻り、2株掘り出して、お向かいに戻り、一緒に植えました。

自宅の庭に戻って しばらくすると、Hさんは「じゃがいも だけど、好きかしら?今、掘ってきたのよ」
ありがたく頂戴しました。

引き続き、草むしりをしていましたら、夫の親戚のおじさんが見えて、「いんげん だけど 食べるか~ 」
ありがたく頂戴しました。
お礼に、「河津水仙、庭の片隅に、モグラ避けに植えてみませんか?」と差し上げました。

雨上がりの今朝、幸せな、不思議な午前でした。
嫁いで満10年、ご近所の方々と庭を介して おつきあいができるようになりました。
でも、親しくさせていただいている ご近所の方々は皆、ご高齢で私の母と同世代です。
いつか来る別れを思うと、寂しくなります。

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2 コメント

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ご近所さん (ひろ)
2017-06-22 16:03:40
お近くの方とお話しできて 心も添えて行ったり来たり
いいですね。
私の母の世代の方は道でお会いすると
「買いもんかね~」
「雨が近いで いかんね~」
等と声かけてくださって それだけで嬉しかったものですが・・・。
今は皆亡くなられ、子供会の昔のお仲間と挨拶するくらい。
寂しいですね。
ひろさんへ (智の庭)
2017-06-23 15:02:21
建売新築に越してくる若い子育て世代の方たちは、こちらが会釈しない限り、「シカと」するのが常識とみえ、更に、石壁の掃き掃除のとき、通学途上の集団登校の子供たちに「おはよう」など声かけると「知らない人には挨拶しない、って教わっているの」と返されます・・・今後、どうなっていくのだろう、と思います。

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