Tomatopiaの日記帳

クラシック、思い出、短歌、旅、政治

身辺雑記

2016-02-28 09:01:33 | 日記

毎日寒い。しかし身を刺すような外気も耐えられないほどではなくなり、太陽や風の暖かさを感じる日も増えてきた。桜のつぼみもつき始めている。あと1ヶ月足らずで桜が咲く!!

雑誌Will に変動があるらしい。編集者がWill とともに別出版社に移る。あるいはWill を手放して移り、その後「歴史通」の編集者がWill を引継ぐ、とのことである。
いづれにしても結構なことだ。歴史通の内容はWillに勝るとも劣らず、新Will が期待される。数多くの保守言論誌が並立するのはいいことだ。

先日発売のWill の巻頭に渡部昇一先生の論文が載った。昨年末の安部=朝鮮合意について保守層の意見が分かれているのを心配され、「今の日本が直面する最大の脅威は北朝鮮であり、日米韓がなんとしてでも団結せねばならず、総理は国の名誉を犠牲にしてでも現実の差し迫った脅威に対処しようとした」ということのようだ。

しかし、北朝鮮を押さえるための多国間体制などというものは出来て間もなく崩壊したーー南北朝鮮がいかに信用ならない国家・民族・文化であるかということも骨身に沁みて我々は十分に知った。米国そのものも、とりわけ建国以来対日戦争をも含む過去の歴史、戦後以来仕掛けた戦争その他のすべての対外政策の失敗など、信頼を失った。シナはいま朝鮮とともに我々の敵国となって危険な動きを強めている。

我々は再度自分を傷つけ弱めて他国に奉仕するより別の選択肢を取るべきであった。我々はいま危険にとり囲まれており、かつ内部の危険に直面し蝕まれている。
これ以上戦後体制にもとづいた虚構による「日本貶め」も「用日」も我々は受け入れてはならなかった。70年経ってなお一国の独立が果たせない・・・政治的、経済的、軍事的にも・・・これはあってはならないことだ。

総理が仕方なくあの妥協をした、というのなら、それを補って余りある別の行動が必須であるーー

 

・・・・ところで、この冬も毎日朝から晩まで本を読んですごした。「古事記」も最近読んだ本に含まれる。心のわだかまりがすっきりと晴れるような気持ちであった。そして「日本人の精神」というものが今も我々の根幹にあることを改めて確信した。

もっとも感動的であったのは、古事記最大の英雄、あの「倭建命」(やまとたけるのみこと)の物語である。
東国の平定を命じられた倭建命は相模の国造にだまされて野原で火にまかれてしまったが、叔母から餞別に贈られた草薙の剣と火打石のおかげで窮地を脱する。
その後浦賀の走水から荒海を渡ろうしたが果たせず、同行していた妻の「おとたちばなひめ」は自ら人柱となって入水し、海は凪ぎ、渡ることができた。

その時おとたちばなひめはこのような倭建命への愛の歌を残して海に入ってゆくのである・・・

    さねさし相模の小野に燃ゆる火の 火中(ほなか)に立ちて問ひし君はも

これは現代人の我々にも深く深く訴えてくる言葉だ。もしかして和歌史上最初の挽歌なのではないか。

倭建命は旅を続け足柄山に至る。振り返れば通ってきた関東平野も走水もはるかに一望できる。今そこを離れようとする時、倭建命は感きわまって叫ぶ・・・

    吾妻はや (ああ、わが妻よ)

万感を込めたこの一語は、それだけで1つの歌といえるほどの力を持つ。

近江にたどり着いたものの体が弱り、死を覚悟した倭建命は故郷を思って歌う・・・

    はしけやし吾家(わぎへ)の方よ 雲居たち来も 
        (ああ、あの雲の向こうに故郷が!)
    倭は国のまほろば たたなづく青垣 山こもれる 倭しうるはし

死に近づくと人はみな故郷、自分の幼時と親兄弟などを思い出す。小林秀雄も似たようなことを言っている。 北原白秋にも同じ気持ちの歌がある。

     帰らなむ筑紫母国 早や待つと 今呼ぶ声の雲にこだます
     
そして倭建命は世に残る人々へのはなむけの言葉を歌う・・・

    命の全けむ人は たたみこも平群(へぐり)の山のくまがしが葉をうずに挿せ その子
       (私はいま死んで行くのだが、後に残る君らは、故郷のくまがしの葉を髪に
         挿して身を飾り、楽しく幸せに生きて行ってくれ、そう、君のことだよ!)

これは「聴けわたつみの声・・戦没学生の手記」を思い起こさせる・・・これから戦地に赴こうとする若い学生は、二度と戻ってこれないことを知りながら、後にのこる人々に祝福の言葉を投げかけ死地に旅立って行ったのである! 

 

 

 

 

 

 
     

 

 

 

 

 

 

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安倍首相は何をやろうとしている?

2016-02-05 17:58:34 | 政治

本屋を通りがかったので覗いてみると、「歴史通3月号」がすでに並んでいたので買い求め、近くの公園でパラパラとめくってみた。

面白い記事が多かったが、びっくりした記事が一つあったーー「気がかりな安倍政権の胆力」という中西輝政先生の批判である。氏は昨年の首相による「七十年談話」の下書きを作る「有識者」会合に参加され、全16名の委員のうちたった2人だけ正論を主張されて14名の自虐史観委員に対抗された。

今回この記事では、その会合でまる秘として回覧された未公開の「中韓など周辺諸国との歴史和解のために採るべき施策」案を明らかにされている。

その回覧された案は次のようなものだったそうだ。

1、いわゆる朝鮮人イアンフについて、首相が日本の責任を認め国家を代表してイアンフに謝罪する。

2、新たな補償や支援を行うための財団、基金を設立する。

3、これに日本は国家予算から公金を支出する。

4、靖国神社について「A級戦犯」分祀を推進する、あるいは靖国とは別の国立の慰霊施設を建設する。

5、中韓との和解のため、歴史教育、歴史教科書の問題に取り組む。
両国の他、欧米諸国をも含めた多国間歴史研究プロジェクトを外務省が中心となって推進し、その結果を国内の教育現場、啓蒙活動に反映させ、国民の歴史認識を正常化し、国民を再教育する。

さらに、私は知らなかったが、一月四日、首相は今年の参院選挙後に「有識者会議」を設け、女性皇族の皇室活動、女性宮家創設ーーこれは女系天皇への道を用意するものだーーについて前向きに検討すると報じられたそうである。(一月一日、時事通信=WSJ)

 

上のうち1~3は昨年末首相と外相が唐突にかけこみで実現させた。岩盤支持層はみな激怒したはずだ。支持を表明し大喜びしたのは河野など、反日勢力であって、われわれではない。

4、5についても、或る日突然、われわれが口を開けてあれよあれよと驚いているうちに手際よく強行、そういう手筈になっているのか?

絵に書いたような反日路線、売国路線そのものではないか。これはソーカの路線でもある。上級官僚、とりわけ外務省にいかに外国勢力が浸透しているか、呆然とする。首相は官僚に屈するしかないのか? 


振り返ってみると、70年談話はともかくとして、米議会での演説は自虐的であり、登録の必要もなかった軍艦島などの世界遺産では国の犯罪を認めた逆転の登録を許し、シナに南京「虐殺」事件の記憶遺産登録を許し、そして年末には朝鮮とイアンフ合意を行ってしまった・・・

これまで歴史問題についてはこの政権から騙されてばかりだったような気がする。「それは安倍さんの本心じゃないんだよ、官僚が悪いんだ、オバマが悪いんだ」などと、あれやこれやわれわれは「情状酌量」してきた。しかし、上の「予定」と「実績」を見ると、もはやそれでは済まされない。 

さらに、選挙後には憲法改定を予定しているといわれる。9条(と前文)だけならぜひ必要だが、これに地方分権、財政規律、移民・朝鮮人、天皇の地位なども押し込まれると危ない。

政権は国の誇りを捨て去るようなことばかりやってきた。「日本を取り戻す」どころではない、亡国の準備だ。
政権維持のために妥協して国を売ってはいけない。政権の目的は政権維持ではない。日本国、その力と伝統、過去の歴史の正しい清算、そして過去から未来にわたる先祖から子孫までのわれわれ日本人の誇りを維持することが目的の筈だ。

 

 

 

 

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