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卒業生に贈る一冊(3) 中島らも 内田樹 鹿島茂 

2007年03月16日 | メルマガ関連記事

 

今回の “卒業生に贈る一冊シリーズ” はこれで最後。

全部で9冊ですが、一つでもおもしろそうだ、と思えるものがあるとうれしいんだけどな…。 それイケ!



『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』 中島らも著

(集英社 460円)

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日本一の進学校灘高に入学したものの、人生を楽しみすぎて、ずるずるとエリートコースから外れて行ってしまった著者。

しかし彼は、その挫折を単に挫折で終わらせず、「笑い」の力で生きるエネルギーに変えていきます(むしろ「笑い」の力を借りなければ、生きていけなかったのかもしれませんが・・・)。

そんな彼の青春時代を描いたこのエッセイは、どんな人でも少なからず共感できるはずです。(RYU先生






『勝つための論文の書き方』 鹿島茂著

 (文春新書 735円)

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大学生になってから役に立つ本をご紹介します。

大学生になるとレポートや論文を書くことが多くなります。論文は感想文とは違います。感想文では自分の思ったことを素直に表現することが求められますが、論文では、問題設定をし、様々な資料を使いながら答えを導き出さなければなりません。

この本では対話形式でわかりやすく、問いの見つけ方、論理の展開の方法を教えてくれます。発想は面白いですが、論文にするには先行研究の分析、緻密な文献操作が必要なのではないかと読みながら突っ込むこともありましたが、読み物としては面白いです。

難しい本ではないので気軽に読んでみて下さい。卒業生だけではなく、これから小論文を書こうとする高校生にもお薦めです。(aya先生 







『疲れすぎて眠れぬ夜のために』 内田樹著

 (角川書店 1575円)

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がんばった受験生にお疲れさまの一冊。ただし、頭は働かせますよ。

内田氏はフランス現代思想が専門ですが、合気道家であり、映画評論家でもあります。書名と内容は(深いところでつながっていますが)、ほとんど関係なく、武道や、映画、能などさまざまな話題が出てきます。視野を広げましょう。

人間というもの、日本人ということの意味をじっくり考えさせられます。落ち着いた語り口で、世の中の欺瞞や矛盾といわれるものに対して自分の考え方を述べています。

仕事や友人関係、家庭の問題が中心ですが、最後まで、国や若者に対する深い愛情が感じられる一冊です。悩み、迷いというのは、誰にもあるものです。そんな時にどう考えれば良いのかのヒントを与えてくれると思います。ぜひ読んでみて下さい。(VIVA) 




■■■■■



さて塾生諸君、いよいよお別れ。今年度最後の読書特集はどうだったかな。こうして9冊並べると、エッセイあり、実用書あり、小説に、箴言集など実にバラエティーに富んでいる。いろいろな先生がいろいろな本を薦めてくれたわけで、おそらくどれも名著の類だとは思うけど、それが今の君たちに合うかどうかはわからない。


良さそうだと思って実際に読んでみたら、難しかったり、おもしろくなかったりすることもある。本とはそういうもの。人間と似ているかな。みんなはそいつのことを好きみたいだけど自分とはどうも気が合わないとか、逆におとなしくて目立たないけど、話してみるとすごくいいやつとか、昔は嫌いだったけど今は親友とかね。


本にもそんなタイミングや相性がある。好きでくっついた彼や彼女とすぐに別れて後悔するように、良さそうだと思った本なら、すぐに投げ出してはいけない。彼や彼女は待ってくれないけれど、本なら文句も言わず、何年でも何十年でも君の成長を待ってくれるから、大事にしまっておけば良い。


自分に合わない本を無理して最後まで読む必要はない。それは気の合わない人と二人っきりにされるようなもので、苦痛以外の何ものでもない。でもどうしてもその人を口説きたいのなら、その本を理解したいのなら、読書百遍、意自(おのずか)ら通ず、という読み方もある。これだ!と思った本に出会ったら、試してみてくれ。不思議なことが起こるから。


そのあたりはマンガとちょっと違うんだな。おもしろいマンガはいつ読んでも、何回読んでもおもしろいからね。


良い本はある時に読んで、何にも感じなかったものが、時を経て読んでみると人生を変えてしまうほどの衝撃を受けることすらある。そういう不思議な性質がある。


だから、今までつまんないと思っていた本が、こうして受験を終えて、卒業して新しい環境になってから読んでみると意外な発見が必ずあると思う。ひとまわり大きくなった君たちが、ワンランク上の良書に出会えることを願いつつ…、あらためて、もう一度


卒業、進学おめでとう。


元気でやれよ!  いざ、さらば。




■■■   ランキング  ■■■

卒業・進学おめでとう!

三日連続で大変恐縮ですが(笑)

どうぞよろしくお願いします。m(__)m



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8 コメント

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おはよ-ございます (bucky)
2007-03-16 09:55:35
そうか、皆さん卒業なんですね。3学期も来週で終りと、2、3日前に気がつきました。いずれにしても、充実した学校生活、塾生活?が出来たと思えたら一番良いですね。
そういえば、大学受験に合格して芹沢光治良の「人間の運命」7冊を春休みに貪り読んだ記憶があります。ところが、肝心の詳細はあまり覚えていない。ダメですねー。
しかし、知的エネルギーはあったんだな。
中島らも氏の本、読んでみたい。それにしても、灘高→階段から落ちて死ぬ とは・・・やはり異才の人は違う、とその時訃報を見て思いました。
卒業式 (Dan)
2007-03-16 10:52:35
今日は我が市の公立小学校の卒業式です。
息子は5年生なのですが、6年生を送らなければならないとのことで、いつも通り学校へ出かけました。
昨日の夜、「今日は早く寝なきゃいけない。」と何度も言うので、「なんで?勉強してからじゃないと寝れないよ。受験生になるんでしょ。」と私が言うと、「だって、先生が早く寝なさいって。卒業式の間、居眠りしちゃいけないから、今日は早く寝るのが宿題なんだ。」
そっか~、式典ってお話ばかりで、確かに眠たくなりますよね。
それに当の卒業生じゃないんだからなおさら。
「いいじゃないの、眠たいときには寝れば?」と私が言うと、「だって、中学校の校長先生が寝ている子をチェックするって、先生が言ってたもん!」と息子。
まあ、絶対そんなことはないのですが、子ども達が居眠りしない為に、嘘も方便でそうおっしゃったのでしょう。
そこで、私が、「椅子ごと倒れちゃえば?気分が悪くなったとかでさ。保健室で眠らせてもらえるかもよ。」と言うと、「僕はそんな性格じゃないんだよ。そんなことできないよ。」と怒っていました。
も~う、クソ真面目なんだから~。
それとも、私がいい加減なだけでしょうか?
ともあれ、卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
皆さんに幸多かれ!
buckyさん (VIVA)
2007-03-16 11:00:26
らもさん、しかも階段から落ちて死ぬことを予言していたらしいじゃないですか。本当にすごい方です。天才肌の人で時々、世の中に適応しないというより、常識の枠に収まらない人がいますよね。

この人もそういう気がします。よかった天才じゃなくて(笑)。
Danさん (VIVA)
2007-03-16 11:04:15
おもしろいエピソードありがとうございます。Dan一家の明るい様子が目に見えるようです(笑)。

そういえばキムタツ先生の灘高でも卒業式に壇上でギャグをする奴がいるらしいですが、最近はこちらの高校でも、ほとんど“泣いた” という話しを聞かなくなりました。日の丸、君が代でもめる卒業式もいやですが、ギャグでもりあげるっていうのも何かなぁ~、ちょっと違うんだけどという気がします。

Unknown (フラン)
2007-03-16 21:07:24
VIVAさん、はじめまして。フランと申します。
半年程前からブログを読んで、本選びの参考としています。これからも、更新がんばってください!

記事と異なる内容ですが、質問させてください。
私は今リスニング力をつけようとしている最中であります。そこで、ネットで見つけた「voice of america」というサイト(ご存知でしょうか?)を利用しようと考えています。
しかし、やはり速度や語彙力といった条件から、如何せん難しいです。そこでなのですが、このサイトには「special english」という、別ヴァージョンで、少し速度が遅いものが用意されているのです。

さて、私は、どちらのヴァージョンを利用していけばいいのか悩んでおります。多少困難でも、ネイティブが話すくらいの速度の方を何度も繰り返して聞けばいいのか、それとも、遅い方を確実にじっくり聞けばいいのか、ということです。アドバイスをいただけないでしょうか?

追記:私はDanさんの考え方に疑問を抱きます。卒業生を送るということを、あまりに軽視しているように思えてなりません。親であるDanさんがそのようなことを息子さんにいうのは芳しくないのでは・・・。

でしゃばってすいませんでした。

フランさん (VIVA)
2007-03-16 21:24:44
はじめまして。VOICE OF AMERICA 知っております。もちろん難しいですよね。実際にリスニング力UPの理論として、実は、ネイティブの速さやより速いもので練習すべきという理論と、分かるところからやるべきという意見が両方あるんです。

フランさんはどういう目的でやられるのでしょうか。また、現在のリスニング力がどのレベルかによっても変わってくると思うのです。

私自身はなるべく難しいものを選んで、繰り返し練習することが多いですが、生徒を見ていますと、どうも効果があるのは逆のようだと思っております。つまり分かるレベルからはじめるというものです。

目的とそれに向けた時間がどれだけあるかという問題で、同じ学力にいる人でも使うテキストは違うと思います。また同じリスニングでも映画が聞き取れるレベルをめざすのか、資格試験かで異なると思います。

来週あたりにいくつかリスニングのテキストをまた取り上げる予定ですので、できれば参考にして下さい。まぁ、卒業式に関してはそれぞれのご家庭でコミュニケーションをとっておられるのでしょう。

いくらかでも参考になれば良いのですが、状況がわかりませんので、具体的にコメントできず申し訳ございません。これからもよろしくお願いします。
Unknown (フラン)
2007-03-17 22:21:11
丁寧な返信ありがとうございます。

リスニング力についてですが、センター試験はほぼ満点、東大模試で5~6割といった程度ですかね。(参考にならなかったらすいません)

これから大学に進学して学ぶ中で、英語(当然リスニング含め)に関しては、TOEICのリスニングに対応でき、不自由なくコミュニケーションを行える程度の実力になりたいです。

アドバイスのほう、よろしくお願い致します。
フランさん (VIVA)
2007-03-17 23:19:25
いや、充分参考になりました。ということは、この4月から大学生。ついこの前まで、受験英語のリスニングをやっていて、センター試験、東大模試で教えていただいたレベルの点数ということですね。

しかもとりあえずは、明確な試験などの予定がないとすれば、きっとフランさんの刺激になると思うのですが、『多聴多読』という季刊誌があります。ぜひ一度買ってみて下さい。

実は、来週記事で取り上げようと思っていたリスニングテキストとは違うのですが、非常に熱意のこもった良い本だと思います。個人的には大のお気に入りです。おもしろいです。

TOEIC対策にも役立つし、この雑誌を作っているコンセプトが好きなんです。フランさんにきっと合うと思いますよ。

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