智の庭

東京近郊の町で、庭の草木に季節の移ろいを感じる、
なにげない日常を描きたい。

「ありのまま」をまず理解する

2017年06月10日 | 人間観察
他者の「ありのまま」を受けいれるのが愛。
出会った頃は相手の全てを受け入れたのに、「こんなはずじゃあ、無かった」と、拒否に至るのが離婚。
ちょっと待って、その「ありのまま」は、本当に「ありのまま」ですか?

恋愛に陥った最中の人は、脳の作用で、周りが見えなくなり、相手の欠点も長所に見える、という。
夫婦生活長くなって、冷静も過ぎて、冷ややかになってしまい、
更に、嫌悪感が増して、別れたい一心になり、離婚を意識に上げたら、
私が、お勧めしたいのは、
相手の「ありのまま」と自分の「ありのまま」を、徹底的に分析して、理解することです。

ぼんやりと、「こんな人」「こんなところが嫌だ」と感情に任せるだけでなく、
なぜ、「こんな言動」を繰り返すのか?
「問題」の背景、実体を探るのです。
根本的な性格や素質に問題があって、他人が指導しても、直せないのか?
時間がかかっても、歩みが遅くとも、本人の努力の意思があれば、修正できるのか?

自分にとって不都合な相手の「ありのまま」を理解すると、「好き嫌い」の感情とは別の、
「人間愛」と申しましょうか、「寛容」の心が、芽生える「可能性」が生まれる、と感じます。

この「ありのまま」を知る手助けとなるのが、心理学の本で、
30年前は学術的なものが大半でしたが、今は、一般の方が読みやすい本が、沢山並んでいます。
その中でも最近充実してきたのが「発達障害」。

一例を紹介しますと、「片づけが苦手。」

「注意欠陥多動」に含まれる行動パターンですが、
子供時代は「忘れ物が激しい」と評価されたりしますが、
大人になると、物が整理され収納されると、「無い」同然の認識になって、探し出せない。
物を配列して並べることを「片付け」と見做している人の場合は、位置にこだわり変更を嫌がる。

この注意欠陥多動の傾向を持っている人は、まず、「自閉」傾向も併存していることが多い。
つまり、他者との共感性が乏しく、社会関係や家族・夫婦関係で躓き、トラブルを抱えてしまう。

なぜか?
物の片づけは、物の実体・性質を「無意識に」理解し、分類、類型化していく脳の働きが要る。
物すら理解するのが苦手の人が、「見えない」心や感情を持つ他人を理解するのは至難の業で、
「自分が同じことされたら、嫌でしょう?」という「お互い様」「共感」「相手の感情を想像すること」
を前提とした社会常識が通じなくなる。

このようなタイプは、周囲から「反省しなさい」と言われても、何をどうしたらいいのか、分からない。
「分からない」=「バカ」
という図式は、子供の頃から擦り込まれて、コンプレックスとなり、
「分からない」と言わない代わりに、むっつり黙って「やり過ごす」か、
怒り逆切れして「分からないことを隠す」手段を、学習し身に付ける。

物事や人の心を理解するのには、深い集中力と持続力が求められるが、これが欠如している代わりに、
短期集中力が優れ、語学が堪能だったり、芸術分野に長けていたりする。

物語や小説やドラマはつまらないが、辞書や図鑑を読んだり、取扱説明書は理解でき、知識の収集は得意。
「ペラペラ」と外国語を操り、「知っていること」を話すのは得意、
反面、人情や機微、臨機応変な「対話」が苦手。
マニュアル通りの接客、飛び込み営業は得意。
普通、恥ずかしいと「羞恥心」が起きて躊躇する場面でも、彼らは飛び込んで営業できるので、成績が良かったりする。

他人の感情に頓着しないので、他人との距離をぐっと近づけて、営業ができる。
だから、相手は「気があるな」と勘違いして情事に発展するものの、心は掴めないので、短期間でご破算。
また、このタイプの人は、金への執着、物への拘りが強く、「愛する人と分かち合う」発想が弱い。
だから、情事に発展しても、案外ケチで、愛人に貢ぐ発想はなく、情人は愛人になれないまま終わる。

男性がこのタイプの場合、
男性特有の闘争本能が加わり、積極的に、リーダーシップを発揮して、魅力的に映る。
ところが時間が経つと、短気、頑固、居丈高、と欠点に見えてくる。
衝動性の方向が知識欲なら「オタク」、「女」なら「浮気癖」、車なら「カーキチ」。


女性の場合、男性と同じように支配型が強く出る人もいますが、むしろ、依存型、の方が多いようで、
「分からない」から「夫や恋人に従う」。
従順な女性は男性からモテて、お互いに都合が良いので、どこが問題なのか、分かりにくいところですが、
「夫」「恋人」「先生」「みんな」に同調して自己主張せず、一歩も二歩も遅れて周囲の様子を見て行動する、
大人しく、ぼんやりして、控え目で、男性が「守ってあげたい」タイプで、もてますね。

夫が同居して誠実な人なら、問題ないが、
夫が単身赴任など不在時に、「別の男性」「不適切な友人」「宗教」を従順に受け入れたり、
未亡人になってから、詐欺にひっかかったりする。

「注意欠陥多動」は男性では「暴力衝動」となって現れやすく、女性は「おしゃべり衝動」しゃべりだしたら止まらない。
無論、逆もあり、「ペラ」男に、むっつり・ぼーっとしている女性。
両者とも、環境刺激によって感情がコロコロ変わり、感情をコントロールできない「感情失禁」やパニックに陥るなど。
逆に、周囲に鈍感すぎて、周囲から反感を買うこともあります。

いずれにしましても、結婚したものの、思い描いた夫婦になれない場合、
自分の思い描いた像、と実像のズレを、的確に認識し、現実を見据え、
今後の関係の在り方を模索し、自らの言動を再構築することで、
精神的に、前向きになれて、
少しでも、明るくなれるのではないでしょうか。












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