ファンタジアランドのアイデア

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アイデア広場 その59 1,地域資源の有効利用 2,シンプルに木質バイオマスを利用 3、薪の利用

2017-04-20 17:17:53 | 日記
アイデア広場 その59 1,地域資源の有効利用 2,シンプルに木質バイオマスを利用 3、薪の利用

1, 地域資源の有効利用

 高知には「木の駅」があり、そこに間伐材を1トン持ってくると6000円もらえる仕組みになっています。その6000円は、『モリ券』という地域通貨でもらえるのです。この仕組みを導入したことにより、森が復興し、地場産業の林業を復興し、地域経済を復興しているということです。森林という宝の持ち腐れを立派に、再開発したわけです。
そこで、宝の持ち腐れを本当の宝にする方法を考えてみました。離農による農地の放置、漁師の高齢化による漁場の劣化、人工林の劣化などの中に、宝が見え隠れしています。資源はあるわけですから、そこに手を加えれば、宝の山が出現するわけです。限界集落には、離農による耕作放棄地が出てきています。それに付随して、里山も荒れています。放棄地で、自然農法をすることを推奨します。自治体が音頭を取り、土地は無料で貸し出します。作物は必ず買うという条件を付けます。もちろん、栽培に関しては、指導者が一定のレベルまで技能を高めるようにします。作物の代金は、地域通貨で行います。作物の売値が3000円の場合、買い手は6000円の地域通貨で買うことにします。里山では、広葉樹を使って薪を作ります。薪も10kgにつき500円の売値の場合、1000円で買います。日本の食料輸入が完全に途絶えた場合、数ヶ月は持ちこたえる備蓄と生産能力を持たなければなりません。最低でも穀物1千万トンは必要です。現在米の生産は、800万トンです。それに200万トンの穀物を確保する必要があるわけです。耕作地や里山の維持は、緊急の場合の保障になります。耕作放棄地の再利用や里山の保存は、1種の食料と燃料の安全保障費ということになります。

2, シンプルに木質バイオを利用
 
 日本の人工林は、過剰ストックで不健全な状態にあります。森を健康にするには、間伐を継続的に行う必要があります。全国7ヵ所で、森林の有効利用を目標としたバイオマスのプロジェクトが立ち上げられました。このプロジェクトは5年間続けられ、平成22年に終了しました。失敗でした。多くのプロジェクトが、採算割れになっていたのです。プロジェクトでは、バイオマスをペレットにしたり、エタノールにした後で、ボイラーや発電に使うというものでした。木質バイオマスを加工する迂回生産を経た利用では、採算割れになってしまうのです。
そこで、木質バイオマスをエネルギーとして利用しながら、不健全な森を再生し、林業に従事する人々の所得を保証する方法を調べてみました。木材は、世界的に不足する傾向があります。特にパルプ材は、その傾向が強いのです。パルプ業界は、国産のパルプ材が継続的に供給されれば、確実に引き取る用意ができています。間伐材を搬出すれば、必ず買い取るシステムをつくります。まず、木質バイオマスをバイオマス発電に使います。余った材は、パルプに供給する仕組みにします。林業現場の近くにいた人々が、この様子を見て、林業に参加し始めました。この2つの施策で、地域で林業をする人は、生活ができる環境が整います。木材生産も増え、森は再生し、パルプ原料も増え、一石二鳥、三鳥になっています。これが、高知の林業の現状のようです。

3、薪の利用

 グローバルな資本主義が、世界を席巻しています。でも、資本主義のほころびも出てきています。ほころびは、地域内経済で補強することになります。でも地域経済だけで自立できるわけでなく、その限界を理解した上で実践することになります。山間地の住宅には、薪風呂の家庭がまだまだあります。薪の特徴は、誰でも作れることです。里山があれば、薪は再生可能なエネルギーとして常に利用ができます。農山村の副業にもなります。農山村で余れば、都市に販売することになります。
そこで、薪を作れば必ず売り買いができる組みを、山間地につくるのです。地域内で金が回る仕組みを作ることは、資本主義の欠陥に対応することになります。薪のエネルギーで済むならば、わざわざ石油に替える必要がありません。石油の代金は、地域外に出ていきます。薪を使うことで、エネルギーの代金は、地域内で回ることになるわけです。
再度付け加えますが、木質バイオで日本の全てのエネルギー問題を解決する事はできません。限られた地域に眠っている資源を有効に使うことができるということなのです。その範囲は、せいぜい50km内外が目安になるでしょう。その外になると、化石燃料の方が優位になるようです。



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