過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

水元公園 菖蒲祭:東京都の味の拡がり

2017-06-19 06:53:00 | 日いづる国の伝統食


水元公園の一角では、東京都の物産案内や食事テントが並んでいました。
東京都で醸造されているお酒が、ずらっと並んでいて、こんなにあったかと驚きました。
100ml程で販売されて、お味も様々でした。



東京都の地酒と並ぶ、目玉商品は「八丈島」の味です。八丈島は伊豆諸島の一つで、東京都です(ニッコリ)。
この写真にある「明日葉茶」も、そちらから。
手前の日本酒は、東京地酒「澤乃井」純米吟醸・大辛口、めったに見ないのをうれしいこと。
寒々しかったので、おでんと、昔ながらの佃島のさつま揚げ焼きを摘まんで、焼き上がるのを待ちました。



おお!じゃんっ。きたぁ、大きいっ!
八丈島の「くさや、飛び魚」です。
独特の発酵匂が、立ち込めます(笑)。
この場のキャッチは、「家で焼けなくても、ここで食べよう」でした。

魚を塩水に浸けてから干す。島での貴重な食糧保存方法でしょう。
その塩水を繰り返して使う、湿度と気温が高い中で発酵が進み、独特の旨味が生まれ、それを家ごとに継いできたのが「くさや液」とききます。

江戸時代、八丈島の年貢は塩だったから、貴重品である塩水を繰り返して使ったから、生れた、という説。室町時代の記録に、くさやを思わせる記述があるとの報告もあります。

一番、合理的なのは、この発酵液につけた干物には、他の雑菌がつかず、持ちがいいから、重宝された、とする考え方です。

独特な匂いは、知らないと、魚の腐敗臭と勘違いするほど強いのです。ですが、アンモニア臭ではないので、明らかな違いは、わかります。
食すと、魚に旨味がぎゅっと載っていて、お酒も、白ご飯もすすむ味です。



開いて干してあるから、裏側には、滑空するための、長いヒレがあります。さすが飛び魚!(ニッコリ)

八丈島の焼酎、島酒に移れば、それは又、よく合いました(ニッコリ)。東京の島しょ部には、知らない魅力が未だ未だ、あるようです。



ふわとろっの葱たこ焼も(笑)。

花菖蒲をみにきて、八丈島のかけらも貰った、楽しい時間でした。
■水元公園 花菖蒲祭、東京都葛飾区


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