ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

当直明け

2006-02-06 22:29:54 | Weblog
 昨日書いたら、今日一緒に外来をやった研修医は当直明けだった。
 顔に疲れがあり、いまいち展開が悪く、変とすぐに分かる。
 それでもやらねばならない。今日の方は、昨日当直、明日の夜も当直、ゆっくり眠れるのは今夜とスケジュールがきつい。まあ、色々調整してこうなったのだろうけど。
 途中で振り向いて、小声で「いいでしょうか?」と聞くのです。
 正直でいいけど、向かいの患者さんが心配するかも。
 私も今日は病棟の方の不具合で、外来途中で3~4回中座した。
 この間、待っている外来患者さんから、『ブーッ』と言う声が出ていたようだ。
 病棟患者の主治医が私なので致し方ないだろうね。

 書くと悪いけど、待たせたなかに、今日は重症に近い方は一人もいなかった。
 だから良いとは言わないけど、原則は緊急・重症が一番、これらの方は割り込みありで、次が来た人順(早い者順)。緊急でも軽症は来た人順の中に入れてしまう。
 すると救急車で来たのにと不満が出る。
 「あなたはタクシー代わりに利用しましたね」と言いたいけど言わない。
 「緊急性はありませんから、順番です。来た人順です」というのです。
 患者さん側にも、やや強引に救急車を利用した弱みがあるからそれ以上は言わずに黙って待つのです。

 救急車は要請があると断れないのです。例え、“またあの酔っぱらい”がと分かっていてもです。
コメント
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