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『ポレポレ英文読解プロセス50- 代々木ゼミ方式』 西きょうじ

2007年01月13日 | 大学受験【英語】参考書など

 

ポレポレ英文読解.jpg


これは私のお気に入りの読解テキストの一冊です。どこが代々木ゼミ方式なのか知りませんが(笑)。長文読解や多読の段階に入る前に、授業で使ったりもしますし、本書には“読解の基本”と書いてありますが、英文のレベルは高いものです。

S+Vの構造の発見から始まって、全部で50の英文が並んでいますが、平均して一つ、6~7行ほどです。英文の構造、簡単に言えば、語や句や節のつながりが難解なものを選んで、そのパターンを身に付けようという意図です。


私も、過去問から、本書で使われているような、つながりの複雑な文を選んで、ちょうど本書と同じくらいの長さ、単語数で100以内になるような文を抜粋してテキストを作りますし、その上のレベルの生徒には、英字新聞から選択してテキストにしています。

実はこういう類のテキストは、ありそうでなかなかないのです。特に上のレベルの生徒用は。非常に有用だと思うのですが…。

自分で英文を選んで、テキストにし、単語テストなどをするには非常に手間がかかりますから、今でもできるだけたくさん欲しくて、本屋さんで探すのですが、良いものがありません。そういう意味では本書は50だけと言っても、私にとっては貴重な英文読解の例文集なのです。


ただし、決定的に残念なのは、改訂がまったくされていないために、さすがに今となっては英文が古いということです。93年に初版が出ていますので、14年前。まぁ、つながりなどを身に付けるのが主眼のテキストですから、英文が語っている内容自体はそれほど重視されないのでしょう。

以前ご紹介した『入試超難関突破!解ける!英語長文(竹岡広信)』 の記事でも指摘しました。英文の内容より、英文構造の正しい把握の仕方や、読解のプロセスに重点を置いたテキストです。

確かに一流講師は材料が何であっても、味付けで立派な授業にしてしまう力を持っています。


しかしながら、同じやるなら、やはり頻出である地球温暖化などの環境問題や遺伝子やクローンなど最新科学や医療の問題は取り上げて欲しいと思いますし、本書は何と言っても、ウィンドーズ95より前ですから(笑)、コンピューターや携帯電話、ましてインターネット、ブログなど、新しい社会の話題はまったくないのは、一人で学習する生徒には薦められません。


特に、受験学年では、時間節約のためにも、読解と単語学習も兼ねたいという段階の人には不向きだと思います。 ですから、私が使うのは、高校2年生の読解演習として、または逆に、受験学年で、すでにほとんど最新の英文を読み終えている人の練習問題、あとは京都大学に代表されるようなつながりの難しい英文を和訳しなければならない生徒の練習用としてです。


また、一人で生徒が学習するとして、解説はすべて的を射たわかりやすいものだと思いますが、これ一冊で完成というタイプのテキストではありませんから、その点も注意して下さい。単語や熟語などの意味も載っていませんから、あくまでつながりをつかむ練習用です。


関係詞だけは、修飾関係ということで特別に取り上げていますが、その他の文法事項は名詞構文とか、省略、倒置、挿入などしかありません。例えば複雑な比較の構文などは含まれていませんし、わずか50の短文という分量から判断してもまだまだ不十分だと納得できるはずです。

西先生は私もそのキャラクターが好きなので、ぜひ改訂版と単語のまとめなんかを付けていただければ、イチ押しに近くなるのです。今の本書なら、塾講師が生徒の状況などを判断して、練習問題用として提供するのが最適だと考えます。

 

 頑張れ!受験生!

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ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式

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『ポレポレ英文読解プロセス50- 代々木ゼミ方式』 西きょうじ
代々木ライブラリー:129P:795円

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2 コメント

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ofの重み (milesta)
2007-01-13 19:40:42
ちょっと話がずれるかもしれませんが、今日の産経新聞の正論欄にリンカーンの演説における
“government of the people”
の“of”は何を意味するかということが書かれていて、興味深く読みました。学生時代はこういうことを言われても「英語って面倒だなぁ。」なんて思うだけでしたが、“of”一つの捉え方で国の在り方まで変わってしまうとなると“of”の重みが違ってきますね。
記事はこちらです。↓
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/seiron/34774/
milestaさん (VIVA)
2007-01-13 20:30:40
そうなんですよ、かつて鈴木貫太郎首相の【黙殺する】を ignoreとしたのを誤訳だと言われていましたが、こっちのリンカーンの方がひどい誤訳なんですよ。

あまり取り上げる人がいなかっただけですね。だって人民の人民による、って同じになっちゃいますもんね。

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