萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか純文学小説×写真×文学閑話

文学閑話:曼珠沙華の戀

2016-09-19 00:45:40 | 文学閑話万葉集
真紅に燈す、



文学閑話:曼珠沙華の戀

薄暮の道、実れる田圃に曼珠沙華マンジュシャゲが咲いていました。
曼珠沙華はサンスクリット語「manjusaka=天上の花」の音写、彼岸花ヒガンバナの名でも有名な花です。
それより昔、古代には「壹師 いちし」と呼ばれていたことが歌集『万葉集』にうかがえます。



路の邊の 壹師の花の 灼ち然ろく 人皆な知りぬ 我が戀妻を  柿本人麻呂
みちのべの いちしのはなの いちしろく ひとみなしりぬ わがこいづまを

道端に咲いている壹師の花、
灼けるような赤い花色が目立つように、誰もが僕の恋人を知ってしまった。
あの炎みたいな花のよう恋い焦がれているって知られてるよ、天上の花みたいに高嶺の花な君を恋して。

【引用詩文:『万葉集』巻第十一より】


撮影地:相模川流域@神奈川県

中秋の花に、
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