能率技師のメモ帳

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気まぐれコンセプト35年 小学館から新刊 人生を変えた一冊です 電通事件や広告研究会には司法の裁きを

2016年10月16日 | 本と雑誌

人生を変えた一冊があります。

その本は、今でも座右の書の一冊。

落ち込んだり、気分が沈んだ時には、この本のページをめくります・・・。

 

その本は、ジャーン。

マンガ本です。

気まぐれコンセプト 完全版

ホイチョイプロダクション  小学館  2808円+税

前回のクロニエルを超えるページ数を誇ります。

バブルに、パリピ・・・広告代理店を舞台にしたマンガ・・・。

就寝前の15分間・・・この電話帳のようなマンガで楽しみます。

前作

気まぐれコンセプト クロニエル

ホイチョイ・プロダクションズ 小学館 2200円+税

 

このマンガは、ビッグコミックスピリッツに連載されている4コマ漫画。

1981年10月から同誌に毎週連載されたホイチョイ・プロダクションズの作品です。

 

このマンガの舞台は、白クマ広告社という広告代理店。

大学時代に初めて読んだ時から、広告業界に対する熱い想いを抱き、結果、希望の広告代理店に入社することになりました。

まさに、人生を変えた一冊です(笑)。

 

このクロニエルは、1984年から2006年までの「気まコン」を一冊にまとめたもの。

何と974ページもあります。

 

広告代理店・白クマ広告社を舞台として、クライアントのカブト自動車、競合の荒鷲エージェンシー、テレビ局などのマスコミなどの中でアドマンの仕事、プライベートを面白おかしく4コマ漫画化した作品です。

 

登場人物

ヒライ・・・白クマ広告社第5営業局 カブト自動車担当営業 ヒラ社員

財前五郎・・・カブト自動車宣伝部長 ヒライの得意先

クマダ・・・白クマ広告社第5営業局部長 ヒライの上司

ウツイ・・・白クマ広告社第5営業局 ヒライの後輩 95年から登場

マツイ・・・白クマ広告社制作局 CMプランナー

ナオエ・・・白クマ広告社制作局 CMプランナー

細川・・・白クマ広告社媒体局 テレビ部ネットワーク3部・主事

カヤマ・・・荒鷲エージェンシー カブト自動車担当営業

社長・・・白クマ広告社、第5代社長

 

今も連載が続いています。

何と35年・・・。

これって、すごいことだと思います。

よくネタが尽きないですよね。

 

新入社員の頃、最初に配属されたのが、製薬メーカーさん担当の連絡局。

当時は、まだ営業局という言葉を使っていませんでした。

第1連絡局、第2連絡局・・・という広告営業セクション。略して、イチレン、ニレンと言っていました。

この製薬会社の番組・・・今でもCXでオンエアされています。

CX最古の音楽番組だと思います。


当時の広告代理店・・・

媒体関係では、新聞雑誌などのスペースを扱うシンザツ局や、ラシオテレビのタイムを扱うラテ局。

制作関係では、3つのクリエイティブ局があり、クリエイティブディレクター、デザイナー、コピーライターなどのクリエイターが所属。

イベント関係を扱うSP局(セールスプロモーション局)。

その他、国際局やマーケティング局など何だか分からない、怪しい名称の部署がたくさんありました(笑)。

当時から、広告代理店ではなく広告会社と呼ぼうという動きがありましたが、その掛け声むなしく、やっぱり「ダイリテン」の方が優勢です。

 

新入社員の仕事は、電話取り、テレビ局やラジオ局への素材(懐かしい言葉デス)の配達、朝早く来て先輩の机を拭く(体育会系)、大きな声で挨拶、ニールセンやビデオリサーチ視聴率の資料作り、飲み会の手配、タクシーの配車手配などなど。

そのクライアントさんがスポンサードしていたのが、CXの「ミュージックフェア」。今もオンエアされているフジテレビの最長寿番組です。当時は、新宿・曙橋にあり、ツカイッパで素材を運んでいました。

「気まコン」もマンガ界のミュージックフェアを目指して頑張ってほしいものです。

 

当時は、webやネットもなく、パソコンやスマホもない、のどかな時代。

携帯電話はドでかい肩掛け型のもので会社に数台・・・ビジネスの実戦には使えない代物。

PCもシステム部にある、これまたドでかいタンス状態。

新入社員教育の一環で六本木のIBMに1週間行かされPL1というコンピュータ言語を学ばされましたが、

何の役にも立ちませんでした(苦笑)。

そういえば、当時はワープロの時代・・・オアシスの親指シフトという超ガラパゴスの時代でした。

今、活躍されているアドマン。

ケータイあり、スマホあり、タブレットありの時代・・・。

24時間戦えますか?の世界になっており、本当に大変だと思います。


今回の第二の電通事件。

本当にココロが痛みます。

広告マンに必須の技術・・・手抜きの技、テキトーのスキルを習得する前の新入社員でした。

有能な女性広告マンが自ら命を絶つ・・・本当に残念です。

あと1年位の経験を踏めば、メンタル的にも強くなり、先輩からも、仕事のサバき方が伝授されていたと思います。

真面目な彼女は、仕事に真正面から向き合い、ミッションコンプリートに向けて、頑張っていたのではないでしょうか。

身も心も、クライアント、会社に捧げていたのだと思います。

本当に残念でなりません。


それにしても、彼女をマネジメントしていた管理職・・・労務管理の知識も労働法や就業規則も全くと言っていいほど理解していなかったのではなかったと思います。

マスコミ報道では、105時間の残業と出ていますが、

おそらく、その倍の200時間の時間外労働があったのではないかと思います。

与件が事実だとすると、これは不作為の犯罪行為だと思います。

労災認定でも、月80時間以上の残業(電通で言えば90時間位の残業)、100時間以上の残業(電通で言えば120時間位の残業)がポイントになります。

労働Gメンたる労働基準監督署、カトクは徹底的な対応をしていただきたいものです。


そして、最近では、三田にある大学の広告研究会の事件。

週刊新潮や週刊文春の記事が本当だとすると、これは、まさに刑法犯。

女性が犠牲となった事件。

小職の友人にも、ここの大学の広研のOB、OGがいますが、どこか、彼彼女は、とても、いい人たち。

今回の事件にも、心を痛めていました。

文化系サークルの「体育会もどき」は、程度を知らない・・・。

ケンカの経験が少ない子どもたちが、程度を知らずに相手を死に追いやってしまう・・・。

そんな現実だと思います。

先輩後輩の上下関係も、体育会系以上に出鱈目・・・。

広告マンの真似をしても、しょせん学生。

10年早いと思います。

調子に乗るのも、いい加減にしろ!

ミスコンをやったり、海の家をやったり、パーティをやったり・・・。

はっきり言います。

そんなお祭り人間は、今の広告代理店には不要です。


大学の広報からもオフィシャルステートメントが出ていますが、回答にはなっていません。

隠ぺい工作とか、もみ消しと言われても、仕方のない対応だと思います。

学長、大学の幹部が、しっかりと真実を調べ、オープンにする義務があると思います。

ガバナンスが機能していない大学組織。

被害にあった女性は、本当に大きなショックを受けていると思います。

福沢諭吉先生も、激怒されているのではないでしょうか?

神奈川県警、地検は、しっかりと真実を究明して、法律的なお咎めを下していただきたいものです。


広告代理店で働く若き俊英たち・・・からだに気を付けて、元気に、とりあえず元気で!

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