にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【映画】『吸血蛾』

2012年01月15日 | MOVIE
『吸血蛾』(1956年/東宝)
監督:中川信夫。
出演:池部良。久慈あさみ。東野英治郎。安西郷子。小堀明男。有島一郎。

デザイナーのコンテストで最優秀賞を得た一流デザイナー浅茅文代の元に、ある男から贈り物が届く。それを受け取ったマネージャーによるとその贈り物を持ってきたのは、狼のような口元をした男だったという。贈り物は牙の歯形のついたりんご。その日以来浅茅文代の様子がおかしくなる。そんな中、文代を指名して呼び出しがあったが体調不良の文代の替わりに出向いたモデルの加代子が戻らなくなり、死体となってマネキンの箱に入れられ店に送りつけられる。そして再びモデルの一人の行方がわからなくなり・・・。

横溝作品で、監督が中川監督で、池部良さんが出てる。これはぜひとも見なければとCATVをいそいそと録画。
何の予備知識もないままに見たもんだから、まずファッションショーから始まり、なんともモダンな雰囲気に、これホントに横溝作品ですか?という気分になる。そしてなんで昆虫博士がファッションショーに来るんだよ?という不思議さながら、どうも雰囲気は江戸川乱歩なんですよね。そして魅惑なダンサーの踊りに、新東宝ですか?という突っ込みが入り、切断された足のダンスには、横でダンサー一緒に踊ってたじゃないかよ!と今度は大きな突っ込みが入る。この作品を見てネットで検索して初めて知ったんですが、なんとこの作品DVDにもなってるんですね。グダグダなのに・・・。あ・・・。言っちゃったよ。(^-^;
一応あらすじ書いたけどさ、ホントにグダグダなんだよ。金田一何にもしないし。しかも拳銃で撃たれ川の中へ!あんたは明智小五郎かよ!とまたも突っ込み。おまけに死んだと思わせる意味がわからない。意味がわからないと言えば全編通してなんですけどね。(^-^;
ラストの謎解きのこれまたやる気のなさが素晴らしい(笑)。ついていけなかった私が悪いのか、エンドマークを目にして私は見事なおいてけぼり感に呆然としてしまったよ。犯人わかったからいいっていうようなもんではないように思うんだけどねぇ・・・。しかも一番、殺人に快楽を見出してしまいましたな狂気感の似合わない人が犯人なんですからねぇ・・・あ!ネタばれ!?

-2012.1.15 CATV録画-


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