ファンタジアランドのアイデア

ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。

自分たちが動いて地域の豊かさを作り出す

2017-05-20 17:59:19 | 日記
自分たちが動いて地域の豊かさを作り出す

高度成長時代は、ないものねだりばかりしていた地域が多かった。権利はいくらでも主張するけど、義務は知らんぷりする人たちがいたのです。行政頼みは、限界に来ています。住民のみんなで汗をかいて、知恵を出して、運営している町や村があります。経済格差や教育格差の顕在化が、盛んに報道されます。所得が低くても、教育水準の高い県もあります。逆の見方をすると、所得が高くとも教育水準の低い地域もあるということです。今日は「民度」に詳しい二宮さんに、トット記者が話を聞きました。

記者「日本創生会議が、『消滅可能都市』を定義しました。いろいろ議論が起きています。本当のところどうなのでしょうか」
二宮「日本の国民の皆さんが、今までと同じ意識で政治や行政に向き合っていれば、確実に消滅都市が生じます。危機感を持って、政治や行政の改革に取り組む時期に来ているといえますね。政府予算は、100兆円です。でも、その税収は50兆円なのです。50兆円が、借金ということになります。所得が250万円の家庭が、借金をしながら500万円の生活は絶対にしません。普通の家庭であれば、節約に心がけます。電気代を減らすために、無駄な電灯は消します。歯磨きをするときは、水をコップに入れて水道代を節約します。衣食住の全てにわたり、無駄をチェックし、不必要な出費は切り詰めます。でも、今の市町村はしていないのです」

記者「借金しない当たり前の生活が、なぜ市町村はできないのでしょうか」
二宮「市町村の行政は、前例主義で行うことが多いのです。多くの市では、市長と市議会議員と業者が前例主義で決まった予算を食いつぶしています。税収は増えませんから、毎年同じ施策をするわけです。すでに役目の終えた施策にも、予算と人員が配置されます。仕事は増えることはあっても、減ることはないのです。行政組織は、肥大していくだけになります」

記者「どうすれば、健全な行政ができるようになるのでしょうか」
二宮「危機感を持って、取り組んでいる村もあります。人口4000人の村で、村人自身が村道を舗装しているのです。舗装工事を業者に頼むより、3分1の費用で済みます。セメントや舗装器具は貸し出しますが、手当は出さない仕組みです。この仕組みで6億円節約したのです」

記者「凄いですね。どうして他の市町村はしないのでしょうか」
二宮「既得権の壁があるようです。たまたまこの村には、業者がいなかったのです。業者の既得権を考える必要がありませんでした。普通は、業者と議員、そして役場の職員などの繋がりが優先し、前例主義に流れていきます。首長であるリーダーとそれを支える住民の方の民度が相当に高くないと、前例主義は破れないようです」

記者「福島県の矢祭町では、図書館の本を全国からの寄付で揃えたことを聞いたことがあります。本当なのですか」
二宮「はい、町長のリーダーシップもそうですが、住民の皆さんが全国から送られて来る本をパソコンに入力するなどの作業をボランティアで行いました。図書館は本を揃えるだけでは、十分ではありません。利用方法も大切です。リファレンスサービスも充実する必要があります。図書館を見れば、地域の民度が分かるといわれています」

記者「矢祭町の事例はわかりました。村の道路工事などで節約したお金は、どう使うのでしょうか」
二宮「大切な視点ですね。子育て対策に使う村もあるようです。子どもの教育を充実させるために、補助教員を村単独で配置し、小学校の授業と学童保育を充実させたのです。学校の授業と学童保育が繋がり、子どもの学力は格差を生じないで、順調に伸びています。子ども達が順調に成長していると、企業も村に進出してきます。昔は、水と電気があれば、電機部品メーカーが進出してきました。今は、一定の質の労働力を何人揃えられるかという条件で進出してきます」

記者「地域に必要な仕事を住民がボランティアとして行えば、無駄な出費はなくなるということですね。さらにその費用を使って、地域が必要とする施策に集中投資をするということになりますか」
二宮「その通りです。節約するお金が増えるに従って、小中学生の医療費を無料にしています。もう少し節約できるようになったら、高校生まで無料にするそうです。するとまわりの町から、移住する人が出てきました。子ども達を村の保育園が引き受け、小学生になれば学童保育が引き受けます。若い親が安心して働ける状況が整っているからです。若い労働力が存在すれば、企業は進出してきます。企業が進出してくれば、税収は増え、行政の運営は安定することになるわけです」

記者「確かに、人材を揃えておくことは、地域の振興に役立つようですね。人口が減少していく日本の地方では難しいと思っていたのですが。工夫次第で可能性もあるということですか」
二宮「地方には金も人もいないけど、自然と知恵はあるという場合もあります。短所を長所に変えていけば、良いのです。不便な自然の中での生活は、人を鍛える体験の場になります。人生を充実させるためには、たくさんの経験が必要です。不便であれば不便であるほど、原始的な本能を磨く体験ができるのです。キャンプなどの問題解決型の野外活動は、原始的な本能を目覚めさせてくれます。もっとも、原始的本能だけでなく、現代の最先端の体験も必要です。プログラミングや3Dプリンターなどの技術を体験することが、これからは必要になりますね」

記者「何か新しいことを始めたのですか」
二宮「はい、節約したお金で、『原始と最先端技術の体験キャンプ』を企画しました。夏休み期間中の10日間、募集人員40名、費用1人10万円で行います。午前はプログラミングの基礎、午後は3Dプリンターの使い方、夜はキャンプです。これを10日間行う間に、簡単なプログラミングを習得し、3Dプリンターが扱えるようになり、キャンプでは食事を作り食べられる技術を身につけることになります」

記者「応募者は、いるのですか」
二宮「毎年5~6倍の応募があります。でも、増やさないのです。こちらの受け入れ体制を整い、余裕ができたら徐々に増やしていく予定です。企画の基本は、稼ぐことです。もちろん、10万円分のサービスはしています。全員に、満足を頂いてますよ。この値段で、この短期間でこれだけの体験をできる企画は、他ではできないからです」

記者「プログラミングや3Dプリンターは、誰が教えるのですか」
二宮「補助教員の方です。プログラミングや3Dプリンターの設備は、道路で節約した6億円のうちの1億円で整えました。村の子ども達は、いつでも使っていますよ。村の子ども達も、『原始と最先端技術の体験キャンプ』にはリーダーとして参加しています。子ども同士で学習したり活動したりすると、吸収が速くなりますね」

記者「今日は、貴重なお話をありがとうございました」


ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。再度申し上げますが、現実の世界ではありません。虚偽の世界のお話の中に、有益だなと思うことがあるかもしれません。虚偽の世界のことを、現実の世界で試してみることは、推奨されることはあっても、禁止されることではありません。ただし、利益をあげても損害を受けても、自己責任ということをおわすれなく。


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