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2006年父母が選ぶ 【教育界10大ニュース】 教育問題他

2006年12月15日 | コラム・備忘録




■□■ 2006年父母が選ぶ教育界10大ニュース ■□■
**************************************************

 

当教室では、毎年12月、お子さんを通わせていただいているご父母の皆さんに、この一年にあった教育関連のニュースの中で、もっとも関心の高いものを選んでいただくアンケートをお願いしております。

それをメルマガでお知らせしているのですが、今年はこんな結果になりました。解説と総括を私がしましたので、それを記事にしました。


●●●●●●●●●



■第10位■

【4年制私立大学の定員割れが全体の4割超】


少子化により定員に満たない大学が過去最多の222校です。各大学必死で特色をアピールしています。亜細亜大学では一芸入試があるためか、ジャニーズ系を含め、芸能人がとても多いですね。松たか子赤坂晃石田ひかり小原裕貴加藤あいベッキー斉藤祥太 など、まだまだいます。

四国学院大学では日本版アファーマティブアクションとして、被差別部落出身者、在日韓国・朝鮮人、アイヌ、沖縄および奄美諸島出身者、身体障害者、キリスト者などを対象に別枠の入試を設けています。他にもご紹介したい事例はたくさんあります。大学選びは慎重に。


■第9位■
 

【早寝・早起き・朝ごはん運動の開始】

ついにここまでやるかというニュースです。子どもの生活習慣を正すのは、本来家庭の役割ですね。『食育』という言葉もあっという間に定着しましたし、それ自体は大変良いこと、大切なことですが、何よりもまず、親の生活習慣から見直さないとどうにもなりません。

 
■第8位■

【公立学校の教員給与の見直しへ文科省が着手】

ここ数年、教員に対する風当たりは強まる一方です。確かに不祥事が多すぎますね。給与、年金他、さまざまな保障が民間と比べて厚すぎるという声も大きくなってきましたが、本当に給与にまで手を付けられるでしょうか。


 ■第7位■

【教育基本法改正法案、反発強まる】

安倍内閣の目玉とされる教育基本法改正ですが、賛否両論です。政治色の濃い問題で、議論がわかりにくいですね。基本法改正は、ここ数年、ランキングの選択肢に入っておりましたが、今年が初のランク入りです。教育基本法はわずかA4で1枚ほどです。ぜひお読み下さい。逢坂先生が4年ほど前のコラムで、問題は10条だと指摘されました。

→ http://tokkun.net/merumaga0301.htm  (逢坂先生のコラム2003年1月) 
→ http://tokkun.net/kihon.htm  (教育基本法)



■第6位■

【教員免許の更新制を検討。当初10年の期間も短縮か】

ここでも問題教員に対する、ご父母の強い問題意識を感じます。教員の資質向上が急務だとはいえますが、具体的方策は実現が難しく、免許更新が10年では長すぎると伊吹文科相は発言しました。

それだけでなく、講習会や研修の受講だけで更新できてしまうのであれば、効果も疑わしいですね。校長の人事裁量権を強化するなどして、引き受け手の無い教員を再教育、解雇するというような制度の方がずっと現実的だと思います。



■■ 第5位 ■■

【国は少子化対策も、子どもの数が25年連続減少】

これはもう教育分野を越えた社会問題です。児童手当てを少し増やすくらいでは、解決できないでしょう。女性が働きながらも安心して子育てできる環境をという考えは、言うは易く、行うは難しです。年金の問題や労働力不足の問題、ジェンダーなど、あらゆる角度から議論されます。

教育界に関して申し上げれば、少子化で、塾は自然に淘汰が進みますが、学校や教員のリストラクチャリング、理想の将来像が、具体的に議論されるべきだと思います。もっと学校間に競争をさせるのか、また国立大学が定員を大幅に減らして学力水準を保つのかなど、予算を含め議題はたくさんあります。


 
■■ 第4位 ■■

 【タウンミーティングでやらせ質問発覚】

教育基本法改正に賛成の人でさえ、この事件を聞けば考え直すのではないでしょうか。基本法改正より文科省の解体が先だと。さらに法務省や国土交通省でもやらせが発覚しており、日本の行政すべてに不信の念を抱かせます。発言を依頼し謝礼を払っただけでなく、経費の水増しまでしていたというひどい内容です。

国民の声を聞いて政策に活かすなどというのは表向き、裏で買収した上でのやらせ質問劇で、自分たちの政策を押し付けるという構図です。 国民をだましているだけでなく、税金を横領しているのに等しい行為だと思うのですが、こういう場合はなぜ誰も解雇や逮捕されないんでしょう。お金持ちである首相や閣僚などの政治家が給与を返金して片付ける問題ではないでしょう。

省や党ぐるみでやっているというのなら、根本的に国民をなめていますね。

 


■■■ 第3位 ■■■

【センター試験リスニング導入元年。トラブル続出】

今年のセンター試験から導入されたリスニングテスト。プレーヤーの不具合は約50万人の受験生の中で、460人程度と0.1%未満です。つまり99.9%以上は問題がなく、大きな混乱や影響はなかったのですが、ご父母の関心が非常に高く、3位にランクインです。やはりご自分のお子さんが試験を控えているという、当事者ならではの不安がアンケート結果に現われた形です。

 

 
■■■ 第2位 ■■■

 【未履修問題が発覚。全国663校。受験直前期に補習】

これは先月のコラムで私が取り上げました。残念ながらその後もまったく解決策は示されず、発覚した高校の不公平感は解消されません。いまだに履修漏れがあるにもかかわらず、私立校に対して都道府県は何もできません。

 伊藤先生にもお願いし、東京都の私立校を監督する私学行政課に詳しく取材しましたが、彼らは私立校に対して立ち入り調査権限もなく手が出せず、すべてを信用するしかないのだそうです。そんなバカな話があるでしょうか。 一方立ち入り調査を受けた公立高校や、自主申告した私立学校がバカを見るという、とんでもない不公正入試が行われてしまいます。

どこから手を付けたらよいのかわからないほど、大きな問題だということなのか、文部科学省に解決する気がないのか…。出るのはため息ばかりです。

→ 先月号のコラム 

→ 伊藤先生のブログ



■■■■■ 第1位 ■■■■■

 【相次ぐいじめによる自殺。報道のあり方にも問題が】

やはりいじめはなくなっていなかった。文科省発表のいじめによる自殺はここ数年ゼロでしたが、自殺した生徒の遺書や、遺族の働きかけによって、それが真っ赤なうそだと明らかになりました。自殺予告の手紙も連日大きく報道されましたし、実際に残念な自殺の連鎖も起こってしまいました。

そして、自殺そのものも大変痛ましいのですが、その度に繰り返される、いじめを認めたがらない学校関係者の記者会見を見て、絶望したご父母や教育関係者も多いのではないでしょうか。


 

●●●■■■ 2006年度教育ニュース総括 ■■■●●●

 
今年のランキングを見ますと、どれもこれも学校やあるいは教育委員会単独ではどうしようもない大きな問題が並んでいます。

お気付きでしょうか、昨年上位にランクされた、フリーター、ニートや校内暴力の問題、一昨年その前と、アンケートの上位を独占した、ゆとり教育、学力低下問題のほとんどが今年は姿を消しております。

それらは片付いたのでしょうか。いやどれひとつ解決されていない、どころか、注目されなくなった分、むしろ悪化しているとさえいえます。未履修の問題などは、ゆとり教育などの問題が伏線になって、さらに大きな問題として顕在化してきたと見ることが妥当でしょう。

つまり、指導要領にしろ、ゆとり教育にしろ、その場しのぎの答弁や政策を実施してきた、この無責任体制がある限り、いつまでたってもこうやって生徒やまじめな現場の教員や学校に“ツケ”がまわされるということです。


そんな中でも、ここ数年ずっと上位にランクインし続けている、従って、毎年父母が問題視しているのが、教員の質の問題です。日程的に今回アンケートには間に合いませんでしたが、ひどい事件が年末にありました。


都内の小学校教諭が、交通事故死した子供6人の写真をホームページに無断で掲載し、卑猥なコメントを書き込み、自分は 「3度の飯より子ども死体」 と名乗っていたというではありませんか。寒気がします。

その教員の存在以上に問題なのは、そういう教員を、それ以前にも警察に書類送検されているにもかかわらず、クビにもせず、チェックもせず平然と授業を続けさせていた学校のシステム、あるいはその校長の感覚です。


ご遺族の勇気ある告発で今回報道されたのですが、そうでなければ、この学校、この校長は授業を続けさせていたでしょう。

九州の、いじめに加担していた教員も、生徒が自殺したからこそ、大きく報道され、我々がこうして問題にし始めますが、仮に生徒の自殺が無ければどうだったでしょうか。

想像することさえ嫌悪感を覚えます。実際にはまだまだ問題教員がたくさんいるのではないかという恐怖感です。

こういった不安や問題の解決を先送りしていては、さらに大きな問題となってくるというのが、私の感想です。もはや、官僚や教員の自浄能力を待つより、文部科学大臣の指示で、少なくとも問題教員排除のシステムをすぐに作ること、生徒を萎縮させている絶対評価をすぐに廃止することを期待したいと思います。

 

◎お忙しいにもかかわらず、アンケートにご協力いただきましたご父母の皆さま、深くお礼申し上げます。来年こそ良いニュースが並びますように。

 

 

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6 コメント

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只今昼休みです (bucky)
2006-12-15 13:25:23
毎日TOPにコメントしちゃっていいのかな?(昨日もつまらないこと言って後が続かなかったら・・・ナンテ、無用な心配でした。)
教育基本法の改正もついにここまで・・・来てしまいましたね。

今年の関心事が何であるか、はもちろんですが、「昨年一昨年の問題が解決されないまま」という事。もはや国や行政に期待するな、という事でしょうか。
ますます教育格差が広がりそう。
こんにちは (VIVA)
2006-12-15 15:09:46
ええ、どうぞど~ぞ。日直のように毎朝お願いします<m(__)m>(笑)。

国や行政が何かしない限り、悪化してしまうのではないかと思うのです。小泉さんは教育には無関心だったんですね、きっと。文部科学大臣はころころ代わりましたから。そのスキと言ってはなんですが、官僚たちはろくなことをしていないことがわかりました。

ゆとり反対の中山さんが一番積極的でしっかりしていたのに、次の小坂さんはゆとり賛成派ですから、確かに官僚もやりようがない…。

何もしなければ、格差はメチャクチャ広がると思いますよ。というか、すでに修復が難しいほど広がっています。通塾できるご家庭はまだ良いのですが…。
Unknown (kazu4502)
2006-12-16 07:44:05
vivaさんおはようございます、先般私用で北海道に行って来ました、ブログを始めて初めて休みを取りましたが怖いものです、あっという間に25位ランクダウンです、政治ブログは本当に競争が激しいです。
昨日、教育基本法改正法案が参議院で可決されました、少し不満はありましたがこんなものでしょう、やはり伊吹文科大臣の功績は大きいです、期待通りでしたが少しやさしすぎるかも知れません、しかし政治は妥協の産物ですから仕方がないのかも知れませんね、そして防衛省法案も可決です、面白いものです、民主党は院内で取っ組み合いのけんかがあったそうですよ(秘密)、政権取りのためにはシビリアンコントロールの問題など否定できませんから左翼系はジレンマに陥ったと思います(爆笑)しかし例の日教組の神本美恵子は体調が悪く(嘘)欠席したそうです、民主党の賛成決議事項にですよ、今日は徹底して批判をしたいと思います、それと棄権したのは下田敦子、山下八洲夫の2氏。欠席した犬塚直史、神本美恵子、白真勲、藤末健三、松岡徹の5氏は、体調不良を理由にしている。
神本美恵子は14日に特別委員会で安倍氏に失礼な質問をしているんですよ、ふざけやがって本当に頭にきます。
すみません、書きすぎです。
今後ともよろしくお願いいたします。
kazuさん (VIVA)
2006-12-16 14:14:35
こんにちは、北海道でしたか?いやランキングが…と思っておりましたが、本当に厳しいですね。山本君には勝って下さいね。

伊吹文相は確かにそつなくやっていると思います。おっしゃるように、もっと厳しくやってもらいたいのは教員組合と渡り合って、問題教員排除のシステムを作ることです。

それにしてもタウンミーティングの実態はひどいもんでしたね。確かに官僚に乗らないと何も仕事はできないんでしょうが、でも乗ってしまうと、ろくな仕事ができない!? 困ったシステムです。

官僚支配の政治を終わらせるためには、政権交代しかないと思うのですが、受け皿が民主党じゃあ、それこそ、中がバラバラで、文相に組合出身者が来そうでそれもできない。あとの政党もねぇ~、と暗い気分です。
今年の総括ですね (yumamiti)
2006-12-16 20:20:09
VIVAさん、今年の総括拝見させていただきました。
そして、20万 HIT! おめでとうございます。
気合の入った冬期講習になりそうですね。

伊藤先生のところにもお邪魔しましたし、
個人特訓教室の講師陣の方々も全て拝見させていただきました。
読んでいるうちに、私も勉強したくなりました。
講師の方々のお声もいいですね。

来年も、宜しくお願い致します。
ねえさん (VIVA)
2006-12-16 20:49:53
うお~、ねえさん、そこまでされましたか!?恥ずかしい。(*^_^*)

ハッカーですね(笑)。うそうそ。

いや、本当にありがたいことです。<m(__)m>

ええ、いよいよですから、がんばりますよ!

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