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名選手兼名監督

2016-11-08 01:28:49 | マイ・フェイバリット・ミュージシャン
The Bandの個人的に好きな曲が2曲ある。どちらもあまり有名ではないというか、アウトテイク的な曲。ディランの地下室に入っている「ベッシー・スミス」と、ラストワルツのアルバムに入っている「アウト・オブ・ブルー」。どちらも絞りだすかのような切なさと懐かしさがある。で、バンドには3人もメインヴォーカルがいるというのに、この2曲は4人目がメインで歌っている。
それがRobbie Robertsonだ。全くいい噂を聞かない。自己中心的でカッコつけと言われているが、彼の能力は正直文句のつけようがない。なにしろあれだけ密度の高い曲を次々作って、プロデュースするのだ。名盤と名高いセカンドアルバムなんか、ほとんどギターソロもない。冷静に全体のバランスを確かめながら自分すらも駒として必要な部分に配置する。ギタリストとしても独自の個性的なサウンドを持っているし、ラストワルツのクラプトンのアクシデントにとっさのギターソロで対応したのはすごかった。あんな芸当ができる人はプロの中でも少ないだろう。そして上の2曲である。普段ヴォーカルをとらない彼はそんなに歌が上手くない。なんとなく音域が狭いのだ。だが、あの曲には不器用な少し高い声がぴったりはまっている。あまりにも自分の実力をわきまえた上での名采配。その頭脳があったからこそ傲慢になれたのかもしれない。それなら許されるような気さえしてしまう。


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