銀右衛門文庫の経済動向

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10月31日

2016-10-31 | 経済動向
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1370/値下がり510と買いが優勢。決算が好感された野村HDやデンソーなどが大商いとなり強い動き。アステラスは上方修正に加え、独バイオ企業の買収も好感されて買いが入った。ほか決算では、日立マクセルや日立建機など日立系銘柄の上昇が目立った。カルソニックカンセイは日産自が持ち分を米投資ファンドに売却すると報じられたことを受けストップ高となった。一方、花王が決算失望で大幅安。富士フイルムも決算が嫌気されて軟調に推移した。ほか、アンリツやALSOKなども決算で大きく売られる展開となった。

 先週の当欄では、日経平均が直近高値のいくつかを上回ったことを受け、上昇局面を迎えた可能性が高いと指摘したが、今週はそれを裏付けるような強い動きを見せた。次の節目は4月25日の高値17613円となり、そう時間をかけることなく到達できるかが目先の焦点。この辺りを上回ってくると日経平均も18000円からその上が意識され、メディアなどでも、日本株に対するポジティブな論調が増えてくると予想する。米大統領選がこのままクリントン氏で決まる流れとなれば、グローバル市場のリスク・オンムードがもう一段強まるとみているが、ちょうどそのタイミングで日本株が上昇の勢いを強めることができれば、好パフォーマンスの日本株を組み入れざるを得ないとの見方から、グローバルマネーを呼び込み、買いが買いを呼ぶような展開も期待できると考える。

【来週の見通し】 堅調か。米国ではFOMCと10月雇用統計の2大イベントが控えており、円安へのバイアスがかかりやすい週になると考える。FOMCに関しては、メンバーが12月の利上げを想定しているのであれば、声明文などである程度踏み込んだ内容が出てくる可能性が高い。また、仮にここでの手がかりが少なかったとしても、雇用統計を前にしては早期利上げは意識されやすい上に、雇用統計以外にも10月ISM製造業および非製造業の現況指数、9月製造業受注など注目の指標も多い。円安が一段と進むようなら大幅上昇もあるとみる。企業決算が本格化した今週が強い動きとなったことから、決算銘柄への物色は一段と盛り上がりやすい。日銀金融政策決定会合は今回は無風通過が濃厚だが、期待もそれほど高まっておらず、失望売りなどは限定的となる可能性が高く、円安期待を支えに堅調推移が続くと予想する。

【今週を振り返る】 堅調な展開となった。米国市場は決算集中期で全体としては方向感が出づらいなか、日本株は円安基調を支えに騰勢を強める展開。国内も企業決算が相次ぎ、個別のボラティリティは高まったが、好決算の日本電産が非常に強い動きを見せたことや、決算失望で急落した任天堂に即座に強い押し目買いが入ったことなどから、業績への過度な警戒感が和らいだ。新規上場のJR九州が公開価格を大きく上回る好調な滑り出しを見せたことも市場心理を明るくした。場中の動意は乏しい日が多かったが、円安の流れが途切れず、指数の底堅さが強く印象づけられた。そのようななか、ドル円が節目の105円台を回復したことから、週末にかけては一段高となった。日経平均は週間では約261円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。

トレーダーズウエブより
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