日本大学文理学部社会学科・後藤範章ゼミナールの日誌☆

社会学科後藤ゼミナールの実態とゼミ生の生態が一目で分かるゼミ日誌! しかと見れ!!!

2011年6月26日(日) 東京探検団 ふちゅう(府中)に夢中になろうよツアー!!

2011-06-26 18:00:00 | 2011年度
本日は、4年の糸井さんが企画した「東京探検団:ふちゅう(府中)に夢中になろうよツアー!!」でした。
日にちは2011年6月26日(日)、天気は今にも雨降りそうな曇り。
結局最後まで雨は降りませんでした。

予定では、
高倉塚古墳→高安寺→昼食→サントリー武蔵野ビール工場見学→郷土の森博物館の順番です。

参加者は・・・、
後藤先生
OB 池田さん、河村さん
4年 泉山、市川、橋場、深瀬、糸井
3年 軽部、小谷野、田村、中野、矢野

以上の13人が参加しました。

集合は12時にJR南武線と京王線が交差する分倍河原駅の改札口。


↑分倍河原駅

駅周辺で企画者の4年糸井さんが、自作の地図を使いながら、参加者に今回の探検団の目的を説明し、
いざ出発。


↑企画の説明をする4年糸井さん


↑4年糸井さん作の地図

<高倉塚古墳>
まず始めに向かったのが、「高倉塚古墳」。
この企画では元々、「上円下方墳の武蔵府中熊野神社古墳」を見学する予定でしたが、
日曜日は休業しているということで、急遽変更になりました。

なんとこの「高倉塚古墳」は、住宅街の中にあります!!


↑地図を確認する後藤先生、4年糸井さん


↑高倉塚古墳と周辺住宅の地図

高倉塚古墳周辺の地図には、「分倍河原」が「分梅河原」と書いてあったりしました。
これらの由来は様々な説があるようです。
「分倍」は、かつて土地の周辺が多摩川の反乱や土壌の関係で収穫が少ないため、
口分田を倍にして与えていたという説。
「分梅」は梅にまつわる土地が多いからという説。
由来に関しては諸説あるようですが、明確な資料がないため、
本当のところはよくわからないそうです。

さて、高倉塚古墳に登ります。


↑高倉塚古墳前の後藤先生と4年糸井さん

高倉塚古墳の上で、この古墳のこと、府中はいつから栄えていたのか等の議論がありました。


↑説明する4年糸井さん

「府中」という地名こそかつて律令国家時代の国庁(地方官庁)が置かれていた都市の事を言います。
だから「府中」という地名は日本全国にたくさんあります。
だから、府中に歴史がないわけがない!
しかし、ここ東京都府中市では古墳が複数見つかっているということから、
律令国家時代よりもさらに古い歴史があるとわかりますね。
本来行くはずだった「上円下方墳の武蔵府中熊野神社古墳」は、
現在確認されている上円下方墳の中では最大のものであり、
古墳の作り方や副葬品から、被葬者は古墳時代に権力が集中していた畿内の政権とつながりがあったと考えられます。
つまり、古墳時代に武蔵国、現在の東京都府中市のあたりは、
時の権力者がいたということ、多摩川が近くにあったから、栄えていたのではないかと思われます。
「高倉塚古墳」は府中市周辺に広がる、これまでに25基確認された「高倉古墳群」のうちの一つ。
そして、その古墳群の中で中心に位置するのが「高倉塚古墳」です。
これまでに6世紀前半前半と思われる土師器杯(はじきつき)等が出土しているそうです。
また、周辺の古墳群からも土師器や直刀、鉄鏃等も出土しており、平成6年に東京都府中市の文化財に指定されています。


↑高倉塚古墳の資料

<高安寺>
さて今度は、高安寺に向かいます。


↑歩く、東京探検団

しかし、途中で道がわからなくなってしまいました。
まさかの迷子状態を打破したのが企画者4年糸井さん。
近くにあった料理教室の方に道をお尋ねしました。
道案内してくれた料理教室ギャラリー・ピリカの方、ありがとうございました。


↑道を尋ねる4年糸井さん


↑道案内してもらう東京探検団

道案内のおかげもあって、高安寺に到着!!






↑高安寺の様子

この高安寺は曹洞宗(道元)のお寺です。
ですが、それは江戸時代初期からであって、
それまでは臨済宗(栄西)のお寺でした。
このお寺は元々、市川山見性寺というお寺で、
あの源義経や武蔵坊弁慶も立ち寄ったというお寺でした。
現在、弁慶が大般若経を書き写すために、境内の井戸の水を使ったて墨をすったという伝説があり、
「弁慶硯の井」という古井戸の跡が残っています。
また、南北朝時代には分倍河原の駅近くに君臨する新田義貞が分倍河原の合戦で本陣を構えた所でもあります。


↑分倍河原駅近くの新田義貞像

その後、室町幕府将軍の足利尊氏が再興し、
龍門山高安護国禅寺と改称されました。

このお寺はなんとなく、京都のお寺と雰囲気が違います。
金閣寺のようなきらびやかさはなく、むしろ渋い。
木々も生い茂っていて、まるで山の中の様。
これは、臨済宗が禅宗であることが理由として考えられます。
理由は詳しくわからないですが、禅って渋いですよね。
鎌倉仏教である臨済宗や曹洞宗は、鎌倉時代の支配者層(武士等)に
支持されていました。武士道精神と禅の教えは似通っています。
武士は渋い事が大好きです。

・・・ということを、高安寺内で話し合いました。


↑3年田村さん、中野さん、矢野さん

またお寺の中に入っていくと、水子地蔵や箒小僧が。


↑水子地蔵


↑曹洞宗の祖道元の像


↑箒小僧と4年糸井さん

この箒小僧について4年市川君が、「かわいい」との発言に対して、
4年糸井さん「本当にそう思ってる!?」
さて、真偽はいかに・・・。

また、お寺内は蚊が多かったです。
後藤先生は蚊に食われやすいということで、
話しながらも、絶えず、手足をダンスさせていました。


↑踊る後藤先生

しかし、お寺の蚊は強かった。
禅宗の寺だからかな・・・、関係ないですね。


↑蚊に食われた後藤先生の脚

武蔵国の中でも東京都府中市あたりが古墳時代に栄えていたことは、
先ほどの「高倉塚古墳」や今回の「高安寺」でわかりましたが、
その先の時代にも東京都府中市の周辺は栄えました。
東京都府中市には、中世の鎌倉幕府に通ずる鎌倉街道がありましたし、
江戸時代には甲州街道が設けられ、府中は甲州街道沿いにあったので、
宿場町として栄えました。

<昼食>
高安寺を後にしてからはランチタイム。
それぞれ思い思いのところでランチを楽しみました。

<サントリー武蔵野ビール工場>
OBの池田さんがここから合流し、
バスでサントリー武蔵野ビール工場へ出発!!


↑OBの池田さん、河村さん


↑サントリーバス
水色一色ですね。ウォーターブルーだそうです。

数分後・・・、到着!


↑サントリー武蔵野ビール工場


↑喜ぶ3年中野さん、矢野さん

ちなみにサントリーは、日本のビールメーカーでは売上第3位です。
順位は・・・、

1位 キリン
2位 アサヒ
3位 サントリー
4位 サッポロ

かつては、キリン、アサヒ、サッポロが大手三社としてビール業界を独占していましたが、
1967年にサントリーは「純生」を発売し、ビール業界に再び参入(戦前にもサントリーはビール業界にいましたが、
大手三社の反撃にあって撤退した経緯があります)。
その後、サントリーは万年4位でしたが、1980年代に今も主力商品である「モルツ」のヒットや、
「ザ・プレミアム・モルツ」がモンドセレクションの「ビール部門グループI」で国産ビール製品初の最高金賞を受賞し、
2005年~2007年の3年連続で最高金賞を受賞しました。そうした結果、サッポロを抜き、現在3位となっています。
2011年現在、プレミアムビール(原料や醸造方法にこだわりを持たせた高級志向のビール)市場は、
サントリーの「ザ・プレミアム・モルツ」とサッポロの「エビスビール」が二分してシェア争いをしています。
ちなみに、後藤先生はいつもは「モルツ」で、特別な日に「ザ・プレミアム・モルツ」を飲むそうです。


↑「ザ・プレミアム・モルツ」の文字と3年田村さん、中野さん、矢野さん


↑「ザ・プレミアム・モルツ」

サントリー武蔵野ビール工場は「ザ・プレミアム・モルツ」の発祥の地でもあるので、
見学場所は「ザ・プレミアム・モルツ」一色です。

さて、工場見学スタートです。

案内してくれるのは
サントリーガール(案内役)の関さん。


↑関さん

まず、「ザ・プレミアム・モルツ」が出来るまでの大枠を大型ムービーで観ます。


↑おぉ、まるで会社説明会みたいだ。

ビールは、原料→仕込み→発酵→貯酒→ろ過→缶詰の過程を経て作られます。
「ザ・プレミアム・モルツ」はその中でも、原料すなわち素材に徹底的にこだわっているそうです。

それではどんな原料を使っているのかを見て行きましょう。

まずは、水!



サントリーはより良い製品を作るために、ビール・発泡酒などの製品全てが深井戸を通して、
地下深くからくみ上げた良質な天然水で仕込んでいます。その天然水を「深層地下水」といいます。

次に、麦!



粒のそろった良質の大麦を使うだけでなく、麦芽の「発芽状態」が均一なものを厳選することで、
麦本来のうまみが引き出されます。
私達はこの麦を見学中に食べさせてもらいました。
う~ん、ひまわりの種に近いかな。
この麦にはでんぷんが多く含まれているそうです。

そして、ホップ!



ホップはつる性の植物で、その受粉前の雌花にある一部分(ルプリン粒)が独特の香りやほろ苦さ、
泡もちなどビールに欠かせない要素になります。
「ザ・プレミアム・モルツ」は苦味の穏やかで華やかな香りのアロマホップを使っています。
ちなみにビターホップというものもあり、こちらは苦味が強く、においも強い。

実際に、アロマホップとビターホップのにおいを嗅がせてもらえました。


↑アロマホップとビターホップ


↑アロマホップを嗅ぐ4年糸井さん


↑ビターホップのにおいにやられた3年中野さん

さて、原料の次は「仕込み」です。
原料の麦芽を砕いて、温めた天然水を加えると麦芽中のでんぷんが糖に変わります。
そこにホップを加えると特有の香りと苦味を持った「麦汁(ばくじゅう)」ができます。


↑映像で説明を受けました。


↑仕込むときに使う釜と4年糸井さん

さて原料を仕込んだら、「発酵」ですね。
麦汁に酵母(菌)を加えると、麦汁のなかの糖がアルコールと炭酸ガスに分解され、
まだ出来たばかりのビール「若ビール」ができあがります。


↑発酵するときに使う機械

次は、発酵してできた若ビールを熟成させるために「貯酒」をします。


↑貯酒に使われる機械

若ビールを貯酒して、熟成を終えたら酵母などを取り除くために「ろ過」を行います。
徹底した衛生管理によって、熱処理を行うことで「生ビール」ができるのです。

ここまでの過程を経て、できあがった「生ビール」はとうとう「缶詰」されます。
東京探検団当日は残念ながらメンテナンス中で稼動していませんでしたが、映像で「缶詰」の様子を観させていただきました。
できたてのビールをおいしくするために、ビールの品質低下の原因となる酸素を徹底的に除去します。
酸化を防ぎながらビールを缶に詰めて、完成!!






↑「缶詰」する様子の映像

サントリー武蔵野ビール工場は環境にも配慮していますので、
ゴミの分別が細かくされています。


↑すごいゴミ箱の量

見学終了!!

いやいや、ビールが作られるまでが見れて良かったね。
・・・と、思っていたら、なんと無料のビール試飲が最後にできました!

時間は15分程度しかありませんが、3杯までなら自由におかわりOK。


↑う~ん、うまい!!

なんと4年泉山君は15分で3杯きっちり飲みきっていました。


↑うまそうに飲む4年泉山君

見学終了後、オリジナルのお土産(プレミアムモルツのグラス)をもらいました。

<郷土の森博物館>
サントリー武蔵野ビール工場の次は、「郷土の森博物館」ですね。

博物館へ行く途中の道に、なにやら大きな看板が。






↑大東京綜合卸売りセンター、看板

東京に「大」がついて、大東京か・・・。
東京社会学をする者にとってこれは、見逃さずにはいられないぜ!
・・・というわけで、調査をしたところ、
この大東京綜合卸売りセンターは築地市場に並ぶほどの多摩地区最大の卸売市場ということです。
47年前(1964年)に開かれた卸問屋街。十数年ほど前から、一般客にも解放されるようになりました(C&C)。
※C&C=キャッシュ(cash)&キャリー(carry)の略。現金購入持ち帰りの方式のこと。

しかし、大東京と名前がつく理由がわからない。
築地が東京の「中心」にある市場であるのに対して、
大東京綜合卸売りセンターは「広域」の市場であるから、「大東京」なのか・・・、
後藤先生に言わせれば、23区を「(小/純)東京」と見立てての「大(二次的な)東京」であって、
多摩地区に対する屈折した心情が反映されているのではないかと・・・。

そうこうしている間に、
郷土の森博物館到着!!

あれ?
↓入口も入場券売り場も開いてないぞ・・・??




到着時刻は16時20分。
↓入館は16時までで終了でした。


ぎりぎり入場できないかと交渉してみましたが、ダメでした。
残念です。

というわけで、今回の東京探検団はここまでです。
郷土の森博物館の入口前にあるベンチで今日の総まとめをしました。


↑話し合う東京探検団

後藤先生から東京探検団全体に関するお話を頂ました。
こういう場で、一人ひとりが感想や印象を述べ合うだけで終わらせることのないようにしましょう。
一人の話から、内容をどんどん広げられるように、
また根拠や論拠のある話が出来るように、探検中は記録・データをとるようにしましょう。
記憶よりも記録です。
一回の東京探検団でその場所の全てが語れるようになるわけではありません。
東京探検団での収穫はあくまで、「プロセス」の一部であります。
「プロセス」の積み重ねで、ようやく結果を手に入れられるのです。

次回からの東京探検団では、メモと筆記用具とカメラを手元から放さないようにしましょう。
次につなげよう!

本日の東京探検団は府中の様々な場所へ足を運ぶことができました。
府中は、近くて遠い場所(地理的には近いが近いゆえあまり行かない)なので、
府中を歩く、いいきっかけとなったと思います。
後藤先生も「今日の探検団はとても楽しかった」とおっしゃっていました。
本日はお疲れ様でした。

文責:深瀬雄幹(2011年度4年ゼミ生)
ジャンル:
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