ファンタジアランドのアイデア

ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。

上海デイズニーランドの立ち直りを喜ぶ  その134

2017-07-15 16:58:17 | 日記
 上海デイズニーランドの開業時は、評判があまり良くありませんでした。高すぎる料金設定が、敬遠の理由になっていたようです。休日の8200円というチケットは、東京の1日券の7400円を上回っていました。中国においては高所得の上海の人達でも、月平均10万円程度の給料です。園内のグッズやレストランも、割高感があったようです。日本のゲストは、アトラクションを体験し、興奮と感動を持ってショップやレストランに誘導されていきます。飲食販売は、一人当たり2,205円、商品販売は一人当たり3,796円です。ディズニーランドの売上げ収入は、チケットが4割程度で残りが、飲食販売と商品販売になります。興奮と感動に流されながら、ショップで買い物をする仕組みがディズニーランドのビジネスモデルなのです。この流れが、開業時の上海では円滑に働いていなかったようです。
 そこで、上海ディズニーランドが円滑に運営されることによって生じるメリットを考えてみました。開園当初、従業員のサービスの悪さが目に付きました。世界の人々を魅了するデイズニーには、質の高いサービスを期待して来園します。初期のサービスは、失望も多かったようです。弁当や飲料を入れたコンビニの袋を提げて、入園する人が目に尽きました。日本では考えられない光景です。弁当や飲料の持ち込みに対して、従業員が注意する様子はありませんでした。列に割り込みをしても、従業員は見て見ぬ振りです。
 さすがに上海ディズニーランドも、対策を立ててきました。高い入園料に対する批判にたいしては、繰り返し入場できるパスを発売して割安感を演出しています。高い飲食代には、レストランで使える100元(1600円)の利用券を発行しています。入園者のニーズに柔軟に対応するようになっているのです。このような対策が、開業1年で1千万人の入場者目標を1ヶ月前倒しで達成に導いたといえます。
 東京ディズニーランドの洗練されたサービスが日本全国に広がり、日本のサービスの質を高めたことは周知の通りです。1千万人の中国の入場者が、ディズニーのサービスに親しみを持つようになれば、世界に認められるサービスが中国においても普及していくことになります。中国政府は、消費主導の経済への転換を目指しています。特に観光業については、2020年までに110兆円規模に拡大させる計画です。テーマパークもその一翼を担っているわけです。上海ディズニーランドが順調に営業成績を伸ばしていけば、海外の旅行者も多数訪れることになります。日本の国際化が進んだのは、海外旅行者が急増した頃でした。悪名高かった団体旅行客の行動は、現在の中国人の行動と同様の目で見られていたのです。上海ディズニーランドで国内外の交流が深まれば、少しずつマナーの向上や国際感覚が磨かれていくことになります。
 最後に、テーマパークを維持するためには、新しいアトラクションを次々に導入することが必要です。アトラクションが、テーマパークの中核であることは周知の事実です。ディズニーランドもユニバーサルも、自社のソフトのみではテーマパークは維持できません。巨大テーマパークは、他社のソフトを使う権利を購入してアトラクションを行っているのです。このソフト開発に、日本の企業が参加することができれば楽しいですね。


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