ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

やーっとちょっとだけ着物話題

2016-10-12 12:56:07 | 着物・古布

 

先日、友人のお嬢様が、めでたく華燭の典を挙げられました。

いいもんですよねぇ、おめでたいことのお衣装は…。

で、どちらにも「お祖母様」がいらしたのですが、おひとりが少し体調が…ということで、

洋装になさり、もう一方のお祖母様も「それなら合わせて…」と、洋装になさいましたそうな。

優しいお心遣いと思います。今は着物も家から来ていく時代ではなくなっていますが、

やはり着物を着るということ自体がほとんどない状態ですから、何時間かを留袖でお過ごしになるのは、

身体に不具合があれば、しんどいことになってしまうのでしょう。

花嫁さんは、挙式はドレス、お色直しは白無垢に色打掛でしたが、髪は洋髪でした。

賢い選択かな、と思っています。

 

最近、結婚式は白無垢か、色打掛…と、あこがれてくださる方は、まだまだいらっしゃるようなのですが、

残念ながら髪形は「洋風」がハヤリ…。ためしに「結婚式 打掛 画像」で検索すると、

洋風、日本髪もどき、どっちつかず…で打掛の写真がごっそり出てきます。

きくところによると…日本髪はどうしてもカツラになります。

そうすると、式をそれで挙げて、披露宴のお色直しで退席してドレスに着替えたとき、

カツラの下でペタンコになっている髪を、一からカーラー巻いてセットしなければならない…

その時間と手間、さらにはカツラが重いということで、敬遠されるのだそうです。

まぁ昔のお色直しは、白無垢から色振袖…でしたから、髪はそのままで、

問題なかったのでしょうが、今は多様化して、お色直しはドレス…が多いですから。

だからといって洋装で挙式、髪をつぶしてカツラで和装のお色直し…というのも、

カツラかぶらなくてもねぇ…になってしまうのでしょうね。

 

時代の流れと言ってしまえばそれまでなのでしょうけれど、私は洋髪で打掛というのは、

どうもピンときません。元々着物がいまよりずっとシンプルで、(室町鎌倉くらい)

対丈で細帯のころは、髪は垂髪が主流、上も下もシンプルだったわけです。

髪を結うとか、かんざしを付けるとか、合わせて着物や帯の形もだんだんかわってきて…

最終的に、髪を結い、衿を抜いて着物を着て、幅広の帯を締めて…になってきて、

頭のほうも大きく結うようになったわけです。つまり見た目のバランスってことですね。

あの着物だから、あの髪型、あの髷の大きさだからあの着方…ということです。

しかも花嫁衣装の時は、普通の振袖と違って丸帯を使いますし打掛も着ます。

大きくて豪華なんですよね。それで洋髪だと、首から上が貧弱に見えてしまう…。

ならばと洋髪を盛り上げると、和だか洋だかどっちつかずで、今度はドレスに合わなくなる…。

友人のお嬢様が本命で大切な挙式はドレスにして、披露宴の時に洋髪に打掛。

洋髪と言っても和風でおとなしい感じ、かんざしの代わりに耳の上に大きなお花を飾っていました。

ハヤリの盛り盛りゴテゴテヘアではありません。

お色直しはかつては「この家に染まります」の切り替えでしたが、今は単にお召し替えの意味になっています。

洋装から洋装、洋装から和装、またその逆であっても、大切なのは挙式ですから、

お嬢様の選択は賢かったなぁと思った次第です。

 

さて、結婚式も多様化して、いろいろな状況があって当たり前にはなっていますけれど、

一生に一度のことです。あ、すいません、私二度でしたー。

つつがなくお開きになり、「いいお式だったわねぇ」と言われたいものです。

結婚式は準備期間も長いですから、葬儀よりは問題が起こることが少ないものですが

(葬儀って急にすることだからでしょうか、何かといろいろあるものです)

友人は東北の親戚の結婚式に、横浜から留袖着ていったら、ついたところで大雪。

留袖の裾をおおまくりにまくりあげ、借りた長靴で式場に向かったとか。

いとこの娘は冬の金沢で挙式でしたが、もっとひどくて、大雪で道が通行止めになり、

京都から行った親戚の一家は、ついにたどり着けずに途中でUターン。

まぁ季節や土地柄も考慮に入れないと…ですねぇ。

私の実情はさらに深刻で??…予定していた身内がだれも結婚しない…

留袖は一度も着ないまま、すでにハデになって着られまへんがな。

どーしてくれるんじゃーっ!

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10 コメント

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Unknown (サザエ)
2016-10-12 15:27:02
お久しぶりです~
そうなんですよ。。予定している人が結婚式を挙げてくれないと、
亡き母の形見の黒留めそでを着る機会が。。。
なので、言います。。子供たちにw
一度ずつでいいから、結婚式を挙げて、
私に黒留着させて~~って。。
という私、式を挙げず、披露宴もせず。。
おまけに弟は独身。。。
草葉の陰で、母は何と思っているでしょうね('◇')ゞ
なんなら、弟が結婚式をしてくれても。。良いのですが(笑)
Unknown (ziz)
2016-10-12 21:20:54
お久しぶりです。
打ち掛けに洋髪ですか。
イメージがわかないわ。
バランス悪いですよねえ。
私は着物ばかりでしたわ。
打ち掛け、お色直しの振袖、自前の付け下げ。
だから鬘つけっぱなし。
重いですよね。自然と下向きになってしまいます。
実家で着付けして、式場までタクシーで1時間。
天井につくので体斜めにして乗ってました。
従姉妹が「大変だねえ」と一言。
昔昔の話です。

振袖を2枚作った友人が居ました。
成人式でつくり、結婚が遅かったので2枚目つくり。
今なら式に呼ばれたら洋装にしようなんてなるのでしょうが。

衣替えしなきゃです。着物も風通して・・
考えただけで疲れちゃうわ。(@@)
Unknown (陽花)
2016-10-13 00:11:12
最近は結婚式の前に前撮りをされるようですね。
時々神社仏閣で写真撮影のカップルを見ますが
文金高島田はほとんど見ませんね。
遠い日の式当日、頭痛にあの重い鬘は辛かった
です。
Unknown (とんぼ)
2016-10-13 10:25:01
サザエ様

嫁入り道具の一枚として持たされたって、
すぐ着なきゃ派手になり、中年すぎて作り直したら
適齢期のヤカラは全員「結婚しなーい」…
ほんとに無駄になってしまいます。
最近は人に相談されると「レンタルにしときなさいよ」と
お勧めしてる、とんでもない着物好きです。
Unknown (とんぼ)
2016-10-13 10:32:23
ziz様

暮らしがどんどん西洋化して、いまや文金高島田とか
過去の遺物みたいになっているのでしょうか。
私もカツラ重かったし、痛かったけど、
それもひっくるめて結婚式の思い出…ですねぇ。
楽しくはしゃぐパーティーではないと思うのですが
今の若い方は、そうではないのでしょうね。

経済的に余裕があれば、留袖も色留も
振袖も、みーんな夏冬分ほしいーーー
Unknown (とんぼ)
2016-10-13 10:34:07
陽花様

いつのまにか洋髪で打掛…になっていて、
あららーと思いました。
私もカツラ重かったです。
私の場合は、かんざしのどこかに、
地毛が引っかかっていたらしく、
ずーっとそこが痛かったです。
頭痛がお式の思い出…笑えないですねぇ。
Unknown (そら)
2016-10-13 11:42:42
昨年の11月に長女が結婚しました。
文金高島田に色打掛で神社で挙式
お色直しで白いドレスを着ました。
やっぱり打掛には高島田ですよね
洋髪で綿帽子をかぶってしまえばなんとなくさまにもなりますが。
幸い娘も私と同意見で、古風でしたがとてもいい式を挙げることができました。
来年には初孫が生まれる予定です。
留袖着る機会 (otyukun)
2016-10-13 16:42:41
ご無沙汰です。
甥っ子の結婚式は人前結婚、和装は親だけ許可。
年寄りは着るものが無く、大もめしました。
女性のご年配はさてというと洋装で披露宴に着るものは少ないですね。

家内の留袖は姪で一回だけ使用。
義姉は何度か着てくれていますが、もう一人の義姉は折角作ったのに一度もありません。
息子も姪も甥っ子も早く使わせてくれれば良いのですが。
Unknown (とんぼ)
2016-10-14 20:16:24
そら様

お嬢様のご結婚、そして来年はお孫さんとのこと
かさねがさねおめでとうございます。
長く続いてきたことには、それなりの意味も良さも
あるものなのだと、わかってほしいところです。
佳いお式になりましたね。
Unknown (とんぼ)
2016-10-14 20:21:48
otyukun様

こちらこそご無沙汰しております。
式も披露宴も、いろんなパターンが出てきて…
まぁ形ばかりとか、見栄だけとか、
そういうことよりはいいとは思いますが、
いろんなところで問題も出てきますね。
私も、たとえ話として、もし明日留袖、なんてことがあったら、
ハデで着られませんから、洋服になってしまいます。
となったら…ありませんよ、ブラックフォーマルしか。
仕方ないから、夜なべしてハデなコサージュでも作り、
母からもらった指輪だのネックレスだの総動員して、
それでいくよりありません。
あら、黒のフォーマル用靴がありません。
えーい佐賀錦の草履で行っちゃるっ!?

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