野老の里

奥武蔵をメインに日帰りの山歩きを中心としたブログです

奥武蔵へようこそ 平成29年3月12日 山王峠から鎌北湖を経てユガテ

2017年03月16日 | 奥武蔵へようこそ
(鎌北湖へ向かう遊歩道)

東日本大震災が起きてから丸6年が経った。当ブログも震災が起きる少し前から記事を載せていて、ほぼ同じくらいの時を過ごしたことになる。復興が少しずつ進むようにボクの山歩きも少しずつ範囲を広げ、また深く掘り下げていくようになった。今回は古井戸を掘るがごとくに前回歩いた地域を歩くことにした。前回は武蔵横手駅裏の関ノ入尾根を登って高麗橋近くの黒尾根を下りてきたが、今回はその二つの尾根に挟まれた坂下地区からイボ石ノ峠へと連なる尾根を登る。そこから震災の年に訪れて以来足を運ぶことのなかった宿谷の滝と鎌北湖を再訪し、最後は北向地蔵経由でユガテへ下って深沢林道を歩く予定だ。

今日は「奥武蔵登山詳細図」(吉備人出版)によると7時間程度の行程になるという。そこで前回よりも早く、朝6時過ぎに高麗駅に到着する。登山口である坂下地区は高麗駅と武蔵横手駅の中間にあり、どちらから歩いてもそれほど所要時間は変わらないだろう。ボクは単純に交通費が安いので、高麗駅から歩くことにした。国道299号を秩父方面へと歩いていき、市原地区を過ぎると左手に擁壁が現れる。この辺りに立入禁止となっている炭釜林道があるらしいのだが、それに気付くことなく歩いていくと住宅の立ち並ぶ坂下地区へと出てしまう。周囲に登れそうな所はないため、坂下地区の手前にあった手摺付きの石段を上がってみることにした。

(高麗村石器時代住居跡 国道299号沿いにあるので立ち寄ってみた)


(坂下地区にある尾根の入口)

石段を上がると南側の眺めが良く、武蔵台の分譲地も望める。スタートとしてはなかなかロケーションの良い所だ。地形図で見てもわかるように緩やかな登りで、道もよく整備されている。杉檜の林に入ると墓地が点在していて、整備された道はこのためであったことがわかる。墓地を過ぎるとやや下草が茂る所もあるが、踏み跡がわからなくなるようなことはない。緩々と登っていると送電鉄塔管理用の黄色いポストが立っていて、地形図にも描かれている送電鉄塔が近いことがわかる。ポストにある所は峠のようになっていて、西と東へ下る踏み跡がある。西の踏み跡付近の杉の木をふと見ると手製の小さな道標があり、この尾根が黒尾根であることを示している。前回久保地区へ下った尾根も黒尾根と名付けられていたが、イボ石ノ峠から派生するこちらの尾根も黒尾根と呼ぶらしい。

(石段を上がってすぐに展望が広がる)


(墓地のために道が整備されたようだ)

峠から一登りすると開けた吾野線17号鉄塔の下に出る。再び樹林帯に入り、やや急な登りをこなせば235.8mの三角点峰の頂上に出る。入口から30分で上がってこられたが、距離と標高差を考えるとかなり歩きやすい道であると言えるだろう。見晴らしは無いものの、それなりの広さがあり、下草もなく落ち着ける所なので、ここで少し休憩を取る。最近ハマっているヤマザキの「5つに切ったロールケーキ」を一切れ食べる。今日は行程が長いので、下山するまでに食べきってしまうかもしれないな。三角点峰から下るとここにも黄色ポストがあり、手製の道標もある。道標を見ると山王峠と書いてある。いや、何の変哲もない鞍部なんだけれどもここが山王峠なのか…。古い地形図にはこの山王峠までの道が描かれており、もっと大きな峠かと思っていた。山王峠から登り返すと手製の道標がある分岐に着く。もう一方の尾根を下れば武蔵横手駅が近いので、エスケープとして使うならそちらのほうが良いかもしれない。

(吾野線17号鉄塔)


(235.8mの三角点峰)


山王峠


(手製の道標 道を示すのはこの手製のものが頼りになる)


(武蔵横手駅分岐 右が武蔵横手方面となる)

分岐から少しの間フラットな道となり、短い急坂を登ると日高市が設置した三角点の埋設された細長い山頂に出る。山頂の西側の立木の赤いテープが巻き付けてあり、283m峰であることを示していた。7時半を過ぎたところで、結構良いペースで歩けているようだ。木の間越しには345m峰も見えていて、気合が入る。急斜面を下ると345m峰まではしばらく細いフラットな尾根を行く。途中西へ立派な尾根が分かれており、下りに使うと間違えそうだなと感じる。踏み跡は明瞭だが、こうした分岐には道標がない。345m峰の直下は地形図を見ると急な斜面に感じるが、実際に歩いてみるとさほどでもない。途中一箇所だけ開けた所があり、モヒカン頭が特徴の天覚山が見える。その背後には棒ノ嶺と川苔山が見えるようだ。急斜面を登りきると割と広い345m峰の頂上に出る。半分に欠けた標識がある以外は特段何もない山頂だ。

(日高市が設置した三角点が埋設された細長いピーク 木の間越しに見えているのは345m峰ではないかと思う)


(三角点から少し歩くと283m峰の頂上に着く)


(フラットな歩きやすい尾根で唯一荒れた所)


(右に延びる尾根は派生尾根 踏み跡は左へ下っている)


(345m峰直下 見た目よりは歩きやすい)


(345m峰の登りから見られる光景 手前中央右寄りに天覚山 その左後が棒ノ嶺 一番奥の山は川苔山)


(345m峰頂上)

345m峰から下って登り返すと新所沢線の65号鉄塔がある。緩いアップダウンをこなしていくと前方に壁のような尾根が見えてくる。もう一方の黒尾根との合流だ。尾根の手前に黄色ポストがあり、どちらを通ってもイボ石ノ峠へ行くことができる。早く尾根に上がりたかったので、右に入ったが、楽なルートは左だったようだ。地形図には描かれない小ピークを越えると大きな石があるイボ石ノ峠に着く。すぐ先の奥武蔵自然歩道に入り、ヤセオネ峠へと向かう。奥武蔵自然歩道は相変わらずの良い道で、広く凸凹した所がない。以前は過剰な整備だと思ったが、明治期の地形図にも載っていた道であることを考えるとそれほど不自然なことではないと思うようになった。

(もう一つの黒尾根への合流地点 左へ行ったほうが奥武蔵自然歩道へは近道のようだ)


(イボ石ノ峠 前回とは逆アングル 背後の小ピーク裏に奥武蔵自然歩道がある)


(奥武蔵自然歩道 やはり古道は歩きやすい)

物見山への分岐の手前がヤセオネ峠で、ここから宿谷の滝への道もやはり古い地形図に描かれている。下部は若干付け変わっているようだが、これは林道ができた関係だろう。この道はほとんど記憶に残っていなかったのだが、急坂を下り、一旦林道に出た所で思い出した。しばらく緩い下り坂が続き、宿谷川のつくる谷を見下ろす辺りから急坂となる。ここは以前暗い植林帯であったが、現在は大きく伐採されている。実は「土曜びより --Dの山歩き--」というブログでここの伐採を知ってはいたのだが、実際に見てみるとその広さに驚かされる。別段伐採されたからといって歩きやすくなった訳ではないが、以前よりも足下は見やすくなったのかもしれない。

(久しぶりに訪れたヤセオネ峠 宿谷の滝へは左に下る)


(林道を横切った後、緩やかに尾根を下るとこの伐採地に出る)


(宿谷川のつくる谷を見下ろす 宿谷権現堂林道も見える)

急坂を下りきると宿谷の滝へ向かって沢沿いの道を行く。沢に下りてからすぐに滝があるものかと思い込んでいたが、思ったよりも距離がある。滝へ向かう途中初めて人とすれ違う。その後も数人とすれ違ったことを考えると宿谷の滝はなかなか人気の観光地になっているらしい。宿谷の滝公園の先は石段の急な下りで、ここを下りきれば宿谷の滝だ。巨大な岩壁の間を一筋の白い流れが下っている。ちょうど観光客が去った後で、滝を独り鑑賞する。贅沢な時間を楽しみたいところだが、まだ今日の行程の半分も歩いていない。公園に戻り、一息入れたところで次の鎌北湖展望台を目指す。

(沢沿いの道 ここの雰囲気が好きだ)






(宿谷の滝 なかなか良いアングルで撮るのが難しい)

公園裏手の木段を上がると舗装路に出る。道路をしばらく下ると鎌北湖への登山道が左手にある。取り付きこそ急だが、その後は斜面をトラバースする道が続く。鞍部直下の急坂を登れば十字路となっている名無しの峠に出る。峠に立つ道標には鎌北湖と宿谷の滝しか示されていないが、尾根にも明瞭な踏み跡がある。尾根道を少し進めば、古びた展望台が現れる。下から見ると展望台の床が穴だらけでとても上がれそうにない。階段だけはしっかりとしているので、一番上まで上がってみる。幾分周りの木が成長してしまったのか、以前来たときに比べて展望は優れない。もう少し空気が澄んでいる時期ならまた印象も異なるのかもしれないが。

(名無しの峠へ向かうトラバース道 踏み跡はそれなりの広さがあるので思ったよりも歩きやすい)


(名無しの峠 手前側が宿谷の滝方面で左に下るのが鎌北湖方面 奥は展望台へと向かう)


展望台 立入禁止テープは無くなっていた)




(展望台からの眺め)


(穴だらけなので上がってしまうのは危険 登るとしても階段までにしておいたほうがいい)

不安定な展望台から早々に下り、前回は歩かなかった尾根の先を行く。奥武蔵登山詳細図では紫線で描かれた上級者向けルートとされているのだが、明瞭な踏み跡が延びるフラットで歩きやすい尾根である。尾根の両端が切れ落ちていることと小ピークごとに踏み跡があることを除けば、一般ルートと遜色ないレベルの歩きやすさではないかと思う。明瞭な踏み跡にしたがって進むと標石が埋設された256.4mの三角点峰に着く。後で下りに使う予定の北に延びる尾根にも薄いながらも踏み跡がある。しかし今日は更に先の奥武蔵登山詳細図に展望と書かれた地点まで進む。三角点峰から下ると埼玉ゴルフクラブが近づいてきたのか、ゴルファーたちの声が響き伝わってくる。すると綺麗に整地された展望地に出る。展望と言っても高麗の平沢富士山が望める程度だが、広くて明るいので三角点峰よりも休憩に適している。

(雑木林の細い尾根を行く)


(256.4mの三角点峰頂上)


(三角点峰から少し行った所にある展望地)


(正面に見えるのはたぶん平沢富士山)

三角点峰に戻り、今度は北に延びる尾根を下る。地形図を見ると途中ジグザグに描かれていて急坂の下りだと思い込んでいたのだが、実際にはさほど急傾斜ではなく、歩きやすい。鉄塔を過ぎるとちょっとした九十九折で、間も無く大谷木川と大谷木の集落が眼下に見えてくる。下り立つとそこはちょうど鎌北湖への遊歩道の入口となっている(車止めがあって歩行者専用になっている)。梅の木が植えられた河原のそばを過ぎると杉が植えられた林間の小道となる。ちょっと薄暗い感じはするものの、ベンチが点在し、雰囲気は良い。ただ出来れば道は未舗装のままのほうが歩きやすかった。近年膝痛を患っている身には舗装路歩きは苦行に等しい。大谷木川沿いを行くようになれば鎌北湖は近い。やがて芝草の壁が見えてくる。この壁を登りきり、鎌北湖に到着する。正式には山根溜池と呼ばれる農業用の溜池で、近年はヘラブナ釣りの名所として知られている。この日も入漁券を売っている売店前の駐車場には多くのクルマが停まっており、水辺には糸を垂らす釣り人の姿がそこかしこに見られる。

(三角点峰からの下り 急なのはここくらい)


(送電鉄塔 ここを過ぎれば麓は近い)


(大谷木地区)


(河原に立つ梅の木)


(沢沿いを行く 雰囲気は良いんだけどね…)


(鎌北湖のダム コンクリートで出来ているかと思ったらアース式とのこと)


(鎌北湖)


(ここから流れ出して大谷木川へと注いでいる)

鎌北湖から北向地蔵へは奥武蔵自然歩道の一部となっている鎌北湖レイクビュー脇の沢沿いの道を行く。このルートは明治期の地形図にも載っている土山峠の峠道で、旅人にとって歩きやすい傾斜の道になっている。後半やや傾斜が急な所を越えると宿谷権現堂林道に出る。車道を西に行くと権現堂林道が横切る。北向地蔵へは向かいに延びる舗装路を更に進む。整備された農地裏に出ると土の道となる。杉林に入った所で道は南へと向かう。林道に出るまでの道もよく整備されていたが、ここは道が広く、流石は奥武蔵自然歩道だと思わされる。緩い登り坂がやがてフラットになると前回訪れたばかりの北向地蔵に着く。

(鎌北湖レイクビュー 建物脇に奥武蔵自然歩道が延びる)


(沢沿いの道 踏み跡は広いが傾斜はそれなりに急)


(農地 この辺りは権現堂地区になるのだろうか)


(広い道 ここも古道の一部である)


(北向地蔵 前回とは逆側から見ている)

北向地蔵ではお茶を一口飲んだだけで出発する。今は11時前とまだ早い時間だが、できればお昼ちょっと過ぎくらいで東吾野駅に着きたいので先を急ぐ。北向地蔵からユガテへは巻き道を行く。以前スカリ山から深沢山へ向かった際にほんの一部だけ歩いているが、通しで歩くのは今回が初めてだ。北向地蔵前の道標にしたがって巻き道に入るとよく整備されている。1月に沢山峠から土山地区へ歩いたときの巻き道と比べると歩きやすさは雲泥の差だ。深沢山へと連なる尾根の鞍部には古い石造の道標があり、横手方面へ下れば土山地区へと出られる。今日はこの鞍部から尾根を越えて更に西へ進む。

(ユガテへの巻き道 かなり良い道だ)


(土山分岐に立つ古い道標)

北向地蔵から暗い杉林が続いていたが、送電鉄塔のある小ピークへ近づくと開けた伐採地に出る。小ピークを南から巻くと西ユガテと呼ばれる373m峰との鞍部を越えて道が下っている。見晴らしが良さそうなので鉄塔下まで上がってみる。奥秩父線81号鉄塔の下からはこれから向かうユガテの農地がよく見える。ユガテの後ろに見える鉄塔建設によって削られた山は虎秀山であろう。その奥に見える特徴のある台形の山は大高山だ。

(土山分岐の鞍部を越えるとやや急な下りとなる シダの緑が美しい)


(奥秩父線81号鉄塔が見える 道は斜面を横切るように付いている)


(鉄塔のピークに上がる途中から撮った画 頂上へ上がってしまうよりも良い景色かも)


奥秩父線81号鉄塔


(頂上から 中央手前がユガテ ユガテの左後が虎秀山 中央後の台形の山が大高山)

鉄塔のピークから下り、今度は向かいの西ユガテに登る。こちらは道の無い藪の急坂を登らなければならないが、下から見上げる分にもそれほど高いという印象はない。藪を避けつつ進むと意外と広い西ユガテ(373)頂上に出る。見晴らしは全くなく、立木に赤テープで西ユガテであることが示されているだけだ。鞍部に戻り、いよいよ最後の目的地であるユガテを目指す。沢を越える最低鞍部には丸太で組んだ小さな橋が架けられている。地形図には道らしきものが沢沿いに描かれているが、現地で見た限りでは踏み跡らしきものは見つけられなかった。鞍部から登り返すとワイヤーが張られた柵が道の谷側に現れる。暗い杉林を抜ければ明るい陽が降り注ぐユガテの北の端に出る。梅や蝋梅がまだ花を付けているが、畑に春らしい華やかさが出るのはまだ先のようだ。ベンチは人で多かったが、運よく空いていたので、少し長めの休憩を取ることにした。

(西ユガテ 意外と広い)


(巻き道から来るとここに出る)




(蝋梅)


(ユガテ 背後の左側に見える尖った山はスカリ山)

ユガテから東吾野駅へはあと深沢地区への下りを残すのみとなった。深沢への道については、エアリアはもちろん、地形図にも道形は描かれていない。奥武蔵登山詳細図にのみトイレの辺りから南東方向へ下る道が描かれている。まずは農地の中を道なりに進むが、こちらは飛脚道と赤坂へと続く道しかない。ベンチのある所へ戻り、鉄塔付近などを探すが下りられそうな所はない。奥武蔵登山詳細図の記載にしたがってトイレ周辺を探していると東へ下る踏み跡がある。これで間違いないだろう。下り始めはそこそこ踏み跡も明瞭だったのだが、下るにつれて草を被るようになっていく。鎌北湖展望台付近と比べても遥に不明瞭で歩き難い。やがて深沢谷を見下ろす所で踏み跡を見失ってしまった。どうやら下り過ぎてしまったようだ。登り返すともう少しトラバース気味に下っている薄い踏み跡がある。下るにつれて踏み跡が明瞭になり、奥武蔵登山詳細図にも記載された木製の立派な道標も立っている。これだけ立派な道標を立てるならもう少し踏み跡も整備してほしかったな…。その後も草が被ったり、倒木が遮ったりと紫線に相応しいような道が続く。再び踏み跡が明瞭になるとクルマの轍が付いた広めの林道になる。林道の真ん中の草付きの部分を歩いていくと深沢地区の終点に出た。ここからはもう舗装路だけだ。林道が意外と歩きやすかった分、ユガテから林道に出るまでの区間をもう少し整備してくれればエスケープとして使いやすくなると思うのだが。

(深沢へはここから下る)


(踏み跡はこんな感じ ここは比較的明瞭なほう)


(沢へと下ってくる 下のほうに道標が見える)


(立派な道標)


(迷うことはないが、草を被る所は多い)


(倒木 他にも行く手を遮る倒木が多い)


(深沢地区終点)

深沢地区は人の住んでいる家が多く、山を入った集落にしては活気がある。国道へ出ると深沢林道の分岐に「土山 山根 毛呂 越生道」と書かれた古い道標が立っている。ここもかつての古道を流用した道路であり、以前は林道の終点から沢山峠を経て土山地区へと行けたらしい。しかし奥武蔵登山詳細図を見ると現在は廃道になっていて、代わりにユガテへの道が新たに造られたということのようだ。ところが飛脚道が整備された今となってはその道もまた風前の灯火になっている。道の運命とはわからないものだ。ダラダラと国道を歩いて東吾野駅に着くと「52席の至福」と呼ばれる観光列車が入線していた。たまにはこういう列車に乗って旅をしてみたいものだけど、結構お代が高いのね…。入れ違いでやってきた飯能行きの普通電車に乗って帰路に就いた。

(深沢地区にあった梅の木)


(古い道標 ここもかつての古道の一部だったことがわかる)


(国道299号を行く 左に見えるのは高麗川)


(西武の観光列車「52席の至福」)

DATA:
高麗駅6:18~6:41黒尾根入口~7:16山王峠~7:52 345m峰~8:09イボ石ノ峠~8:15ヤセオネ峠~8:41宿谷の滝8:55~9:17鎌北湖展望台~9:30 256.4mの三角点峰~9:50鎌北湖遊歩道~10:09鎌北湖~10:48北向地蔵~11:14奥秩父線81号鉄塔~11:19西ユガテ~11:32ユガテ11:47~12:10深沢地区~12:23国道299号~12:37東吾野駅

地形図 飯能 越生

坂下地区からイボ石ノ峠へは踏み跡明瞭で一般向けです。道標が少ないのが唯一の不安点でしょうか。
鎌北湖展望台のピークから三角点峰を経て遊歩道へと下るルートも踏み跡は明瞭です。地形図などの地図が読めて踏み跡を辿れる人ならコンパス無しでも十分に下ることができるでしょう。なお展望台へ登ることはお勧めしません。登る方は自己責任でお願いします。
ユガテから深沢地区への下りは今行程で唯一の難路。多少の藪は気にしない人向け。

参考として過去の記録
平成23年11月12日 鎌北湖と滝巡り

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