今回は、お経の内容に視点を移して、般若心経にどんなことが書かれているかを見ていきましょう。
はじめに、お経全体を大きく把握しておきましょう。そのために般若心経に登場する人物を確認しておきます。おのお経には「観自在菩薩」「舎利子」「菩提薩捶」「三世諸佛」が登場します。経典はお釈迦様の教えが書かれたものですから、普通はお釈迦様が登場するはずなのに、個々にはお釈迦様の名前がありません。不思議だと思いませんか?実はここにトリックがあるのです。
私たちが普段読んでいる般若心経は、書物でいえば本文に相当する部分だけです。例えば、文楽や歌舞伎では物語の一番メインになるところだけを演じることがあるように、物語の一番大切なところだけを抜き出しているのが般若心経です。ですから、般若心経はいきなり「観自在菩薩」から始まります。しかし、玄奘三蔵の翻訳より遅れて成立した、序文と結文を補った般若心経には、ちゃんとお釈迦様が登場します。
先に経題を説明したときに、「心経」だけではわかりにくいので補われ、現在の『摩訶般若波羅蜜多心経』になったことを記述しましたが、本文でも同じようなことが起こっていたのです。
次回、序文、本文、結文に分けて般若心経の中身について紹介したいと思います。
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はじめに、お経全体を大きく把握しておきましょう。そのために般若心経に登場する人物を確認しておきます。おのお経には「観自在菩薩」「舎利子」「菩提薩捶」「三世諸佛」が登場します。経典はお釈迦様の教えが書かれたものですから、普通はお釈迦様が登場するはずなのに、個々にはお釈迦様の名前がありません。不思議だと思いませんか?実はここにトリックがあるのです。
私たちが普段読んでいる般若心経は、書物でいえば本文に相当する部分だけです。例えば、文楽や歌舞伎では物語の一番メインになるところだけを演じることがあるように、物語の一番大切なところだけを抜き出しているのが般若心経です。ですから、般若心経はいきなり「観自在菩薩」から始まります。しかし、玄奘三蔵の翻訳より遅れて成立した、序文と結文を補った般若心経には、ちゃんとお釈迦様が登場します。
先に経題を説明したときに、「心経」だけではわかりにくいので補われ、現在の『摩訶般若波羅蜜多心経』になったことを記述しましたが、本文でも同じようなことが起こっていたのです。
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