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今日の筆洗

2016年09月18日 | Weblog

 恋愛コメディー映画の基本構造はさほど複雑ではない。(1)孤独な男性と女性が出会い、恋に落ちる(2)勘違いによって二人の関係が冷え込む(3)誤解は解け、大団円-。フランク・キャプラ監督の「或(あ)る夜の出来事」(一九三四年)などに代表される「スクリューボール・コメディー」は大概、この構造で書かれている▼この手の作品が、「ボーイ・ミーツ・ガール」(若い男女の出会い)形式と呼ばれるように、脚本家の腕の見せどころは二人をどうやって出会わせるかである▼バスで隣り合わせになる。女性の車が故障し、やって来た男が手を貸す。ベンチで眠る王女を偶然、見かけた新聞記者が介抱し…。出会い。それがなければ物語は始まらぬ▼「ボーイ・ミーツ・ガール」の脚本家を悩ませる世の中かもしれぬ。十八~三十四歳の未婚者を対象にした最近の調査によると、男性の70%、女性の59%は交際相手がいないそうだ▼時代の変化、交際や結婚に二の足を踏みたくなる懐事情もあろう。少子化や人口減を持ち出して若いお方を責める気など、毛頭ないが、出会いの足らぬ世の中であれば、それは寂しい▼<思い切ってなんでも言ったらいいさ、惚(ほ)れてますとか、好きですとか>(「男はつらいよ 寅次郎子守唄」)。あまり当てにはならぬが、柴又の寅さんによると結局、それしか手はないらしい。<できるか、青年>。

 

車寅次郎らしさ 第14作 男はつらいよ 寅次郎子守唄


寅さん、いつ観ても面白いね。いいこと言うね。

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