昨日,最後の宅建主任者試験が終了しました(受験された方,お疲れさまでした)。
本日の不動産適正取引推進機構の発表によりますと,
受験者数は192,053人
受験率は80.6%
(速報値)
ということで,いずれも昨年より上昇(アップ)です。
きのうは天気が良かったですからね(今年は状況的にも欠席しにくかったと思います)。
もうすでに解答番号は出揃っていますね。
今年は,珍しく?いまのところ解答割れを起こしている問題はありません。
肝心の試験の難易度ですけど・・・
単純に問題のみを見たところでは,全般的に昨年度とそれほど大きくかけ離れた感じはしませんが,やや難の印象があると思います。
個数問題はトータル7問(民法1問,宅建業法6問)で昨年より増加しました(昨年はトータル5問)。
権利関係では,やはり民法の難易度が高いと思います(今年,このレベルですと,来年の取引士試験になった後はいったい?)・・・
条文を聞く問題(問1)は定着してきました。
問10の相続の問題は,やはり図を書いて冷静に対応したいところ(ここは結構苦戦されたのでは?と思います)・・・
問11の借地借家法の問題もちょっと例年とは違う切り口になっています。
この分野では,民法以外の区分所有法や不動産登記法等で取りこぼしてしまいますと,かなり厳しくなってしまいましたね・・・
宅建業法は来年からの制度改正に向けて,難しくしようとしてきているのは確かで,個数形式の問題が多数出題されました・・・
この分野はこの手法を取る以外にないんですよねぇ・・・
とは言え,ここから取りまくりませんと,どうにもならないというのが事実・・・
法令上の制限の分野は,昨年とほとんど変わらないレベルではないか?と思います。
5問免除問題の中の問50(コンクリート関連)などは,完全にマン管,管業試験の論点で,一般の受験者の方で,これらの試験を併願される予定の方は絶対に落とせないところだと思います。
全般的に見て,単純に問題の難易度だけで判断しますと,やはり昨年の33点レベルよりは,やや難という感じがしますね・・・
ただ,(なにぶん)昨年よりも受験者数が増加(5,000人以上増)していますからね・・・
一般の受験者のみならず,当然のことながら登録講習修了者(5問免除者)の方の数もかなり増加していますので(平均点も比例して上昇),このあたりが合格ラインにどう影響を与えるのか,というのがポイント・・・
いまの感じでは,33点あるいは32点ラインのような気がしますけども(あくまで私見)・・・
今後何か新しい情報が入り次第,随時お伝えしたいと思います。