囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

大塚うたごえ酒場へ

2017-12-10 10:53:24 | うたごえ

職場を定年退職して20年が経ちました。現役で働く人達、特に不当な資本や権力の論理で職場を追われた仲間の人達の息吹に接したいと思い、大塚うたごえ酒場に初めて行きました。

山手線大塚駅から歩いて5分程のビルの7階でした。平素は会議室として使われているようです。

初体験とあり戸惑うことばかりでした。入場料 500円、会場での飲食の金券 500円分の1,000を払って入場しました。

「うたごえ酒場」ですから、アルコールもあります。それにつまみや、おにぎりもありました。なんと売り子さんに、ところざわうたごえ喫茶のスタッフをしてくれているEさんがボランティアで手伝っているのにはびっくりしました。

歌リードなどは、南部合唱団が裏方でサポートしていてくれているようです。伴奏は、アコーディオンの新井幸子さんの他、ギターがふたりでした。歌詞はテーブルに歌集が置いてあるほかプロジュエクターで両面に投影していました。

私が気に入ったのはこの横断幕です。

「苦しい時 悲しい時 嬉しい時 歌はいつも傍らに」 その通りです。私たちの所沢うたごえ喫茶の来場者の方は70歳前後の方が多いです。これまでの人生の中で、沢山の苦しいこと 悲しいこと 嬉しいことがあったと思います。その時々に 傍らには歌 があったと思います。

今、苦しい時を迎えているのがJALなどの争議団の方々です。国策に振り回され倒産させられた日本航空、その日本航空から解雇されたパイロットや乗務員の方々です。その明るさには驚くばかりでした。

日本航空をつぶした経営陣、国策を押し付けた政府 誰一人責任を問われぬままに、組合つぶしで解雇された方々は、自身の名誉と尊厳をかけて今も元気に戦っています。

南部合唱団の素敵なハーモニーを聞いたり、リクエストに応じて沢山のうたを歌いました。私は、今回は「人間の歌」を歌いたくて来ました。

国鉄分割民営化のなかで国鉄労働者が作った歌です。「俺たちのシルクロード」「地底の歌」そして最後に争議で闘う仲間と手を取り合って「人間の歌」をうたいました。

そして争議資金のため物品販売に協力し、JAL争議団の連帯バッチを買いました。リタイアしていて背広を着るときはないのですが街歩きの帽子に着けようと思っています。

因みに、お酒大好き人間の私は、つまみ代 1000円、アルコール代 1000円 の2000円ほどを使いました。

新しい年も機会があればまた行ってみたいと思った元気の出た大塚うたごえ酒場でした。

 

 

 

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