ファンタジアランドのアイデア

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インドで低価格衣料品を展開 アイデア広場 その125 

2017-07-06 16:49:17 | 日記

 レナウンが低価格の新ブランドを、2018年春に投入するという記事が載っていました。近年日本の企業が、中高価格帯から低価格に挑戦する兆しが見えます。低価格の衣料品の激戦区は、インド国内です。この国で成功を収めることができれば、低価格のブランド品の市場を制覇することも可能でしょう。
 そこで、インドにおいて低価格の衣料品を販売する方法を考えてみました。生活雑貨や衣料品を展開する「無印良品」が、インドに進出して好調です。昨年8月にムンバイで開店した1号店は、客単価が5300円と日本の2倍以上なのです。でも、日本では稼ぎ頭になっている衣料品が振いません。中でも婦人服の売上げが、良くないのです。衣服以外の生活雑貨で、収益を上げているようです。衣服に関しは、インドは手強いようです。
 インドは、農村地帯が工業やサービス業を支えてきた歴史があります。農村や都市の下層階級が、製造業やサービス業の7割程度を吸収してきました。1983年から2009年にかけて農村における住宅建設戸数、都市部より格段に多かったのです。農村市場が、製造業やサービス業の最大の市場であり続け、インド経済を下から支えてきたわけです。この農村の上昇志向は、低いカーストからの脱出が動機となっていました。現在、インドの所得は下層カーストに厳しいものになりつつあります。社会的経済的条件は、あまり改善されていません。でも、自立志向や自尊心は上昇してきています。
 彼らの自立志向や自尊心を補完するものに、上層階層と同じブランドに憧れるというものがあります。もちろん、高級素材を使ったブランドを購入することはできません。農村や都市の下層階級には、共通の消費嗜好があります。それは、安価な疑似ブランドで補完する消費嗜好です。彼らの既製服は、高度な熟練を必要としない水準の品物です。あまり知られていないことですが、インドの綿製品は、イギリスの産業革命により一掃されたという認識があります。でも、イギリスで大量生産される製品よりはるかに品質の劣る綿製品が、インドの農村では作られ、流通していたのです。
 最後に、提案です。インドの流行に強い影響を与えるものが映画です。映画の盛んなインドでは、スターのファッションが下層階級の衣服に影響を与えてきました。映画が、彼らの消費行動に影響を与えてきたともいえます。低価格のブランド品の中に、高級ブランドと同じ付加価値を持つものがあれば、彼らの自尊心の一端を満足させることになります。安価でも素晴らしい付加価値を持つことを、アピールすることです。例えば、速乾機能だけは、高級ブランドに負けないものにすること、または同程度の機能の衣服にするというものです。映画のスターやヒロインが、さりげなく着こなすシーンを多用することが効果的かもしれません。スターが映画がだけでなく、日常生活でも着こなしているとなれば、効果はさらに大きくなるでしょう。
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