東京流行通訊

東京に暮らす中国人が見た、リアルタイムのこの国のすべて・・・

秋の日の横浜中華街

2008-10-21 09:25:31 | 東京写真日記
秋の爽やかな季節に横浜中華街を歩くのは、なかなか楽しいものだ。

澄み切った青空の下、美しい建物と色彩豊かな牌楼、朱色の壁と反り返った屋根、軒を並べるたくさんの中華料理屋、縦横に交錯し接続する大小の路地……、目を奪うような赤やまぶしい金色の装飾が基調となる街が、その独特のあでやかで華やかな姿で、目も心も楽しませてくれる濃厚な油彩の絵巻を作り出している。

「食欲の秋」の楽しい気分を満喫するには、世界最大規模といえるレストラン群を欠かすことはできない。中華の美食の精髄を集めた広東、上海、四川、北京などの各地のおいしい料理はもちろんのこと、道端でアツアツの大きな肉まんや様々な種類の月餅を味わうのも、異国にあっては得がたい楽しさだ。

休みになると、あちこちから中華街に集まってくる人々は、平均1日6、7万人だそうだ。また2004年以降、中華街にやってくる観光客は年に2000万人で、これは有名な「夢の王国」東京ディズニーランドをはるかに超えている。美しく光り輝く「善隣門」の下に立つと、民族を誇りに思う気持ちが心の底から湧いてくる。

だが、現在の横浜中華街は、メディアに盛んに登場する、誰もがよく知っている情景だけではなく、日本のチャイナタウン特有の異色の顔も持っている。4年前にお笑いの大御所である吉本興業が開設した「よしもとおもしろ水族館」は、娯楽とショッピングと飲食を集めた消費基地になっている。また今月は、昔の上海を再現した屋内テーマパーク「横浜大世界」が、「超時空要塞マクロス」とコラボレーションして作った、アニメの「娘娘飯店」の看板メニュー「まぐろ饅」が大きな話題になり、若者たちの心を引きつけている。

世界的に景気が落ち込んでいる現在、横浜中華街が依然としてその魅力的な笑顔を見せているのにはさまざまな要因があるだろう。外来文化として排斥されるのではなく、観光資源として育成されているということもあるが、もっと重要なのは、中華街自身の新しいものを受け入れる包容力である。古い世代の華僑たちが血と汗と涙で築き上げたこの街に、新しい世代のリーダーたちが常に新しい血液を注ぎ込み、この街を活力のあるものとして代々受け継いでいるのである。
ジャンル:
きいて!きいて!
キーワード
超時空要塞マクロス レーション 横浜大世界 よしもとおもしろ水族館 チャイナタウン ディズニーランド
コメント (0) |  トラックバック (0) |  この記事についてブログを書く
Messenger この記事をはてなブックマークに追加 mixiチェック シェア
« 奈良の鹿を愛護 ... | トップ | 建築物で緑化計画 »

コメント

コメントはありません。

コメントを投稿

 ※ 
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。
下記数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。この数字を読み取っていただくことで自動化されたプログラムによる投稿でないことを確認させていただいております。
数字4桁

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL

あわせて読む