ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

おソロでほしかった…かな?

2015-01-23 19:01:18 | 着物・古布

 

写真は過去記事で使ったもの。

「蹴鞠柄和装コート」です。正面から見たときの「蹴鞠」があんまりにもデカくて、

ちょっとねぇぇぇでしたが、これは表もさることながら、裏がステキで買ったのです。

ご覧になっていない方のために、まずは「ビッグサイズ・ボール」…

インパクトありすぎ。

 

                

 

でも裏には水もしたたる…こんな公達が…。

 

   

 

で、今回、いつも覗くショップを見ていましたら、こんな帯が…(画像お借りしてますごめんなさい)

 

      

 

こちらコートの方

         

 

おソロじゃん!…とは思ったのですが、やっぱり鞠が大きすぎ…幸か不幸か「SOLD OUT」。

 

コートも帯もバックは「柳」、これは、蹴鞠の試合の時、場所、つまり「コート」のラインを引く代わりに、

四隅に木を植えるか立てるかして、範囲を決めたことによります。柳か桜、松、楓の4種、

根ごとちゃんと植木として植えたものを「本木」、そのときだけ切ったものをさしたときは「切り立て」。

柳が多かったそうで、柳に蹴鞠柄はいわば「定番」です。

蹴鞠のボールは絵の通り、完全な球形ではありません。フットボールなどもそうですが、

球体でないものは、蹴ったときに当たる場所で、飛ぶ方向もちがったでしょうから、

むずかしかったでしょうね。

 

まぁそんなこんなで「蹴鞠柄」、見つけてはみたものの、もし売れてなかったとしても、

これを締めるのはなぁぁぁぁ、という気がしました。

それでもおそろいで、ついでに着物はないかしら…なんて考えるあたり、私やっぱり欲が深いわ…。

あるんですよぉ「柳に蹴鞠」の小紋柄って…。 


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
裏地に凝るのは楽しいですよね。 (Chopin)
2015-01-23 23:10:34
 おじゃまします。
私の一張羅の羽織の裏地もちょっとだけやんちゃしています。裏地は普段見られない所だから楽しみがありますよね。
Unknown (とんぼ)
2015-01-24 11:03:18
Chopin様

ようこそ!コメントありがとうございます。
男物の羽裏は、ほんっとにいいものがあります。
少しだけコレクションしていますが、
見えないところに凝るという「裏勝り」の文化は、
無くしたくないと思っています。
そうういうやんちゃは、いいですねぇ。
Unknown (古布遊び)
2015-01-24 11:36:18
インパクトのある柄ですねえ~
ナカナカに凄い。
確かにこれを締めるのはちょっとお。。。という感じでしょうか。
でも着物ならではの柄ですね。

コートも裏から受ける感じと表の感じが違って面白いですね。
蹴鞠と柳はそういう関係なのですね。
Unknown (とんぼ)
2015-01-24 18:12:27
古布遊び様

すごいでしょう。コートの方は、
まぁ着て動くときには腕や手で、
ちょっと隠れたりするかなともおもいますが、
なんかもう「ドーン」という感じですよね。
「俵みたい」という人もいましたっけ。

蹴鞠と柳、柳以外の木の柄をあまり見ません。
桜と蹴鞠、楓と蹴鞠もいいでしょうね。
Unknown (ぼんぼり)
2015-01-31 16:25:38
少しずつ過去の記事を読ませていただいておりますが、とんぼさん、本当にお詳しいですね。これを読んで能の名曲「遊行柳」に思い当たりました。この能では朽木の柳が舞ううち柳から蹴鞠、蹴鞠から源氏物語へと詞章が展開してゆくのですが、柳と蹴鞠の文様がこんな風に普通の着物や帯に使われていたのですねえ。今回ちょっと検索して見ましたら能装束にもあることを発見しました。実は私は長年お稽古しているのですが目から鱗でした。
Unknown (とんぼ)
2015-02-02 19:54:23
ぼんぼり様

お褒めの言葉、恐縮です。
「何々に何々」という柄は、和服には多いですが、
それぞれにいわれや理由があるので、
それを探るのも、また楽しみのひとつです。
日本の文化は豊かです~。

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