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アイデア+アイデアガーデン その3 食料安全保障と北方領土交渉

2017-04-23 18:48:37 | 日記
アイデア+アイデアガーデン その3 食料安全保障と北方領土交渉

おおよそ世界のトウモロコシ生産は10億トンで、大豆が3億トンになります。トウモロコシは、アメリカとブラジルで5億トン、大豆では2億トンを生産しているのです。輸出量もこの2ヵ国でトウモロコシは世界の6割、大豆が8割を占めています。この両国のトウモロコシと大豆の生産が、世界の飼料を左右するといっても過言ではありません。
これらの穀物を輸入する最大の国が、中国です。中国政府は、『農産物買い取り制度』を行っています。この制度は、食料増産と農家の所得増加を狙ったものです。農家の所得を保証するために、トウモロコシを高めに買い取る政策をしていたわけです。そのトウモロコシの在庫が、2億トンを超えるまでになっていると言われています。この在庫が、中国からトウモロコシの輸出が行われるのではないかという噂の元になっています。最近、中国政府はトウモロコシの高値買い取り政策を止め、大豆の作付けを奨励するようになっています。中国は、世界の大豆輸入量の8割を買い取る大消費国になっているのです。ある面で合理的な政策です。中国の農業政策が、世界の穀物市場に大きな影響を及ぼすわけです。
アメリカもブラジルも穀物生産は、豊作が続いています。世界は、穀物過剰の状態にあります。2008年ごろに高騰したトウモロコシや大豆の約半値で、現在は推移しています。ここで中国の余剰穀物が放出されれば、世界の穀物市場は下落してしまいます。世界の穀物生産者は苦境に立つことになります。もっとも下落は、日本のような輸入国にとって好ましいことのようにみえます。でも、輸出国の農民には、打撃を与えることになります。持続可能な食料安全保障の立場からすると、望ましいことではありません。
 そこで、現在の穀物事情を、日本の食料安全保障に有利なものにする仕組みを考えてみました。ポイントは、持続性とウインウインの関係です。中国の政策変更で、世界の食糧事情が変わる要素があります。アメリカとブラジルの穀物生産が、世界への食糧供給に決定的影響を持つことも事実です。日本には、アメリカによる大豆禁輸という苦い経験がありました。そのために、ブラジルに大規模な農業開発の援助を行いました。結果として、アメリカとブラジルを両天秤にかけながら、穀物交渉ができます。2つより3つの天秤にかけられるようにすれば、より安全になります。日本に近くその可能性を持つ国は、ロシアです。北方領土交渉がらみの経済協力には、良い材料になります。ロシアも、ブラジルのセラード開発の実情を理解しています。中国を含めたアセアン諸国の発展は、だれもが見ても明らかです。これらの国は、農村から労働人口が流出し、農業生産は低下します。都市は人口で溢れます。そこに食料を安定的に供給すれば、確実に利益を上げることができます。日本とロシアが組めば、第二のセラード開発は可能です。地球温暖化が、この開発を後押しするかもしれません。


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