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「おくりびと」本木雅弘

2009-06-22 18:33:58 | 書:先端技術・出版・雑学

昨年、映画「おくりびと」が「第81回アカデミー賞外国語映画賞」「第32回モントリオール国際映画祭ワールド・コンペティション部門グランプリ」「第32回日本アカデミー賞」など多くの賞を受賞したことで、主演の本木雅弘は一挙に世界中で注目される俳優となった。

納棺師の話と聞くと死の恐怖を連想してしまうが、この映画は涙あり、思わず吹き出してしまうようなユーモアありの、まるで心温まる旅のようだ。。悲しいシーンでも、深く考えさせられる場面が多い。物語は不惑の年のチェロ奏者が失業し、納棺師に転職することから始まる。死者の遺体を優しく拭いたり、丁寧に化粧を施したりして、死者を最も美しい姿にして新しい旅に送り出す。普段から謹厳なイメージの本木雅弘が、人物の内面を非常に繊細に表現するそのすばらしい演技が深い印象を与える。映画の主人公の仕事に少しも手を抜かない態度に、死者とその家族を尊重する気持ちが感じられる。そんな日本人の仕事に対する真剣さと細やかさを見ていると、「おくりびと」という職業の偉大さに感嘆させられる。

非常に不思議に思ったのは、本木雅弘がなぜ人に敬遠されがちなこの役柄を選んだのかということだ。実は、彼は十数年前にインドに旅行をし、生と死に対して深い興味を持ったのだという。「納棺の所作は茶道と同じで、心を込めなければならず、一つ一つの動作に意味があります。ご遺族にご遺体の肌をできるだけ見せずに行う動作は、神業のようです。しかも毎回顧客が違いますから、納棺師は雰囲気に応じて臨機応変に対処しなければなりません。」本木雅弘は、この特殊な「仕事」が非常に気に入ったようだ。

本木雅弘は、埼玉県桶川市の由緒ある農家に生まれ、アイドルグループ「シブがき隊」のメンバーとしてデビューした。「シブがき隊」の解散後は、俳優の道を選んだ。1981年にテレビドラマ「2年B組仙八先生」で好評を博し、その後は国際的な賞も多数受賞、国内外で高い評価を受けている。今年の11月から放映が開始されるNHKの連続ドラマ「坂の上の雲」では、一体どんな「旅」を見せてくれるか楽しみである。

(C)2009 映画「おくりびと」製作委員会

本木雅弘オフィシャルサイト http://www.from1-pro.jp/talent/MotokiMasahiro.html
  「おくりびと」 http://www.okuribito.jp/

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