ファンタジアランドのアイデア

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アイデア広場 その60 1,持続可能な森林の利用 2,林業の技能者を育てる 3,望ましい森林

2017-04-21 19:03:31 | 日記
アイデア広場 その60 1,持続可能な森林の利用 2,林業の技能者を育てる 3,望ましい森林

1, 持続可能な森林の利用

 日本は、森林帯国です。森林には、大きく分けると生産林と環境林になります。生産林は、さらに経済林と生活林に分けられます。持続可能な森林利用は、経済林と森林の発達段階の2つから考えていきます。森林は、初期段階、若齢段階、成熟段階、老齢段階への推移します。日本の森林は、若齢段階と成熟段階のものが最も多いのです。森林生産性のピークにあるといえます。残念な事ですが、林業従事者の不足によりこのピークにある資源を利用できていないのです。
そこで、ピークの資源の有効な使い方と、持続的な利用方法を考えて見ました。日本の経済林が若齢段階と成熟段階にあるので、成長分の木材を伐って良いのです。一般的には、最も利益の出る無垢の生産を行います。次は、利益がやや少ない合板の生産になります。最後に、利益が少ない建築材やパルプなどに利用になります。そして、これらの製材過程で出てくる廃材やおが屑が、バイオマス材となります。ヨーロッパで流通しているペレットは、製材過程で発生するおが屑を利用しています。理想的には、この構造が円滑に回れば良いわけです。でも、今の林業には、これを支える技能者が少ないのです。そこで、この技能者が育つまで、若齢段階と成熟段階で行う間伐材をバイオマス燃料として使う仕組みを導入します。今の資源量であれば、当分は大丈夫のようです。

2, 林業の技能者を育てる

 間伐や搬出は、プロ集団の林業組合が行うという意識がありました。林業を行っている山林所有者のほとんどが、委託をしていたのです。林業全体が委託施業が当たり前になり、自ら施業することはなかったのです。人にやらせて自分は何もせずに、収入だけは得ていたわけです。これが、林業の衰退を招いていた原因です。農業や漁業では考えられない業態が残る領域でした。これでは、生産的な技能者が育ちません。
そこで林業に関わる技能者を育てる仕組みを考えてみました。他人や専門家に任せていた林業を、自分ができるところから始めることにします。自分ができる簡単な作業でも、お金を稼げる仕組みにするのです。衰退した地域を振興する仕組みと組みあわせれば、可能になります。例えば、地域の人々で、間伐材や山の林地残材を集めて一定の場所に搬入するのです。その材を1トン運ぶと6000円もらえる仕組みです。やって見ると、思いの外収入が増えてきます。山の仕事の面白さが分かるようになるのです。疲れたら休み、無理をしません。自分の能力に合わせて行います。慣れてきたら、チェーンソウの技術を覚えていきます。チェーンソウの技術を覚えれば、木材の搬出量は増えます。次は、作業道の作り方を覚え、より深く森林に入り材を求めていきます。はじめから、林業の技術を身につけている人はいません。徐々に覚え、覚えていく間に収入を増やし、自分も地域も、そして山も豊かになれば良いのです。森林は成長しています。でも、その成長分さえ収穫できない現状が、今の日本の林業なのです。ゆっくり技能を高め、有り余る資源を有効に使うことことができれば、素晴らしい森林になるのですが!

3, 望ましい森林

 適切な間伐を進めていけば、50年生以下の若齢林よりも100年生の成熟林の方が利用価値が出てきます。100年生になれば、主林木の本数は減ってきます。でも、この主林木は大径材であり、商品価値が高いものです。針葉樹の主林木が減っていくにつれて、広葉樹がが育ってきます。広葉樹は、伐ってもそこから芽が出ます。スギやヒノキのように植樹する必要がないのです。望ましい森林は、成熟段階段階における針葉樹と広葉樹の混交林です。
そこで、この望ましい森林から、より合理的経営を考えて見ました。森林の初期的段階は、植樹や下草刈りなどの作業が欠かせません。ここに、多くの費用がかかるのです。でも50年生の森になると、下草刈りなどの作業は必要ありません。成長した混交林の間伐を計画的に行えば、継続的に収穫を続けていくことができます。お金をかけず、生物の多様性を作り出され、経済的利益を出してくれる森は、成熟段階における針葉樹と広葉樹の混交林というわけです。




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