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困った時のベタ辞典

2010-08-20 18:24:27 | 書:先端技術・出版・雑学

活字印刷の時代には、職人が手書きの原稿を見ながら鉛で鋳造した活字を一つずつ拾って並べなければならず、大変手間のかかる仕事で、文字の間や行間を開けるのはさらに難しかった。今ではパソコンで処理するので、字間も行間も簡単に開けることができる。「ベタ」という言葉は、活字時代の「隙間がない」という意味の「べったり」という言葉から来ている。

「ベタ」の本来の意味は、間隔なくべったりと密着していることである。最近書店では、「ベタ辞典」という名前の面白い本を見かけるようになった。もちろん、印刷用語を説明した本ではない。「ベタ語」という言葉を聞いたことがない人には、何のことやらわからないだろう。ここで言う「ベタ語」とは、ある場面で最も適した決まり文句や、我々がよく行う行動のことを指す。ある場面での常套句と言うこともできるだろう。日常生活では、こうした決まり文句の存在にあまり注意しないものだが、我々は気がつかないうちにこれらの言葉をよく使っているのだ。

辞典には、次のような「ベタ語」が収録されている。日本人は誰でも温泉に行くが、温泉の中ではみんな平等だ。身も心も日常社会から解放されたときに、心の底から出てくる言葉が「はぁ~極楽極楽」である。都会の人が田舎に行くと、深呼吸した後に言うのが「あ~、空気がおいしい」である。また、病院で検査の結果、何でもないと言われたのに、悪い病気ではないかと心配になったときに言うのが、「先生!本当のことを言ってください!」である。

こうした言葉を集めた、誰もが共感する「ベタ語辞典」は、どれもそれぞれなかなか個性的である。「困った時のベタ辞典」は、読んだときに大いに共感できて、面白く感じられるに違いない。「新明快!困った時のベタ辞典」は、前者と内容が重複しないように考えて、なるほどと頷いてしまう言葉を集めている。これらの辞典を読めば、また別の角度から日本人や日本社会の深層心理を理解することができるかもしれない。

「困った時のベタ辞典」 http://veta.seesaa.net/

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