トミーのつれづれ日記(NEW)

ラグビーと酒をこよなく愛する中年(老人?)トミーの「自由きままに生きる」ことを信条に、日常のブログです。

3つの眼(技術者に贈る言葉)

2017-02-09 11:25:40 | 日記

会社人生で、物の処し方について教育

を受けたことがある。

それは3つの眼を持って事にあたれとい

う故事であった。

1)鳥の眼

  鳥は高い位置(空)から全体を見ている。

  物事も、俯瞰的(大局)に判断すべきで

  あって、 高い志や全体最適で事に当た

 れということである。

2)トンボの眼

   トンボの眼は複眼である。物の見方は

   一方向(一方的)ではダメであって、い

  ろんな視点(角度)で見るべきである。

  トンボは後ろも見えるのかな?

3)魚の眼

  魚は水(流れ)の中にいる。時流を読んで

  事に当たれということである。

  今やっている仕事も、その時点では最適

 だと思っても、世の中の技術革新に適応

 しているか? またコンプライアンス(法

 遵守)の観点で妥当なのか、という事を常

 にウオッチしなさいということ。

この3つの眼を持って行動するには、周囲

からの圧力や上下関係から困難なこともあ

るだろう。

昔、こんなことがあった。NC(数値制御

装置)の開発で、サーボモータの採用に当たって

その当時主流であったDCモータは、定期的な

ブラシと言われる内部部品の定期メンテナンスが必

要であった。この時期にある新興メーカが

ブラシレスモータを開発し、採用を働きか

けてきた。若手技術者だった私は、その将

来性から旧製品の2倍の原価で採用を提案

した。開発会議では反対が主流であった。

その理由は、原価が上がり、機械が売れな

くなるというのが大勢であった。だが、新

商品として販売するのに、新技術を採用す

ることを強く訴え、採用が決定した。

その後、5年間でこのサーボモータは、市

場を席捲し、日本だけの技術として、世界

市場でも標準採用されるようになった。

今でもロボットで日本が優位性があるのは、

このような革新的技術が背景にあるのであ

る。又、このモータを構成する重要な磁石

は、日本が世界でも最高の技術を有してい

る。それが小型化で大容量の製品を生み出

しているのである。

私は会社時代に、常々後輩に語っていた好

きな言葉がある。

「技術者にとって一番大事な事とは、インタレ

 スティング(興味)である。何事にも興味を持っ

 て、とことん追求する姿勢が必要だ。」

妥協しないこと、もし技術者が周囲の反対

意見に迎合し信念を変え、結果として失敗

したり、結果を誤魔化したりしたら、その

技術者は生きていけない、、と説教したこ

ともある。

自分の関わった製品が、社会に役立つ喜び。

その製品を使うユーザ会社を訪問した時、

技術者である私を暖かく迎えてくれ、時に

は(よく)楽しい酒を酌み交わした。

退職した今でもユーザとの交流があるが、

その根底には信頼がある。ぜひ、今現役

の技術者も、信念を持って頑張ってほし

いと思う次第である。

下町ロケットという番組があったが、どの

会社だって開発で血の滲むような苦労があ

るはずだ。でもやはりその製品が市場で評

価された喜びは、自分の子供が成長した時

の喜びに共通するのだと思う。そういう意

味で、若者よ荒野(世界)を目指せ!とエー

ルを贈りたい。

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