ファンタジアランドのアイデア

ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。

利益を産まない農業は衰退します アイデア広場 その142  

2017-07-23 17:26:04 | 日記

 オムロンは、オランダから最先端の栽培施設を輸入してトマト生産を行いました。でも、3年後の2002年に撤退した。牛丼で有名な吉野家も、農業事業から撤退しています。農業収益の低さが、撤退の理由です。農業人口は、150万人程度に減少しています。2010年には200万人を超えていたのです。各都道府県にある農業大学では、技術指導に加え、経営学を受講する学生が増えています。作るだけでは、農家の維持ができないのです。利益を上げる農業が、切実に求められているのです。販売の知識が必要になります。さらに、消費者が望む「食の安心・安全」に応えるためには、生産工程管理の学習も不可欠のようです。
 そこで、作物を育て、販売し、儲かる農業を考えてみました。1996年、カイワレ大根の風評被害で窮地に追い込まれた村上農園が、V字回復をしています。最近では、AIを活用した栽培システムを確立して利益を上げています。1999年にアメリカの大学とライセンス契約を結んだのです。ガンを予防するブロッコリーに関する契約でした。その後、種まきから収穫まで自動化したシステムを導入し、最新鋭の野菜工場を運営しています。2014年には、オランダの野菜生産会社と相互ライセンス契約を結び、高級野菜の栽培に取り組んできました。高級野菜の栽培に必要な環境、天候、作業などのデータを蓄積し、分析し、AIを活用して、自動的に作業を進めるようにしているのです。さらに、このAIを含む支援サービスをパッケージ化して、海外の企業に提供する事業も展開しています。
 自力で開発できない領域は、海外から技術の導入を図り補強していきます。補強して強くなれば、それを活かして販売を行っていくことが、これからの農業には求められていくことになります。投資の世界にも、環境や女性の地位などを重要視したESG投資が行われるようになっています。農業においても、このような社会の流れが押し寄せる状況です。農薬を使わない農業、自然に優しい農業などが求められています。大量生産にによる利益を上げるだけの農業だけでは、受け入れられない消費風土が生まれつつあります。それでも、利益を上げることは重要です。日本のトマト栽培は、冬から春にかけて温室の暖房に大量のエネルギーを消費しています。これは、あまり望ましい傾向ではないようです。化石燃料を使いすぎる弊害があるからです。一方、冬から春にかけて温暖な海外で生産して、日本に運ぶ方が総エネルギー消費量が少ない場合があります。どちらが環境にやさしいトマトかを、評価する時代でもあるのです。海外のトマト生産において、現地の雇用を生み出し、現地の方の生活向上を図る企業経営ならば、より評価は高くなるでしょう。国内での農業生産と販売、海外での農業生産と販売、ともに環境に優しく人々の生活を豊かにするものであって欲しいものです。でも、利益を産まない農業は衰退していきます。
ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« アジアの大都市ジャカルタの... | トップ | 「徐福」上陸地の秋田で健康... »

日記」カテゴリの最新記事