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『受験に強い子をつくる!わが子を「勝ち組」にするための必勝受験術』和田秀樹

2006年12月12日 | 受験関連書籍


受験に強い子を作る.jpg

 
先日、灘高キムタツこと木村達哉先生と、出版社アルクの編集長に渋谷でお会いしました。未履修問題など、他の進学校がだんまりを決め込んでいる中で、灘高が特に厳しい批判にさらされていることをどう思っていらっしゃるか、聞いてみました。


もちろんおもしろいはずはありませんが、制度の不備はわずか数ヶ月ではいかんともしがたいことがわかっており、すでに切り替えができていますね。灘が受けた “不公平な扱い”(詳しくは伊藤先生のブログ) を、逆にエネルギーにしているという印象を受けました。


灘という学校は、ノブレスオブリッジというか、有名税というか、ちょっと適切な言葉が見つかりませんが、全国から注目の的であるだけに、マスコミにも(今回は読売新聞)常に狙われる存在です。木村先生とお話しをしていると、灘というのは、普通の進学校を超えた、超進学校としての責任や、注目が増すことがわかります。


その灘中学に5番の成績で入学し、あの勝谷誠彦氏と同級生という、和田秀樹氏の著作です。木村先生と実際に生徒たちの勉強方法や、英語のテキストつくりに関してお話をさせていただいたり、和田氏の学習方法を読んだりして感じるのは、特別なことをやるというより、自分が良いと信じるものを、しっかりとやって基礎を作り、成績をあげているんだということです。常に勉強の目的が明確です。


和田秀樹氏の活躍は実に多方面に渡っており、その主張はリベラルというか、何でも良いものは良いという姿勢に好感を持ちます。常識や古めかしい受験の伝統にこだわりません。そういえば朝日新聞にも産経新聞にも登場しますね(笑)。


本書は、やがては受験をむかえる子をもつすべての親御さんに向けて書いた本です。ちょっと副題の “勝ち組云々” という表現はあまり好きではありませんが、ここでもそのわかりやすい主張は健在です。


ゆとり教育で学力が低下する一方で、社会における競争は確実に激しさを増しています。その中でいかに子どもを 「勝ち組」 に導いていくかという具体的アドバイスを、現代の入試事情を踏まえた上で指南しています。


灘中では劣等生で過ごしたものの、高2で最小限の努力で最大の効果を生む独自の学習術を編み出し、東大理科Ⅲ類や慶応医学部、経済学部に現役合格を果たしたと言われる和田氏の、その方法論は非常にわかりやすいです。


和田氏といえば、受験必勝法と連想されるくらいですが、個人的には、親や生徒がおちいりやすい受験に対する誤解を心理学的見地や社会情勢の判断から、警告し、昔からある勉強方法の中で、現代の受験事情にあった、もっとも効率が良いものを選んでいこうという主張だと思っておりますが、いかがでしょうか。


本当に著作がたくさんあり、どれを読んでも興味深い指摘があります。時には具体的過ぎると感じることもあります。例えば、参考書などを薦める時には、生徒の状況や学力次第という面が欠けています。鵜呑みは危険です。


本書においても、氏の主張は確かに刺激的ですが、すべてを素直にそのまま実践しようとせず、ご自分や、お子さんにあっているというものを取り入れるという姿勢で読まれれば、必ずためになるところがあると思います。受験生だけでなく、受験指導をしている方にもお薦めしたい一冊です。




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4 コメント

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まさしく渦中にある親ですが (bucky)
2006-12-12 12:40:53
先日読んだ和田氏の本で、「図書館で勉強している周囲の受験生の、勉強の仕方の効率の悪さを目の当たりにして、自分が勝てる確信を得た」というような一文を読んで、ナルホド、と思いました。
さらに、愚直に勉強することだけを奨励するような”少し優秀だけどそれほどでもない”学校の先生に習うから又同じように生徒も勉強してしまう・・・という、いささか過激な反感を買いそうな話も興味深く読みました。
自分の受験の時はそこまで考える余裕がありませんでしたが、確かに「勉強方法」というものはあるな、と最近思います。
和田秀樹氏の考え方 (PCU広報)
2006-12-12 12:49:56
和田氏の受験に対しての考え方として首尾一貫していえることはいかに効率の良い学習をするかということだと思います。(↑buchyさんの言われるとおり)
私もうなづく部分がとてもありました。
灘中の中高一貫システムの優れた点
中高一貫の特例措置
http://www.mext.go.jp/b_menu/public/2004/04021201/001.htm
を上手く利用し
私立学校特有の自由な手法なども参考になりました。
ただ、VIVAさんのいうとおり和田氏の考え方は、刺激的ながら向き不向きをあるようで世論も賛否両論分かれているようです。
向いている部分だけいいとこどりするのが望ましいでしょうね。
buckyさん (VIVA)
2006-12-12 15:35:02
そうなんですよ。中には恐ろしく効率の悪い勉強を勧める先生もいます。たとえば、英語の教科書の本文をノートに写すのは中学からやっているんですが、高校で相当難しくなってからも、授業前の宿題とか言って、まるっきり意味も読み方も分からないまま、何時間も書けてただ写すとか…。他にもいっぱいあります。

つまり、生徒のほうは、勉強の意味や目的をわからないまま、ある方法に飛びついてはいけないし、先生の方は、それを説明しないまま良い勉強方法だと言ってもだめなんですね。

勉強には『工夫』が絶対に必要ですが、何のための工夫か、しっかり考えてないとダメですね。

それともう一点、万人に適切という参考書はないということと、勉強方法というのは常に『時間の使い方』に関わってきて、結局は単純に参考書を変えるというような問題ではなく、時間、つまり生活全体に関わって来るんだという意識が必要です。理想的な学習方法は少しずつまねながら、自分で作り出していく覚悟がないとダメです。
pcu広報さん (VIVA)
2006-12-12 15:44:52
まさに、おっしゃるとおりです。セールスと一緒で、相手に不安を抱かしてはいけないという面が、学習指導にもありますから、絶対に大丈夫だ!と言い切ってやることは子どもに必要な場面もありますね。

自信を持たせるというか。あえて断定してあげるのですね。ただ、目の前に生徒がいれば良いのですが、こうした受験関連の本の中ですと、本当にその通りに信じてしまうというか…。

和田氏の意見自体は非常に率直な疑問に答えていたり、基本的には正直に意見を述べられて好きなのですが、そのあたりの配慮に欠けていると感じてしまうんです。

勉強に対する考え方や受検の取り組み方は大いに参考になりますが、具体的にある勉強方法がその読者にできるかどうかは、また別の話だという感じでしょうか。

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『受験に強い子をつくる!わが子を「勝ち組」にするための必勝受験術』和田秀樹 (須磨寺ものがたり)
なんとも、長いタイトルの本ですが、須磨智慧の道として受験生の方にお知らせしようと思い、ブログすることにしました。