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『 不良の木 』 北方謙三

2006年09月15日 | 小説

 

不良の木.jpg

ハードボイルド ってみなさんは読みますか。私は、好き嫌いでなく、ほとんど読んだことがなかったのですが、やはり講師仲間が、強く薦めるので読んでみました。

東大OBの彼は高校時代に、北方健三を紹介するHPを持っていたほどですから、入れ込み方が違います。 中でも “初心者” にはこれがお薦めということで、読んでみると、いや、実におもしろかったです。

300ページ以上ありましたが、一日か二日で読み終えました。なるほど、時間さえあれば読みたくなりますね。

主人公の探偵と少年の、言葉と裏腹の心の触れあいや、少年が成長していく姿、そしてスリリングな話の展開が早すぎず、遅すぎず、ミステリー小説のように引き込まれ、途中で読むことをやめられませんでした。

車のドライビングテクニックを駆使するシーンや、謎の相手と戦うシーンなど、ほとんどが男性向けの表現のような気がします。これがハードボイルド?私はどきどきしながら読みましたが、普通の女性もそれを味わうのでしょうか?

小説もいいんですが、それ以上に映画向きのような話でした。  

個人的に、本書の一つの不満は、主人公の設定がカッコよすぎること!だって、(財閥かなにかの御曹司で)しかも弁護士資格をもつ大秀才、でありながら気に入った仕事だけを気ままにこなす私立探偵。かつて人を殺した経験を持ち、修羅場にはめっぽう強く、プロの殺し屋にも負けないケンカの達人。ラリー経験豊富で曲芸運転で追跡者やパトカーをまくのは朝飯前、相手の動きは100%見破れる。

これはめったにいません(笑)。少なくとも私には一つもない。あと、空さえ飛べればスーパーマンです(笑)。 「ヤボなことを言うな、そこが本書の良いところだ」 と断言されれば、そのとおりなのでしょう。

どうも私は貧乏性で、本を読んだら何か、教訓なり、知識を身に付けたいと思ってしまって、そういう本ばかりを選んでしまいます。したがって、純粋な娯楽とか、小説などはついつい後回しになっていまい、ハードボイルドは一番あとかな。

本書で、改めて、読書の目的は情報収集だけでないと知らされた次第です。本書がとてもおもしろく、新しい発見に感動したのは事実ですから、別の作品をぜひ読んでみたいと思います。

北方謙三氏に限らず、そういう類の本で、お薦め作品がありましたらぜひ教えて下さい。お願いします。できれば主人公がスーパーマンじゃないヤツで(笑)。

http://tokkun.net/jump.htm
 



不良の木

光文社

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『 不良の木 』 北方健三 
光文社:325P

■■ Take it easy ! ■■

はっきり申し上げて、仲間が作ってくれた専用バナーはまったく効果がなかったので(笑)、色を変えました!世の中厳しいです(トホホ)。



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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
謙三です (山ちゃん)
2006-09-15 14:37:16
北方さんのお名前は謙三のはずです。



お名前を訂正されたら私のコメントも削除してください。



よろしくお願いします。
山ちゃんさん (VIVA)
2006-09-15 15:10:16
すみません。いやぁ~直しました。ありがとうございます。せっかくのご好意ですから、コメント消そうと思ったのですが、ほかならぬ山ちゃんさんに教えていただいて、とってもうれしいので残しておきます。恥ずかしいですが。



本当にありがとうございます。これからもよろしくお願い申し上げます。



謙が「健」になっていたのを、指摘し、教えていただきました。
フィルム・ノワール (ysbee)
2006-09-15 15:19:46
ハードボイルドといえば、まだ中学生の頃に早川書房のハヤカワ・ミステリーで、ダシール・ハメットやレイモンド・チャンドラーの探偵小説を夢中で読み漁ったのを思い出します。

日本語ならさしずめべらんめえ調であるだろう、きわめて省略された俗語の言い回しと、バシッと決まった題名にほれぼれしたものでした。多分当時第一級の翻訳者をそろえていたんじゃないでしょうか?

それ以前から、ハリウッドではこのハードボイルド探偵小説を映画化した名作が数多く製作されましたが、アカデミー賞史上特筆される傑作は、ハンフリー・ボガートやロバート・ミッチャム主演の一連のフィルム・ノワール(暗黒街の映画)、比較的最近のものでは『チャイナタウン』『L. A. コンフィデンシャル』などがあります。

ただいまブログの宿題を二か月分書き溜めている最中なんですが(ハイ、アホです)、つい先週見た『ハリウッドランド』もその中に。ゾクゾクするほど良かったです。映画好きならたまらないセット・衣装・撮影・音楽・編集なので、日本公開の際はぜひお見逃し無く!

脇役が全部良い。もう一回見たい!

http://www.hollywoodlandmovie.com/
効果がある方法 (kazu4502)
2006-09-15 19:29:37
こんばんわ、めっきり秋らしくなりました、いかがお過ごしですか。

効果といえばいい方法があります、でもたいしたことはないかなぁ、クリックした時、VIVAさんの場合、ランキングサイトに直接飛びますよね、だからブログに戻るとき、戻るを押さなければいけないんですがこれがちょっと面倒ですよね、したがってポップアップでランキングサイトが開けるほうがよりいいと思いますし面倒ではないですよね、私の場合はすべてポップアップです。そのほうが押していただける杉並区教育委員会方には楽だと思うのですが。

よろしければ私のブログでお答えしてもいいですよ。

今後ともよろしくお願いいたします。
あーーー間違いだ (kazu4502)
2006-09-15 19:33:01
ごめんなさい、杉並教育委員会は関係ありません、(爆笑)別の作業で杉並の方とメッセンジャーで話をしていましたので印字がこちらに飛んでしまいました。

ごめんなさい。(苦笑)
ysbeeさん (viva)
2006-09-15 20:16:23
いや、いつもの新鮮アメリカ取れたて情報ありがとうございます!



そっか、探偵小説なら、そうですね、ハードボイルドの定義云々じゃなくて、確かに私も読みました。なるほど。
kazuさん (viva)
2006-09-15 20:18:22
あっ、大ヒントです!私もわずらわしいと思っておりました。自分で直せるんですよね。やってみました。これで完璧です。危うく、仲間を責めるところでした(笑)。



いつも本当にありがとうございます。
ロバート・B・パーカー (山ちゃん)
2006-09-15 20:34:01
北方謙三の小説は彼の出だしの頃よく読んでいました。「逃れの街」は好きでした。水谷豊主演の映画もみた記憶があります。もう30年近く前のことでしょうか。



チャンドラーは原書で挑戦し撃沈された記憶があります。半世紀前の英語は苦手です。



そのかわり何故かロバート・B・パーカーの探偵ものをよく読みます。友人に勧められて読んだ「初秋」がよかったからです。



私のお勧めはワイアット・アープものの「ガンマンの伝説」です。敵方で出番は多くないのですがリンゴー・キッドが素敵です。ワイアットと彼の静かな睨みあいは「シェーン」を思い出させました。
山ちゃんさん (VIVA)
2006-09-15 21:29:00
さきほどはありがとうございました。それはそうと、いろいろ読まれていらっしゃいますね。これも何かのご縁ですから、初秋を私も読んでみます。



いつになるか分かりませんが、必ず、ブログに載せますので、できましたら末永くお付き合い下さい。

北方謙三さん (ふる)
2006-09-19 21:00:35
だいぶ前になりますが、都内某所でお見かけしたことがあります。



全身から、なんとも言えない

男性フェロモン的オーラが出てました(笑)



追伸:オススメは、とりあえずなぜか頭をよぎったのは、ジョージ・P・ペレケーノスのワシントン・サーガ4部作です。

「俺たちの日」から始まります。ハードボイルドでもあり、親子三代に渡る、サーガの物語でもあります。スーパーマンなど皆無です(笑)
ふるさん (VIVA)
2006-09-19 22:01:11
R22でこんなことを言っていたらしいっす。



「言われた仕事をして、ある程度給料もらえたら納得するし、もらえなければ転職…いま多くの若いヤツが去勢されている気がするね。



大きなものに逆らわない。上の方針で会社が潰れてるのに、それを阻止しようとすらしない。



そういう情けない状態になっちゃっている。負けたっていいんだよ。そこで戦えば、その経験が人生の力になる。



俺の歳でボロボロにされたら、立ち上がるの大変だよ。若いヤツなら、一回や二回ボコボコにやられて泥まみれになっても立たなきゃしょうがないじゃん。先が長いんだからさ。



血沸き肉躍るということは大切でそういう“熱さ”を身体の中に取り込んでおいてほしいんだよな。



そうすると何かがあったときにパッと立てる。大きな物を動かせるんだ。」



TBをいただいた方が教えてくれました。

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負けたっていいんだよ。そこで戦えば、その経験が人生の力になる。 (名言密集地)
ハードボイルドの作家として一時代を築き、 最近は中国の史記・古典を題材にして男の生き方を 書き続けている北方謙三氏。 一時期、ホットドッグプレスで連載していた人生相談 「試みの地平線」も人気でした。 ? そんな北方氏、最近の若者につい ...