溶連菌感染症？顛末

　一晩寝て、迷ったら患者さんが不利にならないようにを選択した。
　即ち、抗生剤は溶連菌には効くけれど、ウイルスには効かない。
　しかし、副作用が出るかも以外の、毒にはならないと、インフルの時の、抗インフル薬を投与するか否かと同じような考え。
　出勤して、９時前に電話をすると、はや、留守。
　留守録に伝言は言葉が多くなり、意味が伝わりにくいかもと止めて、天命に任せた。
　そうしたら、そのうち、スタッフが、向こうから電話の発信先を辿って連絡が来たと伝えてくれた。　
　折り返し、こちらから電話をしたら、本人不在で、御家族が出られた。
　迷ったあげくの考えを伝えると、既に、本人は別の医療機関に行かせたと言われ、昨日の診療に不信をもたれていたと暗に分かった。
　それで、そちらでも、当院でも抗生剤を飲まれた方が良いと考えますと伝え、詫びで締めた。
　まあ、自分が迷って、迷惑を掛けてしまうこともあるでしょうが、悪い方に向かってなくて良かったと思っておこう。

　今日はしっかりと暑い夏日だった。

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