Tomatopiaの日記帳

クラシック、思い出、短歌、旅、政治

12月のぶらあぼ

2015-11-29 12:44:30 | 音楽

12月号のぶらあぼを手に入れた。今日は体調がよくなく、あまり多くの感想をかけない・・

 

1パート1名、という編成はどうなのか?  初めて見るもので想像し難い。澄んだ響き、親密な空間・・・かな?? いつもはリヒターなど大合唱の演奏を聴き慣れているのだが・・・

 

日本の歌手たちの総出演。日本の歌の広い世界を見せてくれるだろうか。

 

 

ゴスペル--その前は「黒人霊歌」と呼ばれていたもの。ジャズと並んでアメリカ発の音楽はこれだけ。この伝統が今なおどのように生きているか??  興味深い。(12月22日、文化会館)

 

合唱も歌も,もっともわれわれの耳に親しいもの。期待、ただそれだけ。

 

 

リート(歌曲)のリサイタルは少なく貴重。モツアルトからシュトラウスまで、クラシックリートの白眉である。とくに「最後の四つの歌」は聴き逃せない。

 

ソロだけでなく、この楽器による四重奏というものが確かな地歩を占められればいいといつも願っている。

 

この学校の学生の演奏はいつも関心をもっている。われわれの(日本人の)音楽の感性、傾向や水準を正しく反映していると思う。

 

お元気でなによりである。どうか生涯現役のピアニストとして人生を全うして頂きたい。

 

「日本人の愛のかたち」とはどんなものだろう??  意識することなく既にわれわれの血肉となっているはず。(来年3月10日)

 

ロシア出身ながら、日本に本拠を置いて活動しておられるとのこと。ブーニンについで2人目かな?? ノクターンはショバンの中でももっともショパン的なものと思う。

 

 

貴重な原石だ。素朴、率直でゆがみがない、日本人の感性そのものだ。

 

 

 

優秀な演奏家たち--実は世界的な水準にあって、しかも日本の伝統の先端にあるのだ。国際コンクールはいらない。日本はこの人たちを支えるだけの力をもっている。マーラーの曲はユダヤ人の孤独そのものである。管弦楽伴奏の歌は響き(音律)もよく「歌の協奏曲」というべきものだろう。

 

 なつかしい作曲家たち--明治以来われわれの耳にもっともなじんでいる音である。

 

 

 最近は 新しい試みが増えている感じがする。また外国人による日本音楽への取り組みも。われわれの「創造性」の伝統がよみがえりつつあるようだ。嬉しい。(12月23日)

 

古典ヨーロッパ音楽だけがクラシックではない、われわれの先達たちの取り組みにもっと関心をもたねば・・・ (順に、12月16日、20日、10日)

 

協奏曲の弾き方--コンクールの準備のために、ということだろうか。たしかにこのようなレッスンはいままでになかった。(12月16日)

 

この曲、この人のクラシックデビューを飾った曲だった。ジャズ風なカデンツァを聴く時のバックの楽団員たちの嬉しそうな笑顔が忘れられない。かれらにとっても初めてだったのだろう。(12月18日,渋谷オーチャードホールで22日)

 

 

 

 

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浜松国際ピアノコンクール始まる

2015-11-23 03:05:38 | 音楽

 

浜松国際ピアノコンクールが昨日から始まっていた。
またしばらく楽しむことができる !

ホームページは、http://www.hipic.jp/

日程は、http://www.hipic.jp/9th/schedule/

課題曲は、http://www.hipic.jp/9th/repertoire/

演奏の映像は、http://www.hipic.jp/video/ 

演奏順は、http://www.hipic.jp/9th/performance_order/first_stage/?m=11&d=23

出場者は、http://www.hipic.jp/9th/competitors/

出場者の出身地がとても多様なのに驚いた。このコンクールが世界的に認められ信頼され親しまれてきたということか。日本、ロシア、シナ、イギリス、イタリア、アメリカ、台湾、ギリシャ、ドイツ、フランス、スイス、カナダ、クロアチア、オーストリア、ベラルーシ、ウクライナ、キューバ、スペイン、などなどである。先日のショパンコンクールとは比べ物にならないほど多様。

課題曲は一次、2次、ほぼ自由に選択して小ソロリサイタルを行うというもので、出場者にとってはとてもやり易く実力を発揮しやすいものだと思う。練習曲がいっさい除外されているのも一つの目立った点である。「あなたの音楽を聴かせて」という態度である。これも出場者にとっては魅力的なものだろう。
3次は室内楽、本選は協奏曲とあらゆるスタイルが含まれるのも興味深い。

映像も大きく画質・音質ともに申し分ない。いま一次の人たち何人かを聴いてみたが、みなリラックスして臨んでいるように見え、実際にリサイタルホールにいるように感じる。先日のショパンコンクールのような「受験」の雰囲気はなかった。

 (26日) 一次通過は24人、うち日本は5人、ロシア圏が10人、後は各国がほぼ1人づつである。明日からの2次に期待 !

(12月2日)2次通過が発表されしいる。ロシア圏が4人、他は各国1人づつのようだ。

(12月4日) 3次予選の結果。2人がロシア圏、米、西欧、東欧が1人づつのようだ。ロシアの評価が高いのは納得できる。興味深い結果だ。政治的バランスも入っているだろう。

 (12月7日) 本選が終わった。みんな好きな曲をのびのびと弾いていたように見える。コンクールとしては最初から最後までショパンだけ、というより、これが本当の姿と言えるだろうか。しかし本選の選曲がラフマニノフとプロコフィエフに偏ってしまったの少し残念。かれらは愛国者なのだろう。

聴いて楽しめるのは本選よりも2次、3次だったかな、と感じる。

第1位 聴衆賞 アレクサンデル・ガジェヴ イタリア --東欧系
第2位 ロマーン・ロパティンスキ― ウクライナ--ロシア系
第3位 ダニエル・シュー アメリカ--シナ系
第3位 アレクセイ・メリニコフ ロシア--ロシア系
第3位 アレクシーア・ムーサ ギリシャ/ベネズエラ--ギリシャ系
第4位 室内楽賞 フロリアン・ミトレア ルーマニア--東欧系
日本人作品最優秀演奏賞 イーゴリ・アンドレエフ ロシア--ロシア系
奨励賞 三浦 謙司  日本--日本系

 国籍がとても興味深い。西欧の影が薄く米国など移民がかなりの割合だ。これはショパンコンクールと同じだ。そしてロシア勢だけが「クラシックの伝統」を守っているかに見える。

本選を見ての感想だが、やはり「自国の、あるいは自分の文化圏の」作曲家の曲は奏者にとって特別な「我らが先祖の歌」なのだ、との思いを深くする。日本からも日本のピアノ曲やピアノ協奏曲を書く人がはやく出てほしいものだ。
2次予選で日本人作曲家のソロ作品が課題とされたが、Illuminated Babyは無国籍の曲という印象 (或いはリゲティのエチュードを借りた感じ)、もう一つの「はじまりのうた」はきちんと日本的要素が感じ取れた (イリヤ・シムクレルの演奏はとてもきれいであった)。

 

 

 

 

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ジャズの思い出

2015-11-20 08:50:42 | 音楽

前回、ぶらあぼの紹介記事を書いた時、榎本さんというピアニストがジャズで登場しておられたのを見て思い出した--私もかつてジャズに凝っていたことがあったこと、そしてジャズピアノを弾くことさえ試みていたことを。それはモダンジャズの時代だった。モダンがフュージョンになって行くとともに 「これはついて行けないな」と感じ、離れてしまった。以来それっきりになってしまったのだった。

遠い遠い思い出である・・・もう心の奥深くにうずもれて忘れ去られていた。YouTube をなんとなく見てみると、なつかしい曲が当時の演奏のまま沢山残されているではないか! 聴いてみると、その頃の若かった自分の生活の思い出がひしひしと胸に迫ってくる。だが、それはむしろつらい思い出に近い。
そして、ジャズを離れずずっと続けていたら、人生も変わっていたんじゃないか、とまで思えてくるのだ。
いまさらジャズを聴く気にはなれないし、まして弾こうなどとは思わないのだが・・・

ジャズにもクラシック曲に題材を取ったものがあったり、クラシック風な雰囲気に近い曲、クラシック的な演奏がある。YouTube でもとりあえず次のようなものが見つかる。

ビル・エヴァンス  ダニーボーイ (ロンドンデリーの歌)
    クラシック風なタッチは生涯変わらなかった。麻薬で亡くなったと聞いた。

サラ・ヴォーン  Lover's concerto
    ジャズボーカル、というよりポップスに近い。

アート・テイタム   ダニーボーイ    ユーモレスク
    盲目の黒人、そして歴史的な天才ピアニスト。

カーメン・マクレエ   或る夏の日に
    ボサノバが流行りだした頃これを聴いた。

コルトレーン  バラード集より Say it over and over again
    このレコードの最初の曲、ピアノは左ききのマッコイ・タイナーだった。

バド・パウエル  When I fall in love
    このレコード最初の曲。麻薬で亡くなる直前の演奏だった。

 

アート・テイタムについて上記YouTubeのコメントに次のような興味深い逸話が書かれていた--

「ホロヴィッツはテイタムの2分間のソロ曲を何日も練習して、テイタムと会う日に備えた。その日ホロヴィッツは得意気にテイタムの前でその成果を披露した――完璧な出来ではなかったが――するとテイタムはやおらピアノの前に座り、その演奏に続けて20コーラスその場で弾いてみせた。ホロヴィッツは両手を挙げて降参した。」

 

 

 

 

 

 

 

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ぶらあぼ11月号

2015-11-02 16:27:55 | 音楽

ぶらあぼ11月号を手にいれた、そして新しいチラシも。いまは音楽会も真っ盛り、みな興味深く行ってみたいものばかり。

 

かつていつものように行った場所だった。その頃はコンサートなどやってなく、ただ立派な旧朝香宮邸に驚き感嘆するばかりだった。石造りだったような記憶、弦楽器なら音響効果はとてもいいだろう。帰途、武蔵野の面影を残した隣の広い目黒自然園に寄ることが多かった--もしかして、これも朝香宮公の御庭だったのかな?

 

 

詩と歌曲とはともにそれぞれの原点、そして唄は音楽の原点だと思う。新しい曲がたゆまず作られているのは大変に嬉しい。

 

 

「日本を代表するヴァイオリニスト」、たしかにそうだと思う。いまや江藤氏などの世代は引退され、世界レベルの新しい世代が活躍する時代になった。世界レベルの演奏家も日本に腰を落ち着けてやって行ける、日本はそれを支える力がある国だと思うし、また我々も支えてゆかねばならない。

 

 

ギターは最も室内楽的な楽器だと思う。バッハが家庭で好んだというクラビコード--ステージに上がることは決してないのだが--に一番近いのではないかと感じる。

 

 

ロシアの詩、ロシアの音楽、日本の作曲、という興味深い組み合わせのようだ。  「西洋現代音楽」ではなく「ロシアの」というのが興味深い。ロシアは「西洋の現代音楽」を拒否した国だと思う。日本の音楽を考える時たいへんに参考になると思う。

 

 

 いまや中堅に入りつつある方々の受賞コンサート。いつものように話題になる「ショパンコンクール」などは、いわば若い人たちの「可能性を探る」コンクールだが--だから、昔の入賞者は必ずしも今日幸せとは限らない--、これは「実力ある演奏家たち」ばかり。

 

 

この曲、さまざまな編曲があって、2台のピアノ用、というのは初めてだ。大変に興味を惹かれる。あえて欲を言えば、古典調律でやってもらいたいのだが・・・

 

 

「大和田祝祭管弦楽団」という名前に惹かれた。非定期でもよい、年に何回かでもよい、「バイロイト」のように息長く続けてもらいたいものだ。渋谷ならきっと人集めの点でも申し分ないはず。

 

 

 クリスマスには本来楽しい音色のこの楽器はぴったりだろう。いつも他の楽器との組み合わせで「難点があるな」と感じていたのだが、同じ楽器の四重奏なら最高の効果をだせるだろう。弦楽の重奏のように低音、高音に分化しているんだろうか?

 

 

日本語、声楽、合唱というのは最適の組み合わせ。演目はわりと新しい曲が多いようだが、こうして「音楽財」ともいうべきものが積み重ねられてゆくのは見ていても心強い。

 

 

山田耕筰とともにかつて巨頭であった信時潔、どういうわけか忘れられそうになっていた。ここにきて再評価の流れが大きくなったのは嬉しい。
信時潔についてかつてこんな記事を書いたのを思い出した。
http://midi-stereo.music.coocan.jp/blogcopy/blogiten12.htm

この「海道東征」は昭和初期の初演のものがYouTubeでも聴ける。音質もよく、演奏も古くさいところがなく、いま聴いても全く違和感がない。当時の芸大のレベルがすでに世界的であったことを納得させる。
https://www.youtube.com/watch?v=oMWN7bRtznw

 

 

 

「能楽」を古典そのままの形ではなく英語も交えて、というのは興味深く、また外国人に理解してもらう機会ができるのは嬉しい。これは俳句や短歌が外国語でも創られるようになった、という流れともつながっているだろう。

 

 

この方もまた新しい能楽に挑戦しておられるとのこと。ぜひ見てみたい。最近日本の古典の見直し機運があらゆる方面で起きているのはじつに嬉しい。

 

 

 

 これは先日東京であったものの横浜での再演か。三島の「金閣寺」はすでに世界的な古典となっている。この歌劇も--あえて「オペラ」とは言わず--ぜひ古典の地位を占めてもらいたい。

 

 

 いつも男声で歌われる。女声ではどんなふうに響くだろうか?  R・シュトラウスは奥様のソプラノ用に沢山の歌を書いているが、男声で歌われても遜色ないようであったが・・・

 

 

 2台のピアノは別次元の効果 -- 最近私はそう感じている。
タイミング合わせが難しいと思う、それでスタジオ録音のCDではそれに神経質になってあまり楽しめないこともある。ステージ上では「ぶっつけ本番」なので、むしろそれは「スリリングな緊張」を生み出す源とも言える。

 

 

 新進から順調に活躍している若手演奏家ばかりである。みな世界レベルである。もったいない位の顔ぶれ。一日楽しめるだろう。

 

 

平家物語を雅楽で、というのは初めて。興味深い。(11月21日)

 

知らない人ばかりである。これからの日本語と日本歌曲の行方が占えるだろうか? (11月25日)

 

いまや日本歌曲の古典となったものばかり。(11月7日)

 

サクソホンが独奏楽器として地歩を占めつつあるのは嬉しい。これからもどんどんレパートリーは増えて行くだろう。(11月20日) --あ、「ジャズ」というのを見落としていた! ジャズでピアノの2重奏というのはあまりない組み合わせと思っていたが・・・ 榎本さんという方は、たしか沖縄芸大出のすごく優秀な方だったような記憶、クラシック出身のジャズピアニストは多い、いや、殆どそうだと言っていいかな、

 

「いま一番届けたい旋律」と言われれば、行かないわけには行かない。(11月17日)

 

「日台交流100年」、これもお祝いのために行かねばならない。2, 3年前ビオラスペースで優勝した台湾のビオラ奏者はすばらしかったと記憶している。(11月15日)

 

 

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