言いたい放題

世相を斬る!

時代の歪みを浮き彫りにした猟銃乱射事件

2007年12月28日 | 事件・事故
佐世保で起きた猟銃乱射事件の衝撃は、年末の喧騒でかき消されしまったようだ。続報が聞こえてこない。

理不尽な犯罪は、容疑者が自殺したために、詳細は不明である。しかし背景は、おぼろげながら見えてきた。

容疑者の親は、資産家であったようで、銃やボートとめったに手に入れることができない高額な物品を買い与えていた。だから、経済的には困窮していなかったようだ。代わりにと言っては何だが、幸福に飢えていたのではないか。「やり甲斐がある仕事」「いっしょに楽しい時間を過ごしてくれる家族・恋人」それが手に入らない苛立ちが凶行に走らせたのかもしれない。

幸福は、与えられるものではなく、自分でつかむ物、作るものである。そんな人間として、当たり前のことを理解できていなかったようだ。

これは、個人的な資質で片付けられない社会的な風潮である。国民のほとんどが、物質主義・拝金主義に毒され、精神的な豊かさをないがしろにしてきたツケが回ってきたと言えよう。

エントリー記事0164号


宗教戦争にかかわるな~今こそアメリカ離れを!(3)

2007年12月11日 | 時局
「テロとの闘い」という言葉を聞くが、闘いでは何も解決しないことは20世紀の歴史が物語っている。

今の対立の構図は、キリスト教とイスラム教の対立でもある。

日本は、幸い両宗教との結びつきが弱い。また、事実上“無宗教国家”でもある。ゆえに、日本こそが『メシア(救世主)』となりうる。

今こそ、アメリカべったりではなく、独自の外交路線を歩むべきだ。

エントリー記事0163号


やましいからでしょ、防衛省幹部

2007年12月03日 | 時局
防衛省は、幹部の非番時の夜間・休日の行動を把握する方法として、GPSの導入を検討していたが、断念するという。(1)情報の漏えいというセキュリティー上の問題や(2)プライバシー保護の観点……などが理由だ。

なるほど、防衛省は、イージス艦の極秘情報が漏れるくらいルーズな部局だから(1)は説得力がある。(^^;
では、(2)はどうか。業者の接待を受けていることが露見するのが、困るからであろう。

防衛省は、言うまでもなく、国の有事を預かる部局である。常時、幹部職員の居場所を把握しておく必要がある。彼らもそれを承知で入局したのではないのか。

これでは、わが国の有事が憂慮される。

エントリー記事0162号