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スポーツの話 プロ野球 その2 選手を支える仕組み

2017-01-03 16:45:38 | 日記
スポーツの話 プロ野球 その2 選手を支える仕組み

 野球選手は、量的拡大とその底辺の質の低下という現象が出てきています。そのトップに位置するメジャーリーグの選手は、平均年俸3億円です。球団は選手がケガをしても、多額の給料を払わなければなりません。活躍する選手には、裏方と呼ばれるスタッフの存在があります。今回は、選手を支えるスタッフについて嘉納さんからトット記者がお話を聞きます。

記者「メジャーでは、選手を支える専門スタッフが活躍していると聞きますが、実情はどうなのでしょうか」
嘉納「例えば、トレーナーは、選手の体調を管理します。これは、日本と同じです。選手が故障者リストに入れば、トレーナーはマイナス評価を受けます。メジャーでは選手だけなく、トレーナーもチームの成績で報酬が変わります。故障者を最小限に抑え、現在の戦力を十分に発揮できる体調を整えるのが、トレーナーの役割です。選手の健康管理や強化についての仕事が増えているのが実情です」

記者「選手の状態を、メディアが報道します。これをどう理解すれば良いのでしょうか」
嘉納「あまり、当てにしないことです。選手にとって体は資本であり、その体調は重要な秘密情報なのです。選手の体調が他球団に把握されれば、チームの戦力を分析され、不利な状況での戦いになります」

記者「そんなに繊細なものなのですか」
嘉納「例えば投手の状態が分かれば、当日の天候などが加味され、投手のボールの傾向など把握されてしまいます。投手のコンディション、当日の気温と湿度、そして風向きにより、変化球の切れなどが、相手に絞り込まれるのです。これは投手にとってもチームにとっても不利な状況をつくることになります。選手の体調は選手にとっても秘密ですが、球団にとっても秘密になります」

記者「選手の体調を簡単にメディアが報道すべきではないのですね。でも、ファンの立場からすると、選手の体調を知りたくなりますよ」
嘉納「ひいきの選手が、潰れて喜ぶファンはいません。メディアは特ダネを得て利益になりますが、選手やチームは損害を被ります。選手の犠牲の上に成り立つ特ダネが、ファンを愉快にするとは思えません。ファンであろうとメディアであろうと、選手の体調を知られることは不利益を招くことを知るべきです。メディアが良く言う『事実を知らせる』というフレーズがあります。でも、選手の身体状況をメディアが知る権利は、ここでは拒否できるのです。選手の身体状況は、企業秘密なのですから」

記者「メジャーの選手には、マネジメント会社がいろいろな支援をしていると聞いたことがあります。どういうことをしているのですか。」
嘉納「選手が試合に集中するためには、引退後の対応策を考えておくことも大切です。これらの会社は、スポーツの知識やメディアに対する営業だけの支援だけではありません。マネジメント会社は、保険や年金、そして税金の知識を提供することで選手を助けています。現役選手の支援も、引退後の生活も見据えて援助しているのです。選手生活で成功することと人生を幸せに生きていくことは、全く別のことです。選手が引退を迎える時期は、不安が伴うものなのです。マネジメント会社の役割は、多様になってきています。1990年後半から、日本のプロ選手もマネジメント会社と提携することが多くなってきました」

記者「メジャーでは、全く野球をしらない弁護士やITの専門家がGMとして活躍している聞きましたが、本当なのですか」
嘉納「リーマンショック以後、アメリカの産業構造に変化が起き、人材の流動化が始まったのです。スポーツ界にも、多様な人材が入ってきています。スポーツの好きな人達が、この分野に仕事を求めて、積極的に進出しているのです。プロ野球も構造変化が起き、異業種の専門家を必要としています。彼らは、今までにない能力を発揮し、成果も上げています。出塁率が高い選手が、勝利を導く確率が高いことを統計的に明らかにしたのも彼らなのです」

記者「すると、アメリカではチームを強くするために全く違う分野の人達が、チーム強化の中心をになうようになったのは本当だったのですね」
嘉納「貢献したしたことは、事実です。でも、スポーツの分野に入ってきた人達が、すべて競技に詳しいというわけではありません。メジャーで野球をしていた人達が、中心的存在であることは変わりありません。メジャーが従来より奥行きを持つようになったと言ったほうが適切かもしれません。コーチやトレーナーを含めて、競技に対する知識や経験を持ち、選手の状況に合わせて臨機応変に対応する能力も必要になります。この点において、異分野の人達では、十分にカバー出来ないところもありますね」

記者「メジャーの奥行きが深くなり、野球経験者と異分野の新しい知識や経験が融合しながら、より高いレベルに向かっていると考えるべきなのですか」
嘉納「そう考えていただければ、良いと思います。選手を支え、なおかつ球団の利益を最大限に高める仕組みの構築には、多くの専門的スタッフの協力が必要になります。球団の財源を豊かにする仕組みにも、力を入れることになるわけです。ここでは、会計士やIT関係のスタッフが活躍しているということです」

記者「選手を支えるスタッフについて教えて下さい」
嘉納「アメリカではどんなプロスポーツでも、トレーナーと契約しています。選手の能力を発揮させるために、メディカルトレーナーやメンタルトレーナーが多数、働いています。選手がシーズン中の疲れを取りながら活躍することは、選手にとっても球団にとっても大切なことです。選手を故障者リストに入れることは、スタッフにとってマイナス評価になり、契約にも影響する重大事なのです」
記者「メジャーの一端が分かったような気がしました。次もよろしくお願いします」


ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。再度申し上げますが、現実の世界ではありません。虚偽の世界のお話の中に、有益だなと思うことがあるかもしれません。虚偽の世界のことを、現実の世界で試してみることは、推奨されることはあっても、禁止されることではありません。ただし、利益をあげても損害を受けても、自己責任ということをおわすれなく。

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