BE~Beautiful Energy~

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Book: やり抜く力GRIT~人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

2017-05-28 | Book
やり抜く力 GRIT

著者はポジティブ心理学創設者であるマーティン・セリグマンに師事し、「フロー」のミハイ・チクセントミハイや、「Growth Mindset」のキャロル・ドゥエックとも共同研究し、明らかにされたGRIT理論。ポジティブ心理学の最先端理論でもある。
この本を読んで、「天才とは1%のひらめきと99%の努力(トーマス・エジソン)」「好きこそものの上手なれ」「千里に道も一歩から」
という言葉を思い出した。
著者の貢献は「GRIT(やり抜く力)」の成果を科学的に立証し、GRITスケールで常に自分を客観的にアセスメントする方法が編み出した点だろう。


以下、本の中から気になった点のメモ。

成功するのは生まれつきの「才能」ではなく、「GRIT(やり抜く力)」
「やり抜く力」は「情熱」x「粘り強さ」」の二つの要素でできている。
「やり抜く力」は幸福感や健康と比例する。

「才能x努力xスキル=達成」の相関関係の理論を打ち立て科学的に立証
1)才能x努力=スキル
2)スキルx努力=達成
「才能」とは、努力によってスキルが上達する速さのこと。
「達成」は、習得したスキルを活用することによって表れる成果のこと。
人がどれだけのことを達成できるかどうかは、「才能」と「努力」の二つにかかっている

偉人と普通の人の決定的な相違点は、次の4つ。動機の持続性
1.遠くの目標を視野に入れて努力している
2.いったん取り組んだことは気まぐれにやめない
3.意志力の強さ、粘り強さ
4.障害にぶつかってもあきらめずに取り組む

私たちの性格は、「遺伝子」と「経験」とその相互作用によって決まる
環境変化が変化を生み出す。必然性があれば人間は変化を受け止め適応する。

「やり抜く力」と年齢に関して
1.やりぬくちからは、育つ時代の文化的な影響を受ける
2.やり抜く力は、年齢と共に強くなる

「やり抜く力」を強くするステップ (あるかないかではない、自分で身に着けることができる。後天的)
1.興味・・・自分のやっていることを心から楽しんでこそ「情熱」が生まれる。
2.練習・・・粘り強さの一つの現れは「昨日よりも上手になるように」日々の努力をおこ取らないこと。一つの分野に興味を持ったら自分のスキルを上回る目標を設定してクリアする「練習」に励む必要がある
3.目的・・・自分のやっていることの目的意識を持つ
4.希望・・・希望は困難に立ち向かうための「粘り強さ」

自分の興味にあった仕事をしているほうが、仕事に対する満足度が高い。
自分の仕事を面白いと感じているときのほうが生産性も高い。

意図的な練習をしなければ上達しない
エキスパートは、何時間もの練習を積み重ねるだけではなく、「意図的な練習」を行っている。
エキスパートは、「ある1点に的を絞って、ストレッチ目標を設定する」「しっかりと集中して努力を惜しまずにストレッチ目標の達成を目指す」「改善すべき点が分かった後は、上手くできるまで何度でも繰り返し練習する」
「意図的な練習」」はフローに入りやすい
「意図的な練習」を最大限活用するためには、習慣化すること


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Book:LIFE SHIFT(ライフシフト 100年時代の人生戦略)

2017-01-22 | Book
これからは、読んだ本も忘れないようにブログに残しておこう。
書くことで、自分の考えも整理できて、自分の記憶にも残る、から。


少し前になるが、発売されてすぐに読んだのが、LIFE SHIFT(ライフシフト 100年時代の人生戦略

著者は「ワークシフト」や「未来企業」で有名なロンドンビジネススクールのリンダ・グラットン教授。

前々作の「ワークシフト」は、私が漠然と考えていた未来の姿を、教授は、明確に根拠をもって示してくれた。その時の衝撃は忘れられない。(思い起こせば、この本が大好きすぎてこちらで本の紹介もしていました)

今回の「ライフシフト」のテーマは、ワーク(仕事)よりも広いテーマ「人生」について。

本の内容については、たくさんの人が書評や解説を書いていらっしゃるのでここでは記載しないが、私がこの本を読んで一番心に残ったのは、「近未来(すでに今でも?)には、今までの『お金と時間』に関する常識が大きく覆る」という強いメッセージだった。

だからこそ、人間は「より良く豊かに生きる(Well Being)」実現のためには、今までお金で得ていた幸福や資産に加えて別の資産を持つことが重要となる。

昨年末、本の出版に合わせて来日したリンダ・グラットン教授の講演会に行く機会があったが、教授自身が冒頭に「この本を書いて自分自身の人生戦略も変わった」とおっしゃっていたのがとても印象的だった。

「生きる」ということは「生かされている」ことでもある。
人生100年もあるのであれば、「生かされている」ことへの恩恵の恩返しを、たくさんできる人になりたい。






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学びを形に...初めての出版体験(20)

2016-12-30 | キャリア・仕事
私が、本を出版できるようになるまでの道のりを、忘れないように残しておこう。

いよいよ、クライマックス。最終回。

前回からの続き。


ゲラの修正案を、編集者の三浦さんに送ってから、待つこと約1か月。

私と共著の山崎さんが「なかなか、三浦さんから連絡がないねえ」と心配している矢先。

振り返れば、ちょうど1年前、12月も暮れの頃だった。

編集者の三浦さんから連絡が入った。
「お二人のお直し(と、彼はこう呼ぶ)を何とかうまく反映させて、共著の違和感(2人で書くと書き方の微妙なニュアンスが違ってしまう)を調和して、最終原稿案ができました。か紙ベースで読んでいただきたいのでご自宅に送ります」

ということで、年末休暇直前の12月28日に、再び送られてきた厚さ3-4センチの原稿。

自分達の想いがたくさん詰まっているので、実際の重さ以上に、手に取るとずっしりと重く感じる。

私と共著の山崎さんは、年末年始は返上してこの最終原稿を読んで微調整する作業に取り掛かった。


そして、ここから出版までの仕切りが、敏腕編集者 三浦さんの腕の見せどころであることに、私たちは気づかされることになる。

最終原稿完成までの細かいスケジュール管理、校正(今年はTVドラマでも校正者がフォーカスされたが、こんなに細かい校正をしてくれるとは書いた当初は想像もできなかった)、
そして、カバー表紙、出版日の決定。

原稿ができるだけではまだまだ本は出版できない。

実際に本を出版して初めて分かったことだが、出版までの最後の最後の大仕事は、本のカバー表紙のデザイン。

いつもは落ち着いた印象の編集者の三浦さんが、いつになく興奮した口調で
「本のデザイン、表紙が決まりました! 弊社(ダイヤモンド社)の営業担当とも話をして、このデザインで行きます!売れるためにはインパクトが重要ですから!」
と、メールが送られてきたので、ファイルを開けてみると、、、
表紙デザインは、私と共著の山崎さんが想像していたものとは全く異なるタイトル『世界の最も野心的なビジネスエリートがしている 一流の頭脳の磨き方』になっていた?!
(ちなみに、私と共著の山崎さんは、それまでずっと仮称で進めてきた「世界のエグゼクティブは何を学んでいるのか?」が少し修正されるだけだと、信じていた、、、)

私達が伝えたかったのは、スキルやノウハウではなく、「経験と知識を高速回転させることによって知恵となって身につく学習そのもの」
しかも、打ち合わせでは、「エリートという言葉は使いたくない。自分達もエリートではない。地位や階級ではなく、誰にでもできる学びの方法と価値そのものを伝えたい」と何度も伝えていた。

しかし、最終的には私たちの意見は大きく却下され、編集者の三浦さんが「今の時代、本は巷に溢れておりなかなか売れません。売れるためにはまず手に取ってもらうインパクトが必要なんです!」ということで、本のタイトルとカバーデザインは決まってしまった。

今思うと、確かに、自分も本の購入を考える際には、「タイトル」「目次」「著者」を見て判断することが多い。
「本を書く」ということは作者の責任だが、「本を売る」ということは出版社の責任でもあるのだ。
私と共著の山崎さんは、三浦さんの経験豊富なアドバイスに身を任せることにした。
ここまで来たら、出版まであと少しなのだから。

それから、3か月。
いくつかの最終調整を経て、私と共著の山崎さんの本は、本当に出版されることになった。

2016年3月18日。
人生で一度は本を書いてみたい、と思っていた私の夢が実現した、宝物の日になった。

私にとって「本を出版するということ」から得た学びは本当に大きかった。作者が伝えたい想いを、たくさんの人たちが紡いで繋いで形にする。
表現することの難しさや、理想だけでは形にならないものをどうやって形にするか。
その苦しみと喜びを体感することができる貴重な経験でもあった。

この本を通じて私が本当に実現したかったことは「人の元気とやる気と勇気を引き出す」こと。
これで終わりではなく、ここからがスタート。


完。



拙著『世界で最も野心的なビジネスエリートがしている 一流の頭脳の磨き方』

ダイヤモンドオンライン掲載「一流の頭脳の磨き方」



追)
本が出版されてから知った、編集者の三浦さんのすごさ。三浦さんは世の中に多くの「一流~」ベストセラーを出している本当に敏腕編集者なのだった。三浦さんに心から感謝したい。
「一流の育て方」
「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」
等。















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学びを形に...初めての出版体験(19)

2016-12-24 | キャリア・仕事
私が、本を出版できるようになるまでの道のりを、忘れないように残しておこう。
もうすぐクライマックス。


前回からの続き。


2015年も師走にかかる季節だった。

送られてきたゲラの原稿(厚さにすると3-4センチくらい)の重みをひしひしと感じながら、私と共著の山崎さんは何度も何度も原稿を読み返した。

ちなみに、最初のゲラ時点では、本のタイトルや目次は全て仮称となっていた。(本のタイトルはここまでずっと「世界のエグゼクティブは何を学んでいるのか?」)


最初はまっさらな気持ちの読者として。


序章
・・・うんうん、すごくいい感じでよみやすい。私達がEMBAの学びを通じて一番体感した「高速回転学習(理論と実践を高速で回転することで知識と経験が知恵に変わること)を分かりやすく伝えられている。

本を手に取っていただいた方にはすでにお分かりだと思うが、私達の本は、序章が非常に長い。これはここに私たちの学びが全て集約されているから。

第1章(リーダーシップ)
・・・これもまずまずわかりやすい。でもいくつか修正が必要かな。特に英語の意図が日本語にすると分かりにくいところがあるかなあ。

第2章(ネゴシエーション)
・・・やや座学が多すぎるかな?もう少し実例を入れよう。

第3章(イノベーション)
・・・もう少しポイントを絞ったほうがいいかも。そうだ、私達のEMBAで学んだことの一つには「イノベーションを創る人材」もあった。それも入れよう。

第4章(マーケティング)
・・・巷にはマーケティング関連の本がたくさんあるので、私達の本ではエッジを利かせて本当に伝えたいことだけを伝えよう。

第5章(グローバル思考)
・・・「グローバルリーダー」と一言で言っても色々なパターンがある。私達も常に模索中だから、読者にも自分達のリーダーシップスタイルを追求してもらえるように最後は少し問題提起で終わろう。

おわりに
・・・共著だと二人の想いがたくさんあり、書きたいことはたくさん。でも、三浦さんには「短くお願いします」と言われていたので、最終的には「本を書くことになったきっかけ」だけに絞らなきゃ。


などなど。

読めば読むほど、「あー、あれも入れれば良かった。いや、もう少し的を絞ったほうがいい」など、頭の中を想いがよぎっていく。

私と山崎さんは議論をしながら、いくつかの修正パターンを編集者の三浦さんに送った。

はたして敏腕編集者の三浦さんはここからどんなふうに最後の仕上げをしてくれるのだろうか。


続く。。。







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学びを形に...初めての出版体験(18)

2016-11-28 | キャリア・仕事
私が、本を出版できるようになるまでの道のりを、忘れないように残しておこう。

前回からの続き。

一番時間がかかった「リーダーシップ」を乗り越えると、
残りの「ネゴシエーション」「アジアビジネス」「テクノロジーマネジメント」は、
編集者の三浦さんと共著の山崎さんと話しながら順調に原稿作りが進んでいった。

それから1か月。
共著の山崎さん私は、各章ごとには少しまとまった文章になったものを、章全体として形になるように何度も読んでは微調整する、という地道な校正作業に入っていった。
ここでも共著の難しさが浮き彫りになった。
山崎さんと私では何よりも論調や書き方が違うので、各章を組み合わせると何となく全体がちぐはぐになってしまうのだった。

ここは私達二人では何とも解決できなかったので、敏腕編集者の三浦さんに全体の統一感を出してもらうようにお願いした。
他にもいくつも仕事を抱えていた(であろう)編集者の三浦さんだったが、二つ返事で引き受けてくれた。
本の出版には何よりも編集者が一番の功労者なのだ、と改めて実感した。

時が経つこと、2か月。。。
夏も終わり、秋に差し掛かる10月頃。
共著の山崎さんと「あれ?三浦さんから連絡がこないね。私たちの本、進捗どうなっているのかなあ」と不安を募らせていた矢先に
三浦さんから「全体の原稿の第一案ができました。印刷してお送りします」と連絡があった。

「生みの苦しみ」とはよく言ったもので、原稿の素案を見ただけでも私も山崎さんも心躍るように嬉しかった。

さてさて、本になる前の原稿の素案は全体を通して読むとどんな風になっているのだろうか?

私達はドキドキしながら原稿を読み始めたのだった。

続く。。。



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