情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

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国会図書館閲覧禁止事件で国打つ手なし?~次回1月19日11時要チェック

2009-10-29 05:24:36 | メディア(知るための手段のあり方)
 国会図書館が米軍関係者に対する裁判権放棄に関する情報が掲載された文献を閲覧禁止にしたことに対し、閲覧を請求したフリージャーナリスト斎藤貴男さんが処分取消を求めて争っている事件で、裁判所は、国に対し、なぜ文献全体を閲覧禁止にしたのかと問いただした。次回の国の回答が注目される。

 国会図書館の内規(国立国会図書館資料利用制限措置等に関する内規)の第5条には次のような規定がある。

第5条
1項 資料の利用制限措置の種類は、利用禁止及び条件付利用(一定の条件を付して利用に供することをいう。)とする。
2項 資料の利用禁止の措置は、いかなる条件を付しても利用に供することが不適当な場合に限り、とることができるものとする。

 ところが、国会図書館は、斎藤貴男さんが、閲覧を請求した「合衆国軍隊構成員等に対する刑事裁判権関係実務資料[検察提要六]」を全面的に「利用禁止」とした。この資料には、日米安保条約なども含まれており、仮にほかの部分を閲覧させることが不適切だとしても、不適切な部分をマスキングして、日米安保条約などの閲覧可能部分のみを閲覧させることはできたはずだった(条件付利用)。

 現に国会図書館は、斎藤さんに対して閲覧禁止にした後、一部マスキングをして閲覧させる方向に方針を変えており(法務省の申し出に基づくものではあるが)、日米安保条約などが掲載されているページは現在閲覧できるようになっている。

 では、なにゆえ、斎藤さんに対する処分は、全面閲覧禁止(利用禁止)だったのか、裁判所は国にそう問いかけているわけだ。

 次回、12月11日までに回答をするように裁判所は期限を切った。次回、1月19日の口頭弁論で(詳しくは→ http://www.news-pj.net/npj/2009/saibankenhouki-20091026.html )国側の回答が明らかになる。はたして、民主党政権のもと、国はこの裁判所の普通の感覚の疑問にどう答えるのだろうか?


  


【ヤメ蚊訟廷日誌】
http://www.news-pj.net/npj/2007/dounen-20071020.html



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