きのうは、国立新美術館で「安藤忠雄展~挑戦」を見てまいりました。
大変すばらしい構成で、日本を代表する建築家・安藤忠雄のすべてを特集していましたので
ぜひこの秋最大の話題の芸術展としてごらんいただくことをおすすめします。
安藤忠雄さんのすぐれた建築物は、いまや誰もがみとめるところですが、
その旺盛な創作意欲のみなもとにせまる、すばらしい展覧会となっていました。
とくに眼目なのが、かれの最大の代表作である、「光の教会」を
現物大に再現したところにあります。
自然光を取り入れつつ、光を十字架にみたてることで、
神の奇跡がしぜんとおとずれるひとびとの心にしみわたるようにつくられています。
緻密な計算でありながら、教会の神秘、崇高な魂が横溢する構成となっているのが圧巻です。
いっさいの無駄を排したフォルムで、透徹したまなざしをもって
ひとびとの生活をくるむ、安藤忠雄の世界観を、
この機会にたくさんの方にしっていただきたいと思います。
ぜひ六本木をおとずれてみてください!