すいーと雑記帳

とっこの独り言

島袋文子さんのトーカチ(米寿)祝い

2017-09-28 12:07:00 | 日録・雑感など

9月28日 THU  30℃

 昨日は、チョイさんが防衛省交渉や辺野古反対市民集会のために東京へ行ったので、私は「那覇島ぐるみ会議」が毎日県庁前から出している辺野古行きのバスでキャンプ・シュワブゲート前に向かいました。昨日はバスも満席、補助席を使うくらいでした(48名乗車とのこと)。

ゲート前の抗議行動でずっと頑張っておられる島袋文子さんのトーカチ祝い(米寿。88歳)が、ゲート前のテントで11時から始まりました。

朝早くから準備されたテント下のお祝い会場

     (沖縄タイムス2017.9.28)http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/148488

 

沖縄のお祝いごとの幕開けに必ず登場する「かじゃでぃ風」の唄三線と踊りで開幕。扇子を持った着物姿の大勢の人(20人ぐらい?)がテント前でズラリと舞いを披露されたのには、会場に詰めかけた400人ほどの人もびっくりした様子。

全員でお茶での乾杯に続いて、本格的な琉舞「櫂の鳩間節」(源さん、とても上手!)

「ビッグサプライズ」で登場したのは、なんと古謝美佐子さん

「童神」などを熱唱。                 (QABニュース 2017.9.26)

 

グループの名前は失念しましたが、若い女性たちによるフラダンスも素晴らしかった ハワイアンメロディーに乗って、なんとしなやかな手と体の動き、何より表情がよかった 若いってとても綺麗だなあ、と感動もひとしおでした。

その後も指笛の演奏でベートーベンの「歓喜の歌」があったり、糸満島ぐるみ会議による「戻り駕籠」というコミカルな踊りがあったり(演じた人の一人は、なんとか病院の院長さんですって!)、「ヤングマン」の替え歌とか体操、ゴスペル「we shall overcome」 などなど、予定をはるかに超えて3時間ほどお祝いが続きました。

沖縄には、どうしてこんなに芸達者な人が多いのか!と驚かされます。(結婚式の「余興」なんかすごいものね。プロ顔負けの上手さと面白さで楽しいし、式より余興に命かけてる人もいて、だから「なぜうちを出演させない!」ともめることもあるとか聞きました。楽しいね~。うちら無芸の者にはうらやましい限りです)

 

 文子さんの御礼の挨拶                    (2017.9.27 QABニュース)

 

最後はお約束の「カチャーシー」 全員がテントの外に出て踊りました。(勿論、私も! カチャーシー大好き 下手でもなんでも最高に楽しい)

みんなで手をつないでのラインダンスまで踊ったもので、今朝から足がつるような感じの筋肉痛になってます。でもいいの、最高のトーカチお祝いができて本当によかった。

文子さん、次の大きな長寿祝いは数え97歳の「カジマヤー祝い」です(亡くなった母も一昨年やりました)。文子さんもおっしゃっていたように、このお祝いは新基地反対の抗議テント内ではなく、「新基地阻止勝利祝い」として辺野古の海辺で盛大にやりましょうね。

 

トーカチ祝いで大盛り上がりした楽しい気分も、「ダンプの車列が近づいてきている」との知らせに一気に吹っ飛んで、すぐに皆で工事用ゲート前に座り込みに行きました。

 

ダンプ車列が近づくと、シュワブ基地内から県警機動隊がぞろぞろと出動してきます。

 

「強制排除」が始まりました。沖縄の若い警官たちに、こんな嫌な仕事をさせるのは誰だ!? 

許せんな~! なんで防衛局の役人が基地の奥でニヤニヤ笑って見ている! われわれを排除したかったら、あんたらが直接やりな! 安倍や菅を呼んできて自分でやらせろ。

 

県警機動隊が座り込んだ市民約100人を「排除」するのを待って、ダンプやミキサー車が続々と基地内に入っていきます。

「違法工事やめろ!」

結局、昨日は朝8時半ごろに57台、午後3時半ごろ77台のダンプなどが基地内に資材を搬入したとのこと。

この「排除」の後、4時すぎに那覇島ぐるみ会議のバスで那覇まで帰りました。

座り込み現場にいるとはっきりわかりますが、この辺野古新基地建設工事は、警察機動隊や海上保安官が市民を「排除」しなければできない工事だということです。新基地反対の県民の強い意思を押しつぶして建設するのはどだい無理な話です。本土の何処に国がこんな無茶をやっているところがあるか!?と思います。沖縄では何をやってもいいと思っているのでしょうか? ほんまに腹が立つ! 

ゲート前での市民の抵抗に業を煮やした防衛局は、陸路ではなく海上から資材を搬入する計画を立てているそうだけど、工事計画の変更は県知事の許可をが必要なので、知事の姿勢が変わらない限り無理です。高江オスプレイパッド工事強行で見られたように、無理でもなんでもゴリ押ししてきた防衛省・沖縄防衛局なので、また無茶苦茶ゴリ押しをやってくるのは目に見えています。でも、それは県民の怒りを燃え上らせてさらなる抵抗を呼ぶだけです。

また今朝の琉球新報によれば、「辺野古の埋め立て予定地に絶滅危惧種のサンゴが見つかったことが分かった」と出ていました。これも新基地建設を止める、少なくとも遅らせる大きな要因になりますね。

  (琉球新報2017.9.28)https://ryukyushimpo.jp/news/entry-584347.html

 

がんばろう! 「辺野古新基地阻止」の県民の闘いに勝利するまで、あきらめないで文子さんと一緒にがんばりましょう!                             

 

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